
保護中: 【第2回】こう訳すか、ああ訳すか、それが問題だ「訳文を「等価」の観点から見直す(1)」
前回、翻訳家が目指すべき2つの指針として正確さと読みやすさを挙げました。たいていの場合は、それで理想的な翻訳に近づけるといっていいでしょう。しかし例外があります。それは原文と訳文が「等価」になっていない場合です。「たしかに正確に訳してあるし、読みやすいけれど、原著者が意図することとは違ったニュアンスが読者に伝わってしまう」というケースです。
そこで、どうすれば「等価」の訳ができるのかについ...