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保護中: 【第37回】翻訳家ありのまま「30分以内に弁護士をぎゃふんと言わせてやった」

G出版からの依頼で翻訳を仕上げたのに勝手に出版を中止にされ、調停も不調にされたので訴状を出したわけだが、驚くことに「出版契約は成立していなかった」という答弁書が返ってきた。え、初版印税も払っているのに「出版契約は成立していなかった」って、そんな主張が通るとでも思っているの? 契約は諾成契約と要物契約に分けられる。口約束だけで成立するものを諾成契約といい、物の引き渡しが必要なのが要物契約だ。...

保護中: 【第8回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「オバマ政権時代の日米同盟:遅きに失したアジアへの回帰」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 今回は、バラク・オバマ大統領と短命に終わった日本の民主党政権の各首相、そし...

【第3回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから ”State’s largest employer”

アメリカ大統領選挙は4年に一回おこなわれます。実施年はオリンピックと同じ。放送通訳者にとって、その年の夏は五輪関連のニュースが増え、秋になると大統領選たけなわということになります。 しかし、大統領選挙は投票日のある11月「だけ」ではありません。実はその数年前から戦いは始まっているのです。2020年の「トランプ対バイデン」の時も、ずいぶん前から「指名候補、予備選挙、選挙人団、党員集会」といっ...

保護中: 【第10回】シリコンバレー徒然通訳テクノロジーだより「Zoom RSI 応用編」

皆さんお元気でいらっしゃいますでしょうか。先日運転中に聴いていたラジオから、年配のカウンセラーと若者が話しているトーク番組が流れてきました。その若者が「マジでヨロだ」「結局ヨロだし好きなことをしなくちゃ」などと数回「ヨロ」と言ったところで、カウンセラーが「君がさっきから言ってる『ヨロ』って何のことだい?」と質問しました。私も疑問に思っていたのですが、その答えは “You only live on...

保護中: 【第20回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

三度(みたび)成田を訪れて 2022年秋コロナ禍のなか、通訳仲間に促されて又も成田を訪れた。1968年激突の三里塚から数えて、成田空港の裏玄関を訪れたのは三度目、出迎えてくれたのは三年前と同じ中研の卒業生Aさんである。 京成成田駅前通りはコロナ禍の影響をもろに受けて、2019年春の二度目の時に比べ、美しかった街頭の花々も色褪せ、近くのホテルも門を閉じていた。Aさんによれば、前ほど騒音...

保護中: 【第13回】あの通訳研究って、実際どうなの?「言語権(Linguistic Rights)と通訳」

【会員限定コンテンツ】 初夏のような陽気となり、日差しもまぶしい季節となりました。コロナ禍の制限も徐々になくなり、マスク無しで外出も可能となってきました。人出も一気に増えて、コロナ禍前の生活が戻ってきているようです。  それと共に、、外国人観光客も一気に増えてきました。街中でさまざまな外国語が聞こえてくるようになり、再び、ヒト・モノ・カネ・情報が動くようになったということでしょう。外...

保護中: 【第36回】翻訳家ありのまま「これが有名カリスマ社長の本性か」

表紙から自分の名前を外されて出された場合、その慰謝料はいくらが妥当なのか。あなただったら慰謝料をいくらもらったら許せるだろうか。20万? 50万? 100万? それともお金をもらっただけでは許せないだろうか。 F舎側と私の間で慰謝料(F舎側は“解決金”という言葉を使っていたが)の額を詰めている最中だというのに、弁護士はF舎に「表紙を直したものだけを外部に出す」と約束させた成功報酬として10...

保護中: 【第7回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『エンパイア・オブ・ライト』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第7回の作品は『アメリカン・ビューティー』や『1917 命をかけ...

【第14回】通訳なんでも質問箱「フリーランスへの転向タイミング」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q.アザラシと申します。現在企業で正社員として社内通訳をしております。一方、いつ頃フリーランスへ転向すべきか悩んでおります。社内通訳者か...

【第2回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「ピカピカの1年生、新学期スタート」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は、3月2日からスタートした新学期についてのレポートです。 韓国の新学期は「受講申請」という関門から始まる 日本の大学の「履修登録」にあたるものを、韓国では「受講申請」と呼びます。文字どおり受講したい授業を自ら選択して申請...

保護中: 【第19回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

コップのなかの嵐-中研の内なる“文革” 文革が始まって、中国から来日する代表団も少なくなり、デモからひと月たった四月から中研で中国語の教師をすることになった。 中研は、戦後間もない1946年に設立された中国研究所(平野義太郎初代所長)によって1966年に開校された。奇しくも中国の文化大革命が始まった年と重なる。いわば今後の日中関係の発展にともない、必要とされる中国語人材を養成するため...

【第12回】 手話通訳士への道「 中間まとめ 」

連載が始まり何とか1年を迎えることができました。過去の原稿を読み返し、乱暴だな。誤字脱字など目に付くな。と反省しつつ原稿書きしていた時の様子を思い起こしたり良い時間を過ごしました。今回は、連載を振り返り、中間のまとめをしておきたいと思います。 未熟な通訳  ここでは、私の通訳レベルの前期を紹介します。「オギャー」と生まれた大方の赤ちゃんは、1年経つと、立ち上がり、歩くようにな...

【第2回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから ”So steeped in history.”

訳語についてあれこれ考えるという行為。これは何も通訳ブースの中だけとは限りません。私の場合、日常生活で見聞きする英語すべてが「通訳対象」となっています。あれこれ訳語を即座に考えること。そうした瞬発力を自分に課すのはスリリングでもあるのです。 ただ、放送通訳の場合、対象はニュースです。よって、いつもそうした「ゲーム感覚」で対処できるわけでもありません。ニュースの大半は事故や事件、人々の苦しみ...

保護中: 【第35回】翻訳家ありのまま「裁判所で決めた和解条項まで破るのかよ!」

自分の訳者名を表紙から外されて出された怒りは忘れ去ろうとしても忘れられるものではない。なにせこれは立派な犯罪なのだ。泣き寝入りしていていいという類いのものではないのだ。しかも話し合いがこじれにこじれたため、わざわざ裁判まで起こしたのだから、ちゃんと表紙を直してくれたか確認させてもらうぞ! (よし、秘書代行サービスに頼んでF舎のホームページから本を一冊注文してもらおう。そうすれば表紙を直した...

保護中: 【第12回】チャーリーの金融英語「生成AI(Generative AI)」(1/3)

新興企業オープンAI(OpenAI)が「チャットGPT」(ChatGPT)を発表したのが昨年11月30日。以来わずか4カ月しかたっていないのだが、今や各種新聞、雑誌等のメディアにこの言葉を見ない日がないほど。 「チャットGPT」とは「オープンAIによって開発され、提供されている生成(generative)人工知能(AI)モデル」のことで、事前学習に基づいて入力データへの回答を自ら検索・生成...

保護中: 【第7回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「ブッシュ政権時代の日米同盟:黄金期から脅威認識の齟齬へ」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第6回となる今回からは、2000年代以降の米国の各政権の日米同盟・日米関係...

保護中: 【第18回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

結婚 一人暮らしも夜間にゴキブリ包囲網に悩まされるなど、期待したほど楽ではなかった。侘しさがもたらす人恋しさもあって、1961年10月、わたしは本屋の上司であるかれと結婚した。当時はまだ共稼ぎは珍しく、かれは新しい中国に目覚め中国語を志したものの、「男子たるもの女房一人も食わせられないのはみっともない」と考えていたのかどうか、わたしはかれの勧めで結婚するふた月ほど前に書店を辞めた。 ...

【第1回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから ”There’s always a little bit of a sour note in every chord.”

今から遥か昔、学生時代の私はジャーナリストの千葉敦子さんの本を読んで大いに感化され、「報道の仕事をしたい!」と思っていました。ただ、人生、そう計画通りには進まないもの。私自身、紆余曲折を経て放送通訳の世界に入ったのでした。 で、この放送通訳、私にとっては実にエキサイティング。何しろ最大の予習法は「新聞・ニュースをチェックすること」のみ。会議通訳であれば事前に資料を頂き、単語リストを作って臨...

【第22回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「海外ニュース、斜め上の楽しみ方」

あっという間に新年度となりましたね。ということは、2023年の残りは4分の3!ちなみに「年度」は英語でfiscal yearですが、私は通訳者デビュー当時、「年」と「年度」を混同していました。他にも「4分の3」(three quarters)などの分数が同時通訳現場で出てくると今でも緊張します。この仕事はとにかく勉強が永遠に続くのだとしみじみ思います。 さて、今回のライフハックスでは、日ご...

保護中: 【第6回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『イニシェリン島の精霊』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第6回の作品は『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督...

保護中: 【第2回】安全保障と防衛の日英通訳「空の防衛 ―対領空侵犯とミサイル防衛」

本連載は、日本の安全保障政策や防衛体制をまとめながら、防衛関連の日英通訳をする上で知るべき用語などを紹介していきます。気球の領空侵犯、弾道ミサイルの発射など、空の安全保障にかかわるニュースが相次いでいます。今回は、領空侵犯やミサイルへの対応など、空の防衛に関する理解を深めながら、耳にすることの多い主要な防衛装備について触れていきます。 領空侵犯への対応 日本の防衛力の役割のひとつに「...

保護中: 【第34回】翻訳家ありのまま「表紙、本当に直してくれたんかい」

悪夢を見た。思いっきり腹が立つ悪夢で、あまりにも腹が立ったため、その怒りでハッと目が覚めた。恐怖で目が覚めたことは過去に何回が経験あったが、怒りで目が覚めたのは人生初だ。 いったいどんな悪夢なのかといえば、私の著書として出るはずだった本が、出版当日に私の名前が表紙に載っていないことが判明するという悪夢である。表紙には誰の名前も載っていない。えっ、これって何なの? と思いながら裏表紙を開くと...

【第11回】 手話通訳士への道「未熟な社会と未熟な私 Vol .2」

 前回は、適性試験の場での未熟な手話言語通訳者の川根を紹介しました。 今回も未熟な川根の紹介です。未熟な私の気づきの再確認といってもいいかもしれません。 前回、今回で、私の優れた通訳(?!)だけでは解決できないことがあり、解決のためには、みんなで、ろう者が困らない環境を作るために必要なことは何かを考え、共同して取り組む必要性について理解していただければ、目的達成です。 第4回で...

保護中: 【第17回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

夢は歌って踊って日中友好すること 踊りや歌に浮かれている時もあった。 「お店にあなたによく似た方がおられましたね。お兄さん?それともご親戚ですか?…」、訊かれたとたんにわたしはもう顔がポーっと熱くなった。 問いかけたのは、アジア舞踊とくにインド舞踊を中心とする榊原舞踊団を率いる榊原氏。わざわざ書店に訪ねてこられ、たまたまかれと顔を合わせたのだった。 わたしはその後数か月間...

保護中: 【第33回】翻訳家ありのまま「訳書のタイトル、誰が決めると思いますか」

訳書のタイトルって、いったい誰が決めると思いますか。訳者? それとも出版社? それとも訳者と出版社が相談し合った上で? で、最終決定権はどちらにあると思いますか? この点に関して私は次のように解釈している(あくまで私の解釈である)。すなわち「最終決定権は出版社にあり、ゆえに通常は出版社が一方的に決めるが、出版前に訳者に伝えることは伝える」。 最終決定権が訳者ではなく出版社にあると私が...

保護中: 【第6回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の再定義:冷戦後の秩序の模索」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第6回となる今回は、冷戦が終焉し、ソ連が消失・弱体化する中で、日米同盟がど...

保護中: 【第16回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第三章  中国再訪、青春の想い出 武漢広州日本商品展覧会 帰国して四年余り経った1957年の暮れ、再び中国を訪れる機会に恵まれた。北京と上海で開かれた日本商品展覧会に続き広州と武漢でも展覧会が開催されることになり、その準備段階から展覧会終了まで半年以上に及ぶ中国滞在の予定である。展覧会事務局で出品物リストの作成などのアルバイトをして数か月、訪中の朗報にわたしの心は躍った。 幼...

保護中: 【第43回】放送通訳の世界「交代のタイミング」

 【会員限定コンテンツ】 「通訳者が一度に集中できる時間は何分?」 このような問いを私は通訳講座の冒頭で投げかけることがあります。返ってくる答えは実に様々。「3分」「5分」から「30分」「60分」など、幅広いものでした。 では具体的にどうでしょうか?確かに「3分」なら、どれほど難解な内容でも、とりあえず3分頑張って訳せば交代してもらえます。が、3分経てばまた自分の番が回ってく...