【JIF2024】毛利雅子「日本における英語司法通訳の現状と今後の課題」

毛利雅子

名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。民間企業、政府機関勤務などを経て通訳の道に。会議通訳者、司法通訳者として活動する傍ら、日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程を修了し博士号取得。関西外国語大学、豊橋技術科学大学を経て現職。通訳研究、異文化コミュニケーション研究を行っている。著書に『法廷通訳翻訳における言語等価性維持の可能性―現場から問う司法通訳翻訳人の役割と立場』(単著)、『トランスレーション・スタディーズ』(共著)など、またその他論文執筆や学会発表を数多く行っている。

日本における英語司法通訳の現状と今後の課題

2021年の日本通訳フォーラムで、日本における司法通訳についてお話ししてから早や3年となります。その折には、司法通訳についての特徴やある種の特殊性についてお話しいたしました。それを踏まえ、今回は法廷を中心とした司法通訳全般について、何がどのように変わったのか、また何が変わらないままなのかといった視点から、日本における司法通訳、殊に英語通訳が置かれている現状、そして今後の課題について、海外の現状、特にアメリカでの司法通訳との比較研究も含めてお話ししたいと思います。

日本通訳フォーラム2024