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【第4回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「目指す方向と立ち位置を定める」

今回のテーマは、「目指す方向と立ち位置を定める」です。 これまで3回にわたって、インドネシア語の通訳という仕事が置かれた状況を概観してきました。 ここからは、「では、その中で自分はどうするか」という話に入っていきます。 前回予告したトピックのうち、リクエストの多かった「何を強みにし、市場のどの層のニーズに応えていくか」について、同じく多かった「スペシャリストか、ジェネラリストか」を切...

保護中: 【第8回】放送通訳の世界「句動詞、あゝ句動詞」

【会員限定コンテンツ】 同時通訳の勉強を始めたころ、先生に言われたことがあります。「知らない単語は聞き取れない、聞き取れない単語は訳せない」です。そもそも勉強不足でその語彙を知っていなければ、聞き取ることも難しくなります。リスニングが不十分であれば訳すことはできないのです。 放送通訳現場は基本的に一人での作業です。私はCNNとCBS Evening Newsを担当していますが、30分間...

【報告記事】日本通訳フォーラム2018

日本会議通訳者協会(JACI)が毎年開催している、通訳に関する日本最大のイベント「日本通訳フォーラム」。2018年は8月25日(土)に東京・三軒茶屋の昭和女子大学で開催された。現役の通訳者から通訳者志望者、業界関係者など、多くの方が集まった当イベントの中から基調講演を含む、いくつかのセッションをレポートする。 詳細なレポートはこちらから

保護中: 【第14回】製薬業界の通訳「医療機器の通訳」

【会員限定コンテンツ】 医療機器(medical device)は医薬品と比べるとスポットライトが当たることは少ないですが、血圧計、体温計、コンタクトレンズなど、身近にあって欠かせないものばかり。第14回はこの「医療機器」を取り上げたいと思います。 「医療機器」は日本では法律で次のように定義されています: 「医療機器」とは「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用される...

保護中: 【第9回】欧州通勉事情「B言語への同時通訳」

【会員限定コンテンツ】 お題「B言語への同時通訳」 今回は坂井と平松が半分ずつ、同じテーマに沿ってそれぞれ全く何の打ち合わせもなく好き勝手な所感を書いてみます。お題は「B言語への同時通訳」ですので、私たちの場合は英語への同通ということになります。英語への同通については先月の「リレー通訳」の記事にも書きましたが、今回は日頃私たちがB言語に対して感じている率直な意見を書いてみようかなと思っておりま...

【第14回】通訳者・翻訳者の子育て「国産通訳者の英語育児(前編)」

(執筆:通訳者 中井 智恵美) 蒸し暑い日本の夏とはまるで違うカラっと晴れた8月下旬のある朝、私は祈るような気持ちで、子ども達が四角いコンクリートの校舎に吸い込まれていくのを見守っていました。その日は、二人の娘達が初めてアメリカの公立小学校に通う日だったのです。 2012年6月、夫の仕事で私達家族4人は、アメリカ・テキサス州のエルパソという土地に移り住み、3年間を過ごしました。 ...

保護中: 【第15回】モータースポーツの通訳「実践編(HOW)」

【会員限定コンテンツ】 過去14回にわたって、業界のこと、レースの仕組み、レース開催中のレーシングコースの様子などお伝えしてまいりました。今回は仕事のタイプを以下の3つに分け、それぞれの内容と準備について書きます。 外国人ドライバー付きイベント通訳 レース運営の通訳 チームの通訳 *** 1.外国人ドライバー付きイベント通訳 モータースポーツ関連の通訳業務...

保護中: 【第7回】放送通訳の世界「世界ニュースから日本を見ると」

【会員限定コンテンツ】 「通訳」にも様々な分野があります。国際会議、商談、通訳ガイド、法廷、コミュニティ通訳などです。中でも放送通訳の場合、事前の準備原稿はなく、キャスターの英語スピードも世界最速と言われます。また、私が携わる局では一人でブースに入ります。パートナー通訳者のサポートもありません。そう考えると、緊張感の非常に高い職種と言えるでしょう。「ストレスがたまりませんか?」と尋ねられます...

【第3回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「市場性を見極める」

今回のテーマは「市場性を見極める」です。予告で触れた料金設定や採算性の部分にリクエストが集中したので、多めの字数を割きました。結果としてタイトルと中身が多少ずれた感もありますが、ご容赦を。 ■三つの固定観念 インドネシア語通訳の料金設定や採算性について考える際、主に次の三つの固定観念が邪魔をしているように思います。 (1) 「相場は意識すべきだ」 インドネシア語通訳の場合、市場自体がま...

保護中: 【第13回】製薬業界の通訳「査察・監査の通訳」

【会員限定コンテンツ】 以前にも書きましたが、製薬業界ではGCP(Good Clinical Practice【臨床】)、GMP(Good Manufacturing Practice【製造】)、GLP(Good Laboratory Practice【非臨床】)、GVP(Good Vigilance Practice【PV】)、GQP(Good Quality Practice【品質】)、...

【第13回】通訳者・翻訳者の子育て「毎年4カ月は福島の学校へ」

(執筆:翻訳・通訳者クレアリー寛子) 私は現在、米国ミシガン州で翻訳業をしながら、ひとり息子の子育てをしています。今年で12歳になる彼は、米国で公立学校に通っていますが、毎年約4カ月間は私の故郷である福島県の公立学校にも通っています。我が家で取り組んでいるクロス・カルチュラルな子育てについて書いてみたいと思います。 日本で生まれ、4歳で米国へ 息子は静岡に生まれ、1歳の頃に東京へ引っ越し...

保護中: 【第4回】通訳会社コーディネーターの本音

【会員限定コンテンツ】 通訳者は仕事を手配する側、つまりコーディネーターや通訳会社の考え方や評価軸を理解しているのだろうか?そこにギャップはないのだろうか?今回お話をお伺いしたのは、現役コーディネーターの内田ジェシカ(20代、仮名)さん。不定期連載です。 コーディネーター歴も長くバイリンガルで社内の人望も厚い彼女。現役通訳者が現役コーディネーターに聞きたいあれこれを聞いてきました。前回...

保護中: 【第3回】通訳会社コーディネーターの本音

【会員限定コンテンツ】 通訳者は仕事を手配する側、つまりコーディネーターや通訳会社の考え方や評価軸を理解しているのだろうか?そこにギャップはないのだろうか?今回お話をお伺いしたのは、現役コーディネーターの内田ジェシカ(20代、仮名)さん。不定期連載です。 コーディネーター歴も長くバイリンガルで社内の人望も厚い彼女。現役通訳者が現役コーディネーターに聞きたいあれこれを聞いてきました。 ...

【第4回】通訳翻訳研究の世界~翻訳研究編~順送り訳と情報構造

順送り訳とは この連載では通訳と翻訳に関する研究を紹介していますが、今回は通訳と翻訳の両方に関係する〈順送り訳〉について考えます。まず、下の英文を訳すことを考えてみましょう。 I came to Paris to escape American provincial. 文脈的要素を排除して訳すと、to escape 以下が不定詞の目的用法となり「アメリカの田舎から逃げるために、パリに...

保護中: 【第8回】欧州通勉事情「ハイジャック事件:それはケニアのナイロビで発生した」

【会員限定コンテンツ】 皆様、世界中で凄まじい暑さが続いておりますね。ここロンドンでも今年は日中の気温が30度を楽に超す日々が続き、珍しく熱帯夜などというものも発生しています。イギリスの一般家庭にはクーラーなどもちろん据え付けてありませんので、夜暑くて寝られなくても窓を開けるか扇風機を使うしか対処法がありません。ただし、こちらにはあまり蚊がいないので、網戸のない窓(網戸そのものがイギリスには...

保護中: 【第12回】製薬業界の通訳「薬事の通訳」

【会員限定コンテンツ】 製薬会社による新薬開発(drug development)は当局(regulatory authority, competent authority)が定める規制(regulation)によってコントロールされています。その当局と製薬会社との橋渡しをするのが、どの製薬会社にもある薬事(regulatory affairs)の部署。第12回はその「薬事」を取り上げたいと...

【第3回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「時短家事」

同時通訳をしているとき訳語に詰まると非常に焦ります。たとえ数秒間でもとてつもなく長く黙っているように思えるのです。あとで自分のパフォーマンスを聞き直してみると、黙っていたのはせいぜい2秒ぐらいで、聴衆としてはさほど気になりません。けれども本番中の沈黙はコワイのですよね。一方、日常生活での時間の感覚はまた異なります。「気がつけばネットサーフィン」で数十分も費やしてしまうのです。時間というのは主観的な...

【第2回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「需給の現状と展望を知る」

今回のテーマは、「需給の現状と展望を知る」です。 まずインドネシア語の通訳全体で見ると、 ・需要は急速に高まっているのに、 ・サービスを提供する側(通訳者)の数や質が追いつかず、 ・無理押ししたツケがあちこちで出始めている という状況にあります。 これを放ったまま「今後有望な分野は?」だの何だのと言ってみても始まりません。まずは供給側の状況改善(数と質の確保)が先決だということ...

保護中: 【第14回】モータースポーツの通訳「予備知識編その4 レースについて」

【会員限定コンテンツ】 レース 「第3回の記事」で書いたように、レースといっても色々な種類があり、ルールや見どころも様々。その全てを網羅することはできませんが、7点ほど基本的な「常識」について書いてておきます。 ① レースの長さ(race length)と順位(classifications) 多種多様なレースがあるなかで、ごく一部の例外を除き共通しているのは「決められた『長さ』を走っ...

【JIF2018】土井拓「成長産業で働く~外資系損害保険会社での通訳~」

土井拓 フリーランス通訳者兼翻訳者。2011年、通訳専門学校在学中より広告代理店にて同時通訳者としてのキャリアを始める。2年間通訳者として従事した後、より業界に関する知識を深めるため営業職へ転身。3年後、新たな業界に挑戦するため外資系損害保険会社に再度通訳者として入社。社内のチーム改革等を進め、ひと段落したところでフリーランスに転身し、外注事業者として同保険会社に勤務。 成長産業で働く...

保護中: 【第7回】聖書に学ぶ英語表現と精神世界「罪人って言われても・・・」

【会員限定コンテンツ】 こんにちは。今回からは「足を洗う」の回でも出てきた「罪」についての訳と背景を見て行きたいと思います。この「罪」という概念は聖書のストーリーの根幹をなしており、かなり大きなトピックになるので、数回に分けてひも解いてみたいと思います。 さて、日本人にとって、「あなたは罪人です。悔い改めなさい。」と言われた時にはどのような考えや想いが頭をよぎるでしょうか。「いや、罪人...

保護中: 【最終回】知っていればこんなに楽しいワイン通訳~科学で香りの不思議を紐解こう~」

【会員限定コンテンツ】 ワインの通訳の連載も今回で最終回の10回目となりました。約1年におよぶ連載におつきあいいただきありがとうございました。ワインの醸造、テイスティング、食べ物と相性(マリアージュ)などに加え、気候変動のワインに与える影響、番外編で日本酒について、などもとりあげてきました。 最終回となる今回は、ワインに関わる仕事をしていて、一番悩みの種である香りについて科学的にとりあ...

【第12回】通訳者・翻訳者の子育て「双子の英語教育」

(執筆:通訳者 平井美樹) 2歳までは英語で話しかけ続けた ママ友によく“子どもに英語をやらせたいのですが”と尋ねられると私は困ってしまう。語学のプロではあるが教えることに関してど素人なのだと痛感しているからだ。以前、友人が主宰している学童で月に1回ボランティアとして英語を教えたときにその難しさにぶち当たった。子どもたちに興味を持ってもらうのは容易ではなく、ちょっと気を抜くとそっぽを向かれる。...

保護中: 【第6回】放送通訳の世界「目・耳・口・手はフル稼働」

【会員限定コンテンツ】 私は放送通訳者になる前、ガイド通訳やビジネス通訳、セミナーの同時通訳などに携わっていました。今も機会があればそうした仕事を請け負います。ただ、ここ数年は指導することも増えたため、割合は少ない状況です。放送通訳は大好きな仕事で、20年以上続けてきました。 通訳デビューをする前の若かりし頃、雑誌で「通訳者の鞄の中身」という特集を読みました。その中で興味深かったのが「...

保護中: 【第11回】製薬業界の通訳「MAの通訳」

【会員限定コンテンツ】 第11回を迎えた「製薬業界の通訳」ですが、今回は製薬会社で上市(launch)前から上市後まで「縁の下の力持ち」的な役割を担う「メディカルアフェアーズ(Medical Affairs;MA)」を取り上げたいと思います。 会社によっては「サイエンティフィックアフェアーズ(Scientific Affairs)」という呼称が使われることもあるMAの部署は、従来、欧米...

【第1回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「インドネシア語通訳を巡る現状(概観)」

はじめに いわゆる「なるには本」をはじめ、通訳志望者に向けた情報は世にあまた出回っています。とはいえ、その多くは「英語の」という(半ば暗黙の)枕ことばが付いたもの。「インドネシア語の」となると、ほぼ見当たらないのが現状です。 仕方なく英語の世界になぞらえて考えようとするわけですが、これがそう簡単にいきません。相通ずる点もあるにせよ、何せ通訳学校の有無に始まって前提となる土台が違います。 ...

保護中: 【第13回】モータースポーツの通訳「予備知識編その3 レーシングコースとタイムテーブル(WHERE & WHEN)ー後編3/3」

【会員限定コンテンツ】 決勝日 さて、予選から一晩明けて、今日はいよいよ決勝日(Race day)です!まだ朝も早いというのに、パドックは関係者やゲストで賑わって、まるでお祭りのよう。浮かれているような、張り詰めているような、独特の興奮と緊張感があたりに充満しています。「オリンピックには魔物がいる」とよく言われますが、決勝日のレーシングコースも、たくさんの人たちの夢や野心、期待、責任感、緊張感...

保護中: 【第6回】欧州通勉事情「平松・坂井対談(於バルセロナの地下鉄)」

【会員限定コンテンツ】 今回はいつもロンドンベースに寄稿頂いている坂井裕美さん、平松里英さんお二人の対談形式でお送りいたします。(以下略称省略) ***************** 坂井:今回は大学院の後半に行われる模擬会議の演習で学んだことについての対談です。EU/UNモヂュールは学生たちが4つのグループの分かれて、トピックの選定から会議の運営まで全て自分たちで行います。 ...

保護中: 【第5回】放送通訳の世界「東日本大震災、その時スタジオは」

【会員限定コンテンツ】 世界の中で大きな出来事が発生すると、そのとき自分がどこで何をしていたかが強烈に記憶されます。私の場合、ダイアナ妃死去、ニューヨークの9・11事件、そして東日本大震災の3つが自分の心の中で一定の位置を占めています。 2011年3月11日の数日前から予兆は感じていました。それまでとは異なる激しい揺れが何度か起きていたからです。これを受けて我が家では、念のため巨大地震...

保護中: 【第6回】聖書に学ぶ英語表現と精神世界「通訳者の立場」

【会員限定コンテンツ】 こんにちは。今回は趣を変え、聖書に出てくる逸話を通して通訳者の立場について考察をしてみたいと思います。ご存知のように、通訳は職業の中でも最も古い職業の一つですが、実は聖書にも通訳者が登場している事を皆さんはご存知でしたでしょうか。ただ、その話を紹介するにはちょっと聖書の時代背景や登場人物を理解している必要があるので、初めにそれらを紹介したいと思います。 聖書のス...