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保護中: 【第14回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「四字熟語は便利(ただし条件付き)」

【会員限定コンテンツ】  同時通訳をしていると、いかに「省エネで訳せるか?」が大事になってきます。何しろ和訳を考えているうちに、ヘッドホンから聞こえる英語はどんどん先を行っているのです。悩んでいる暇はありません。瞬時に考えてそれを口にする。その繰り返しにつきます。よって、回りくどい日本語や、口の動きが上下左右に激しくなるのも私にとっては避けたいところ。短い単語で内容をズバリ表現できる和訳が...

【JIF2024】ロビン・セットン「機械通訳が通訳現場にもたらす影響と期待される役割は何なのか?」

ロビン・セットン 会議通訳者 (1983年-2020年AIIC会員、フリーランスおよび専属通訳者)、研究者、トレーナー、翻訳者、作家。フランスおよびイギリスの二重国籍を有し、主に両言語間、ドイツ語、中国語の通訳者として活動。応用言語学の博士号(1997年)取得。1990年以降、ヨーロッパとアジア(パリ、ジュネーブ、上海、台北)の通訳学校および教育機関にて、トレーナーやコースデザイナ...

【JIF2024】新川諒「通訳者のキャリアを切り拓く『+α』」

新川諒 NBAワシントン・ウィザーズのマーケティング・マネージャー、MLBシンシナティ・レッズでコンサルタント、ラグビーエージェント会社BSMIの日本でのオペレーションズマネージャーを兼務。フリーランスとしてスポーツを中心にライター、通訳、コンサルタントとしても活動。MLB4球団で合計7年にわたり広報・通訳に従事し、2017年WBCでは侍ジャパンに帯同。また、DAZNの日本事業立ち...

保護中: 【第7回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「医療機器承認審査の視点」

【会員限定コンテンツ】 第6回では、製品のリスクと新規性に基づいて申請・審査における取り扱いが変わることを説明しました。第7回では、申請戦略を作ったり、審査されるときの着眼点について掘り下げて説明します。まずは、何を記載するのか見ていきましょう。 承認書には何が書かれているか 承認書(申請書)には、下記の内容を記載します。*1 使用目的(Intended use)、形状構...

【お知らせ】会員の皆様へ

JACIアウトリーチプログラムは、日本会議通訳者協会(JACI)の通訳者が、小中学校や高等学校で通訳の『出前授業』を行うプログラムです。日本会議通訳者協会は、日本全国のみならず世界中で活躍する会議通訳者、大学教授や通訳学習者など約450名の会員が集まる通訳者の非営利団体です。 日頃は、国際会議やビジネスの会議、放送や医療現場、スポーツも含めさまざまなイベントなどで通訳をする私たちですが、次...

【お知らせ】アウトリーチプログラムとは

ご関心お寄せくださりありがとうございます。 本活動は下記の趣旨に沿って実施しています。ご一読いただき、講師として参加してみたいという方は、是非下記メールアドレスへご連絡ください。 ご参加お待ちしております。 【アウトリーチ活動のパンフレット】 活動の趣旨と実施内容をわかりやすくまとめました。リンク先からご覧ください。 https://www.japan-inter...

保護中: 【第6回】フランスとレイシズム「パリ・オリンピック、アヤ・ナカムラ、そして不可視化される人々」

【会員限定コンテンツ】  二月末。今夏にパリ開催を予定されているオリンピック・パラリンピックの開会セレモニーで、大統領エマニュエル・マクロンが、ある有名歌手に開会セレモニーでの歌唱披露を要請した、との「エクスプレス」紙による報道が議論を巻き起こした。 その歌手とはアヤ・ナカムラで、30歳にも満たない若さながら、いまや世界中で最も聴かれているフランス語圏歌手と言われている。去年5月のパ...

保護中: 【第13回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『ナポレオン』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2023年は映画館で180本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第13回の作品はリドリー・スコット監督がフランスの皇帝ナポレオン...

保護中: 【レポート】AnimeJapan 2024

この春に立ち上がる予定のJACI エンタメ・スポーツ通訳部のメンバー、重友亜希子と田中心一郎が一足早くAnimeJapan 2024に参加して情報収集・業界交流を行いました。以下はそのレポートです。 <重友亜希子> ◆3月24日(日) パブリックデイ@東京ビッグサイト  三密という言葉の記憶も遠くなりつつある今春、東京ビッグサイトには3月23日・24日の2日間で13万人...

保護中: 【第13回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「日本の文化用語に訳しちゃった!!」

【会員限定コンテンツ】  同時通訳では一瞬の判断で訳語を選んでいきます。迷う時間はありません。それどころか、少しでも黙ってしまうとそのまま沈黙all the wayになりそうな恐怖にかられます。聞き手のお客様にしてみれば、それほどの空白時間ではないはず。でも同通まっただ中の通訳者のアタマの中はこんな感じ: 「わっ!訳語が出てこない。どーしよー?関連用語でも何でも良いから、早よ、出てこ...

【第23回】手話通訳士への道「手話通訳のやり方」

今回は、手話通訳士・者のあり方・動き方をふまえ、やり方について考えてみたいと思います。私は現場に出向いたとき、通訳を利用する人たちの関係性や話題等から、どのような「やり方(通訳)」が求められているのかを考えます。当然事前にわかっていることもありますが、現場で知る生の情報を生かす2つの決め手を紹介します。一つ目は、次の10の柱からなる「手話通訳に対する期待の内容」です。これは、ろう者の期待ですが、...

保護中: 【第5回】フランスとレイシズム「ある悲惨な小説について」

【会員限定コンテンツ】   パリ五区に位置する観光名所の一つ、パンテオンは、フランスの歴史的偉人たちを祀る巨大な霊廟だ。この墓所に登録される人物の指名権は第五共和制発足以降、共和国大統領のみに与えられており、その人物が残した足跡を国家の歴史のうちに正式に刻むために現在もなお、新たな誰かがこの施設の中に加えられている。  それゆえにパンテオンとは非常に政治的な施設と言える。というのも、...

保護中: 【第7回】安全保障と防衛の日英通訳「憲法と自衛隊の活動」

【会員限定コンテンツ】 ちょうど10年前になりますが、「集団的自衛権」が毎日のように報道された時期がありました。第3次安倍内閣で平和安全法制が成立した前後です。この法制成立は、戦後の安全保障政策の転換点となったわけですが、今回はこれによって自衛隊の活動が広がった経緯や、戦後続く憲法と自衛隊に関する議論の背景について見ていきたいと思います。 憲法9条と自衛隊 日本人の誰もが公民の...

保護中: 【第6回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「医療機器の分類」

【会員限定コンテンツ】 本連載の5回までは概念的な部分について書いてきました。今回から数回にわたって薬事規制に関する各論についてお伝えしていきます。第6回は「医療機器の分類」と題し、医療機器規制の分類を説明します。 使い方による分類:一般的名称と使用目的  第1回でも言及しましたが、医療機器は一般的名称ごとにクラス分類され、クラス分類に応じた規制を受けます。一般的名称(Japa...

保護中: 【第5回】匂いにまつわるなにやかや「香料の種類」

こんにちは、栗原です。 先だって散歩中はっとするような爽やかな甘い香りが漂ってきて、きょろきょろしながら慎重に進むと沈丁花が咲いていました。今年初めての沈丁花でした。さて、そんないい香りを取り出したい時、どうしたらいいのでしょうか。第5回の今回はそんな香りの抽出方法についてです。 と、その前に。取り出したい香りがどんな匂い物質からできているのか、そしてそれぞれの物質はどんな特性を持っ...

保護中: 【第12回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「turning of the season」

【会員限定コンテンツ】  「〇月△日 放送通訳」「*月#日 会議通訳」という具合に、私の手帳にはスケジュールが書かれています。長年愛用しているのは見開きのカレンダータイプ手帳。一カ月を丸ごと見渡せるため、その月の予定が一目瞭然です。これを見ながら、いつ、どの業務の準備をするか考え、日々のスケジュールに落とし込んでいます。 今でこそ「締め切りからさかのぼって勉強計画を立てる」を意識でき...

【第7回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「もう何もかもやめたい」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は「留学やめて日本に帰りたいと思った話」です。 スタートから波乱含みとなった冬休み 前回記事の最後に「気を引き締めて精一杯勉強していこうと思います!」などと鼻息荒く宣言していた私。そのまま2か月半の長期休暇へと突...

【第22回】手話通訳士への道「運動にみる手話通訳(士・者)のあり方・動き方」

 第19回~21回では法令による手話通訳(士・者)のあり方を紹介しました。  細かく分けると、手話通訳事業のあり方、手話通訳のあり方、手話通訳士・者のあり方に分けられるのですが、手話通訳士・者のあり方に絞らせていただきました。読まれた皆さんが、手話通訳のあり方、さらには手話通訳事業の手話通訳提供のあり方にまで膨らませていただけることを期待しながらまとめたものです。  さて、この「あり...

保護中: 【第33回/最終回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

結びの言葉 2020年の春ごろには、日本と中国の間でマスクを通して友情の花が開いたかのように見えた。だが、コロナ禍が長引くにつれ、コロナ防止対策として、不要不急の外出を避け、巣籠もり、黙食、無言社会などが提唱されるに至って、人と人の交流が少なくなり、ますます疎遠になっていくように感じられた。 2022年9月29日には、日中国交正常化50年を迎え、オンラインによる新たな交流もある程度盛...

JACI 特別功労賞2024 推薦フォーム

一般社団法人 日本会議通訳者協会(JACI)は2018年に、通訳業および通訳業界に多大な貢献をし、その発展に寄与した個人および/または組織の功労を讃えることを目的に、JACI特別功労賞を制定しました(過去の受賞者はこちら)。 JACI特別功労賞は、通訳者が選ぶ功労者に授与される賞です。今年も2024年3月31日(日)まで下記推薦フォームにて候補者を受け付け、選考の参考にさせて頂きますので、...

保護中: 【第4回】フランスとレイシズム「ある悲惨な小説について」

【会員限定コンテンツ】  2024年1月17日。フランス最高裁判所(破棄院)は、それが人種差別的な名誉毀損にあたるとして、ある小説に有罪判決を下した。その小説とは2020年夏、雑誌『ヴァルール・アクチュエルValeurs Actuelles』誌に偽名で掲載されたわずか七頁の作品で、『オボノ・アフリケーヌObono Africaine〔=アフリカ人女性・オボノ〕』と題されていた。タイトルが示...

保護中: 【第32回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

サンクトペテルブルクー歴史と文化の街 朝ホテルで、銘々に大きなランチ・ボックスが配られる。サンドイッチ、フルーツ、ヨーグルトなど盛りだくさん。  モスクワに別れを告げ、到着したときと同じドモジュドヴォ空港へ向かい、この旅最後の目的地サンクトペテルブルクへ飛び立つ。残念ながらイワンさんとはここでお別れ。  サンクトペテルブルク(わたしにとっては、レニングラードのほうが馴染みやすい...

保護中: 【第15回】チャーリーの金融英語「LLMはどこまで信用できるのか?(1)」

【会員限定コンテンツ】 「生成AI」は「生成文法」を凌駕したのか?① 今回から数回に分けて、昨年前半に発表されたChatGPT(大規模言語モデル一般)の能力に対する疑念、あるいは否定的な意見記事とその周辺情報を紹介する(本稿における辞書や記事の翻訳、太線、下線、注、小見出しなどの挿入は、特に断りのない限りすべて鈴木)。 1本目の記事は、2023年3月8日付『ニューヨーク...

保護中: 【第5回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「参考文献の探し方」

【会員限定コンテンツ】 みなさまこんにちは。東京は雪で大騒ぎですね。 友人が出産したので先日お母さんになった彼女と赤ちゃんに会いに行きました。元気な新生児と遊ばせてもらって魂が潤いを取り戻しました。この調子で仕事も頑張りたいものです。 連載第5回は「参考文献の探し方」と題して、基礎知識の補充のために必要な資料や技術資料の翻訳で悩みがちなterminologyの探し方について書き...

保護中: 【第4回】匂いにまつわるなにやかや「香料の種類」

年が明けましてあっという間に2月、先日出先で月影という梅が咲いているのを見かけました、栗原です。さてさて、匂いにまつわるなにやかや、第4回のテーマは香料の種類についてです。 第1回では、香りとはそもそも何なのか、第2回では人が匂いを感知する仕組みについて、第3回では香りの表現と分類についてでしたが、私たちが日頃使っている香料にはどんなものがあるのでしょうか。 香料は、天然香料、合成香...

【国内ツアー】逐次通訳ワークショップ

一般社団法人 日本会議通訳者協会は2024年、株式会社KYTをスポンサーに迎えて、日本各地で逐次通訳ワークショップを開催します。各ワークショップの詳細は下記リンクの転送先であるチケットページからご確認ください。 【ツアー日程】※随時更新 1月20日~21日 東京 2月3日~4日 名古屋 2月17日~18日 大阪 3月2日~3日 札幌 4月20日~21日 広島 ...

【4/26】「Web3」業界に入るなら今がチャンス!通訳者のためのWeb3セミナー【最新Web3ニュース編】

第3回ではWeb3頻出用語を振り返りながら、本業界での通訳者デビューを成功に導くため、今「これだけは知っておいてほしい」最新ニュースや用語をまとめてお伝えします。特に通訳者がつまずきやすい、最新の税制・法制度も分かりやすく解説いたします。 また本業界にて「Web3通訳者」としてキャリアを築くためのコツや、具体的なアサイン案件や仕事を探す方法なども余すことなくお届けします。みなさんのご参加を...

【3/15】「『Web3業界』に入るなら今がチャンス!通訳者のためのWeb3セミナー」【頻出用語編】

第2回では「Decentralization(非中央集権化)」をはじめとしたWeb3の背景知識やコンセプトをふり返りながら、第1回よりも「Web3」分野の通訳にて頻出するキーワードを深掘り解説します。 特に本業界のカンファレンスでも頻出する、Web3の発展に大きく影響を与えた事例もたくさんご紹介していきます! 変化のスピードが速い本業界でも、正確で分かりやすい通訳を提供できる通訳者を...

保護中: 【第12回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2023年は映画館で180本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第12回の作品はマーティン・スコセッシ監督による実話を基にしたサ...