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保護中: 【第3回】字幕翻訳インタビュー チオキ真理さん「PART3:翻訳者の心構え」

―真理さんが翻訳の勉強を始めてから、今にいたるまでの経緯を教えていただけますか? チオキ 最初に学んだのはフェローアカデミーです。入門クラスで半年ほど学び、試験を受けてゼミに入れてもらいました。1年半いて、先生の下訳をさせてもらえるようになって。ただ今後、自立に必要であろう新人らしい仕事には繋がらなかったので、JVTAに入ったんです。当時は半年通えば翻訳者として登録できて、特典の仕事とか新...

保護中: 【第3回】字幕翻訳インタビュー チオキ真理さん「PART1:中堅の星」

インタビュー3人目は、私が勝手に“中堅の星”と呼ぶチオキ真理さん。字幕と吹替の両方を手がけ、『メッセージ』『ムーンフォール』といったSFから、『コミ・カレ!』のようなコメディ、『クーリエ:最高機密の運び屋』といった歴史サスペンスまで、幅広く手がけています。『ブラックパンサー』の女性言葉を避けた字幕が、画期的だと注目を浴びたことも記憶に新しいのでは。同じ勉強会仲間でもある岩辺が、今回も映像翻訳者の...

保護中: 【第42回】放送通訳の世界「理想的な作業環境は?」

【会員限定コンテンツ】 通訳者としての働き方も近年変わってきましたよね。決定的だったのはやはり新型コロナウィルス。かつて対面で行われていた案件が中止またはオンラインになりました。私も急遽、ZOOMの使い方を覚え、自宅から接続して同時通訳をすることに。パートナーとの交代はLINEでの合図。同時通訳というのは慌ただしい作業ですので、とりあえずLINEでご本人と「お友達」状態になり、本番中は交...

字幕翻訳インタビュー Vol.3 チオキ真理さん「PART2:ブレインストーミングとお守り」

―『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(以下『ユダ&ブラック・メシア』)について、おうかがいします。ワーナー・ブラザースの公式サイトが公開している動画の字幕の一部を、松本さんがエクセル表にまとめてくれました。演説のシーンですが、そのあとのシーンも含めて見応えがありますよね。(動画、公開は2023年1月時点) 『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』無料本編10分映像  エ...

保護中: 【第4回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『ザ・メニュー』

映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第4回の作品は高級レストランを舞台にしたダークなコメディ映画で、字幕翻訳は井原奈津子さんが担当...

【第1回】安全保障と防衛の日英通訳「防衛3文書―防衛大綱から防衛戦略へ」

昨年末、日本政府は防衛3文書の改定を閣議決定し、国家安全保障戦略において防衛力の抜本的強化を打ち出しました。この改定により、戦後の安全保障政策は大きく転換することとなります。以降、毎日のようにメディアにも取り上げられる日本の防衛政策ですが、通訳の世界でも防衛関連の通訳需要は高まっています。この連載は、自衛隊を中核とした日本の安全保障政策のこれまでと今をまとめながら、国防や自衛隊への理解を深めるこ...

【第9回】手話通訳士への道「『公』の働きを鈍らせる意識 Vol.2」

前回は、障害者に対する意識を未熟な個人意識、社会意識とに分けて取り上げてみました。 今回は、そんな社会の一端を取り上げ、考えたいと思います。 ●憲法の描く社会像との乖離 さて、私の食う、寝る、風呂など生活時間以外での時間の大半は、社会福祉領域での活動になっています。 社会福祉領域の暮らしというと、憲法25条第2項に代表される国家の役割をイメージする方が多いと思いますし、私...

保護中: 【第13回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第Ⅱ部  帰国、通訳の道へ       第一章 緑の島―日本 舞鶴 「10月10日 天津発 塘沽新港より高砂丸に乗船    14日 京都舞鶴着 引揚援護局宿泊所に泊まる」(父のメモより)  1953年10月14日付け『朝日新聞』夕刊は、「高砂丸、舞鶴に帰る」というタイトルで次のように報じている。 「第七次中共帰国船高砂丸は、塘沽から帰国者1493人(う...

保護中: 【第4回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の成熟:相互不信の克服」

本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第4回となる今回は、ニクソン政権による外交・経済面でのショックによる日米相互不信の時期を乗り越え...

【第21回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「やらないことを決める」

2023年になりました。昨年も本コラムをお読みくださりありがとうございます。本年もみなさまにとって少しでもお役に立てるような情報を執筆したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします! さて、新年と言えば気分も心機一転。色々とヤリタイコトも出てきますよね。私は手帳の余白ページに「やりたいことリスト」を設けています。買いたいもの、観たい映画や美術展、出かけたい場所等々です。特に期限を設...

保護中: 【第9回】シリコンバレー徒然通訳テクノロジーだより「今からでも間に合う! Zoom RSI 基礎編」

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。アメリカは10月から年末にかけてハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと毎月イベントが続き、一気にホリデーの雰囲気になります。しかし、新年は元旦のみが祝日で2日からは平日になるため、三が日のお正月気分を味わいたい私としては物足りない気がして、お正月はやはり日本で過ごすのが良いなと思いました。次に新年に日本に行く機会があれば、食品系の福袋を買いたい...

保護中: 【第12回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第六章 帰国の途へ “再見(ザイジェン)!長春(チャンチュン)”「逢うは別れの始まり」、とうとう別れの時が来た。1953年8月、わずか二年余りで附中の先生や級友たちと別れることになった。 別れに際し父に連れられて大学の成仿吾校長のところに挨拶に行った。何を書かされたか覚えていないが、先生はわたしの字をじっと見て「なかなかいい字を書くじゃないか、でも日本に帰ったら字の崩し書きに注意しな...

【第11回】チャーリーの金融英語 「二つの『デカップリング』(後編)」

(執筆:2022年12月30日) 前編はこちらから 3.米中分離論としての「デカップリング」 2009年以降、幻想の「デカップリング論」が衰退するとともに、次のような「デカップリング論」が目立ち始めた。 記事10:(欧米の)中国からの「デカップリング」 The Western decoupling from China is accelerating across ...

【第10回】チャーリーの金融英語 「二つの『デカップリング』(前編)」

(執筆:2022年12月30日) インターネットの発達によって、古い情報が更新されないままに残っていたり、新しい意味と古い意味が入り混じって使われてきたりしたためにやや混乱している人も多いのではないか。「デカップリング?あれ、なんだったっけ?」。そう思って検索してみる。ニュースソースを調べない通訳者や翻訳者はいないだろうが、ではあなたは、今自分が「検索」し、情報源を確かめた「その情報」が「...

【第3回】この台詞に注目! 映像翻訳の楽しみ方『その道の向こうに』

映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第3回の作品は『ミッドサマー』などのA24が製作した映画で、字幕翻訳は伊藤美和子さん、吹替翻訳...

保護中: 【第11回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第五章 東北師範大学附属中学校 ―師生(シーション)情(チン)、同学(トンシュエ)情(チン) 水を得た魚1951年3月、裕子とわたしは市二中から長春の東北師範大学附属中学校(以下、附中と略称)の三年八組に転入した。二人の父親が師範大学の教員で、家からも近く、通うのに便利だったことなど転校の理由はいろいろあったと思う。附中は、1949年10月1日新中国が成立して一年足らずの1950年9月、戦...

【第8回】手話通訳士への道「『公』の働きを鈍らせる意識 Vol.1」

前回は、公の働きとして位置づけられている手話通訳制度を紹介しました。 なんとなくですが、第3回、第4回で個人意識と社会意識についてイメージできるよう触れています。 今回は、これまで触れていることをもう少し深め、次回につなげたいと思います。  特に、障害(者)に対する社会意識、個人意識です。 ●社会意識 ろう運動が作り上げた社会意識が反映し、手話通訳事業が法制化され「...

保護中: 【第3回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の発展:日米協調時代の始まり」

本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第3回となる今回は、冷戦の激化に直面した米国のケネディ、ジョンソン両政権と、日本の池田、佐藤内閣がどのよ...

保護中: 【第10回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

講堂に響く歌ごえ  東北大学の主楼の講堂は、おそらく六百人ぐらいは収容できそうだった。週末などにそこで“晩会(ワンホエ)”(文芸の夕べ)があると聞くと、裕子と馳せ参じた。 歌あり、踊りあり、芝居ありの楽しい集いだった。出演者も観客もすべて大学生たちで、部外者の私たちがやや遠慮がちに後ろの「立見席」から舞台を眺めていると、いつも決まって誰かが“来(ライ)!来(ライ)!”と手招きして席を譲って...

【第2回】この台詞に注目! 映像翻訳の楽しみ方『2034 今そこにある未来』

映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、去年は映画館で180本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第2回の作品はブラックユーモアたっぷりな家族ドラマの第1話で、字幕翻訳は神田直美さん、吹替翻訳は後藤...

保護中: 【第9回】「ライラックの花香るころー中国語を生涯の友として」

第三章 解放区吉林へ  中国の素顔に触れた日々      一部の家族を除き、長春大学の日本人教員とその家族を含む長春脱出組第一陣、総勢およそ50人は、チャーズを出てから最初は徒歩、次に荷馬車、その後トラックと乗り継いで吉林に向かった。 父のメモによると  9月12日  長春を脱出、真空地帯に入る。9月14日  劉家屯―陶家屯―白廟子  17日 中秋満月 9月19日  吉林着 吉林の東...

【第7回】手話通訳士への道「手話奉仕員・手話通訳者・手話通訳士となり、『公』の働きに従事した私」

●手話通訳事業 「公」の働きとしての社会福祉事業に手話通訳事業が位置づけられていることは前回紹介した通りです。 連載の第4回でふれた「手話奉仕員養成事業」を含む①手話言語の理解者と手話言語通訳者の養成、②手話言語通訳者の派遣、③手話言語通訳者の設置、そして④資格認定の4本柱になっています。 社会福祉法や身体障害者福祉法の手話通訳事業は、障害者総合支援法の地域生活支援事業(以下...

保護中: 【第41回】放送通訳の世界「スポーツニュース、どう訳す?」

【会員限定コンテンツ】 数週間前の日経新聞で、いよいよ年内に自動通訳機が市場に出るとのニュースを読みました。メーカーのHPでデモ動画を視聴したところ、非常に高性能です。英語を日本語字幕および日本語音声で変換し、リモートでも対面でも使えます。日本語の音声を聞いたところ、確かに機械音声ではありますが、無機質ではなく、アナウンサーのような抑揚もあります。隅田英一郎氏の最新刊「AI翻訳革命」(朝...

保護中: 【第2回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の形成:日米安保改定までへの道のり」

本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第2回は、日本の再軍備、日本の対中・対ソをはじめとした自主外交の試み、そして日米安保条約の改定にいたるま...

保護中: 【第8回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

空中投下  兵糧攻めに遭って深刻な食糧不足に陥った長春で行われたのが、国民党軍による空からの食糧の投下。中国語では、“空投(コントウ)”(「空中投下」)という。長春の大房身飛行場が解放軍の手に落ちたのは、1948年5月24日。その日から国民党軍は、正式の航空ルートを利用しての、市内に籠城する兵士に対する食糧の空輸を断念した。そこで始めたのが、およそ3000メートルの上空からおこなう食糧の空...

保護中: 【第11回】あの通訳研究って、実際どうなの?「 中立性とは ー通訳者にとって何を意味するのかー 」

【会員限定コンテンツ】  あっという間に11月となりました。予定よりも原稿執筆が遅れてしまい、大変申し訳ありません。季節を先取りするのが主流になっているようで、9月に入ってからすぐに街中はハロウィンの装いに包まれていましたが、韓国では楽しいイベントが一転して、例のない悲劇となってしまいました。過去2年、コロナ禍で楽しむことが出来なかった時間を取り戻したいという気持ちもあったのかと思われます...

保護中: 【第7回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

母との別れ  1947年春を迎えた頃から、にわかに周りで「ケンソー、ケンソー」と騒がれるようになった。 中国語では“遣送(チエンソン)”、日本では、もっぱら海外からの「引き揚げ」と言われているが、現地の日本人の間では、むしろ中国語由来の「遣送」をよく耳にした。中国語には「国外退去、送還」のような強い意味合いが込められている。  母は結核を患いよく床に臥していたが、春先には買い物に出か...

【第1回】この台詞に注目! 映像翻訳の楽しみ方『私ときどきレッサーパンダ』

映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、去年は映画館で180本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 初回に選んだ作品はアニメで、字幕翻訳は稲田嵯裕里さん、吹替翻訳は田尾友美さんが担当しています。 ...

【第6回】手話通訳士への道「社会福祉の仕事としての手話通訳事業ー「公」の営み、手話通訳事業―」

ろう運動と、それを基盤にした手話通訳事業の歩み、そして、手話通訳活動は、十分な情報の取得とコミュニケーションの重要性を法制化した「情コミ法」を誕生させました。 「情コミ法」の誕生が、手話通訳事業の発展に責任を有する行政活動への期待について前回紹介しました。 では、社会福祉(障害福祉)行政にかかわってきた立場から通訳行為を考えてみます。 障害のある人たちに係る仕事をしていると、通...

保護中: 【第40回】放送通訳の世界「集中力アップのグッズ」

【会員限定コンテンツ】 通常のCNNシフトの場合、当日になるまで何がニュースとして出てくるかわかりません。よって、できる予習としては、せいぜい通勤途上で新聞(視認性があるので私はもっぱら紙新聞)をくまなく読み、局入りしてからは最新のニュースをネットでチェックするぐらいです。通訳準備室にはこれまでの番組がハードディスクに録画されていますので、数時間前のニュースをさかのぼって確認もします。時...