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【最終回】ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース編「新たな挑戦へ」

こんにちは!ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース在学中の渡辺有紀です。 今年の夏、イギリスは例年に比べて、暑い日が続きました。でも9月に入り、秋風がひんやり冷たい毎日です。そんな中で先日、エリザベス女王陛下崩御のニュースが駆け巡り、突然のことに国全体が悲しみに包まれています。現在は粛々と国葬の準備が進められているようです。 修士論文 私の二年間におよぶ大学院生活も、修...

保護中: 【第39回】放送通訳の世界「何がヒントになる?」

【会員限定コンテンツ】 ニュースの同時通訳をしている際、何を頼りに私たち放送通訳者は通訳をしているのでしょうか?答えは、 「全部!!」 です。 会議通訳とは異なり、放送通訳現場では事前配布資料がありません。当日、テレビ局入りをして、目の前のテレビモニターで最新のニュースを観ながらネットで速報をチェックして備える。それが準備のベストメソッドと言えます。もちろん、普段...

【最終回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「MIISの、その先へ」

皆さん、こんにちは!丹羽つくもです。10回にわたって、ニック・コンチーさんとリレーを続けてきた、私たちの母校・ミドルベリー国際大学院(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)についての連載も、今回で最終回となりました。 今回は、卒業後の進路の紹介をさせていただく投稿なのですが、まず始めにおことわりしておかなければい...

保護中: 【第20回】翻訳家ありのまま「イギリスでのハチャメチャなバイト体験」

前回、留学中に「翻訳以外にも通訳、日本語教師、日本語のナレーター、在英邦人向け新聞のコラム連載の仕事が入ってきた」と書いたため、私が語学力抜群の優秀な人材だと勘違いしたかたもおられると思うので、タネ明かしをしておこうと思う。 私が次々と仕事にありつけたのは、それだけ私が優秀だったというよりも、シェフィールド在住の日本人の数が限られていたからである。つまり、当時のシェフィールドには「日本人だ...

【第9回】チャーリーの金融英語 – Stagflation

(執筆 2022年8月25日) 今年6月7日、世界銀行(The World Bank)は『世界経済見通し(GEP)2022年6月版』(June 2022 Global Economic Prospects)を発表した。そのプレスリリースのタイトルは、Stagflation Risk Rises Amid Sharp Slowdown in Growth(経済成長急減速の中高まるスタグフレ...

【第13回】翻訳・通訳会社のクレーム処理「With コロナ」

翻訳・通訳会社は、翻訳者・通訳者には見えない舞台裏で様々なクレーム処理を行っています。本連載は目的は、その一部を紹介することで、翻訳・通訳会社が日々取り組む業務に関して理解を深めてもらうことです。執筆は現役の翻訳・通訳会社コーディネーター。登場人物はすべて仮名です。 すっかりご無沙汰しております。 コロナと付き合い始めて2年半経ちましたが、未だに第6波だ、PCR検査の結果だと...

保護中: 【第5回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

父の研究-ウラン鉱探し  戦争に負け、長春郊外の疎開先から再び自宅に戻ってきて間もなく、わたしが庭で遊んでいた時だった。「お父さんのこれまでの研究はもう終りだ、研究はやめた」、父がまるで大人に向かって語るように真剣な面持ちでわたしに言った。その後、父の助手をしていたおじさんが、「お父さんの研究が成功していたら、日本は勝ったかもしれないのだけどね」とひと言漏らしたことが記憶にある。その意味は...

【第4回】手話通訳士への道「我が国(千葉県でも)初の手話奉仕員養成ー手話言語を学びはじめた私」

 千葉県ではじめての第1回手話奉仕員養成講座が開かれ、この講座に参加したことが手話通訳の担い手としての第1歩だったことは先に触れたとおりです。 手話奉仕員養成講座は、国(現厚労省)がはじめて手話言語を学ぶ場を事業化したものです。 事業名を見てわかるように手話通(・)訳者(・・)ではなく、手話奉仕員(・・・)の養成なので、通訳ボランティアの養成としてスタートしたものです。 この事...

保護中: 【第19回】翻訳家ありのまま「イギリスで翻訳の仕事にありつけたものの…」

“一流”と言われる企業を自ら希望退職し、社長がいう“無名の”大学院に留学するというのは、社長に言わせれば「意味がない」ことだし、同僚に言わせれば「もったいない」ことではあった。しかし30歳手前になっていた私にとって、その時期を逃せば一生後悔することになるという切迫感があった。出版翻訳家だけでなく同時通訳者にも憧れがあったので、1年でも早く留学してネイティブに近い発音を身に付けたかったからである。...

【第4回】探査工学から見た地球と宇宙「カーボンニュートラルについて(3) 」

前回のコラムで、CO2フリーの水素社会を実現するには、当面の間はCO2地中貯留が重要な役割を担うことをお伝えしました。残念ながら、このCO2地中貯留は日本ではあまり認知されていませんので、ここで紹介させて頂きます。 CO2地中貯留とは、火力発電所や製鉄所などでCO2を回収し、それを地中に貯留することで、大気中のCO2の排出を減らそうというプロジェクトです。CCSまたはCCUSというキーワー...

保護中: 【第18回】翻訳家ありのまま「私の退職後10ヶ月で翻訳部は消滅した」

振り返ってみれば、翻訳部は創設直後からずっとゴタゴタ続きだった。 しょっぱなから慶大卒スタッフが無断欠勤続きで解雇となったし、ミシガン大学大学院出身の男性も大型契約を潰す原因を作ったために「自宅待機」となり、中央大卒の営業部員は“人間としてやってはならない超ヤバいこと”をやったために即解雇となり、東外大卒スタッフも“ヤバいこと”をしたというきな臭い噂が社長の耳に入ったために1年で契約が打ち...

保護中: 【第38回】放送通訳の世界「全部聞き取れ・・・ません」

【会員限定コンテンツ】 通訳業界では、 「知らない単語は聞き取れない。聞き取れない単語は訳せない」 とよく言われます。未知のフレーズが出てきた場合、そもそもの意味を知らないわけですので、訳しようがないわけです。この「哲学(?)」に出会ったのは、まだ通訳者デビューする遥か前、確か通訳スクールに通っていたころでした。ちなみに私バージョンで追加するならば、 「知らない知...

保護中: 【第32回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材⑦」

【会員限定コンテンツ】 第26回から、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。最終回の第7弾の今回は、第25回が対象です。 第25回は「統計解析の通訳」(https://www.japan-interpreters.org/news/keitaro-morita-pharma25/)に取り組みました。 コラムでは統計的手続きを...

保護中: 【第4回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第二章 敗戦、国共内戦の時代 「満州」崩壊の日々 1945年の夏が近づくと、「新京」も内地と同様、灯りが外に漏れないように電灯を黒い布で覆うなど灯火管制が敷かれ、空襲に備えて家々の庭には防空壕が掘られた。わが家でも、一家が入れるだけの小さな防空壕が庭先に造られた。 わたしは庭の小さな砂場にレンガで囲った防空壕を作った。遊びの中にも戦争が反映され、戦時色が濃くなってきたのである。...

【第3回】手話通訳士への道「私の意識と社会意識ー私の育ち その2」

今回は、私が経験した出来事から、私をはじめとする人々や社会が障害(者)をどう見ていたのか。を、考えていただくためにいくつかの出来事を紹介します。 ●先祖(親)の因果が子に報う  次の出来事は、今の私が子供のころの記憶を呼び起こしているので、私の記憶の一端であることをご理解ください。  小学校の高学年の頃だったと思いますが、二人の大人が家に来ました。  私に話したことを親に...

保護中: 【第17回】翻訳家ありのまま「東北大卒副社長の驚愕すべき一面」

東北大卒副社長が翻訳部に異動してきた当初、私はネイティブ並の英語を話す彼に憧憬の念を抱いていた。 ところが前回述べたとおり、彼は私に対して「(オーストラリア人を“除外”する内容の)あの求人広告はまずいよ~」と声を荒げたのである。求人広告の原稿は社長が書いたことは彼も知っていたし、彼自身、私が英訳した英文をチェックもしていたにも関わらず、である。私はそのとき思ったのだ。 (求人広告はも...

【JITF2022】松野勝民「MICかながわの活動を振り返って~外国人医療の現状と課題~」

松野勝民(まつの かつみ) 特定非営利活動法人多言語社会リソースかながわ(MICかながわ)理事長■略歴 明治学院大学社会学部卒業後、横浜市内の医療機関にソーシャルワーカーとして勤務。1987 (昭和62)年4月から2016(平成28)年3月まで済生会神奈川県病院医療福祉相談室にソーシャルワーカーとして勤務。2016(平成28)4月より横浜市菅田地域ケアプラザへ異動し現在に至る...

【JITF2022】 エヴァンドロ・マガリャエス 「自分に自信を持つ方法」

エヴァンドロ・マガリャエス 元国連職員、会議通訳者、ライター。国連で主任通訳者として業務に従事し、退職した今は大学で教鞭をとる傍らTEDなどのイベントで講演活動を行う。翻訳者・通訳者などの言語専門職向けにキャリアコーチングも提供。遠隔通訳という大きな可能性を秘めた分野で業界をリードする知識と経験を持つ。 自分に自信を持つ方法 あなたはどのようにキャリアを構築してきました...

【JITF2022】ローラ・ブリアン「練習とパフォーマンス――音楽と通訳の共通点」

ローラ・ブリアン ミドルベリー国際大学院モントレー校(MIIS)の翻訳通訳・言語教育大学院(GSTILE)学科長 兼 教授(英中通訳)。同大学院で翻訳通訳修士号を取得後、英中通訳者として活躍。クライアントは政府高官からオリンピック・アスリートまで、世界各国にわたる。講演者としても活躍、出演したTEDx talkは通訳・翻訳の入門動画として広く利用されている。またフリーランスの演奏家...

【JITF2022】森永貴彦「LGBTQと向き合う~正しい表現とは何か~」

森永貴彦 株式会社 LGBT総合研究所 代表取締役社長一般社団法人 LGBT理解増進会 理事 ■ 略歴 1984年 神奈川県生まれ2011年 早稲田大学 政治経済学部 政治学科 卒業2011年 株式会社 大広 入社2016年 株式会社 LGBT総合研究所 設立 ■プロフィール マーケティングプランナーとして数多くの戦略・事業開発を経験。2016年に博報堂DY...

【JITF2022】佐々木れな「ロシア・ウクライナ戦争が日本とリベラルな国際秩序に与える影響」

佐々木れな ジョージタウン大学外交政策学修士課程在学。外資系戦略コンサルティングファームに5年在籍し、主に防衛・安全保障のプロジェクトに従事。2021年8月よりジョージタウン大学に留学。米シンクタンクのパシフィック・フォーラムの日米次世代リーダーイニシアティブのメンバー。平和安全保障研究所(RIPS)の第7期日米パートナーシップ・プログラム第7期生。オンラインメディアSAKISIR...

【JITF2022】JACI特別功労賞記念講演 金城初美「法廷通訳という仕事~半世紀の経験から」

金城初美 法廷通訳人、琉球大学講師、英語通訳案内業免許保持者、薬剤師。沖縄の本土返還直後から通訳者として活動を開始し、特に那覇地方裁判所ではおよそ50年近く外国人事件の通訳を担当している。現在も県内外の国際会議等で活躍中。 法廷通訳という仕事~半世紀の経験から 高校3年生の時、級友から誘われ受験して奨学金を獲得し米国留学の道が開かれ、必死に英語を学ぶ機会が得られました。...

保護中: 【第16回】翻訳家ありのまま「オーストラリア人解雇事件」

翻訳部設立2年目が終了するとき、オーストラリア人校正者も契約が打ち切られることになった。 彼はもともとグループ企業内の英会話講師をしていたのだが、自ら校正の仕事がしたいと申し出て翻訳部の校正者になっていた。彼の仕事は英文をチェックすることだから、日本語ができなくてもできる。彼はそれをいいことに日本語を学ぼうとせず、漢字は勿論、ひらかな・カタカナですら読めないままだった。 社長はそんな...

【第3回】探査工学から見た地球と宇宙「カーボンニュートラルについて(2) 」

一つ前のコラムで、太陽光発電などで余った電気を使って水素を作ることができれば、電気が足りない時にその水素を使って電気を作ることができることをお伝えしました。つまり水素は、不安定な再生可能エネルギーが普及する上で課題となっている「蓄電」の問題を解決するポテンシャルを持っています。しかし、余った電気から水素を作るにはコストがかかり、実用化までには少し時間を要すると考えられています。 さて水素に...

【第19回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「やっぱり備えておくが吉」

7月上旬に起きたKDDIの通信障害。読者の中にも対応に追われたという方がおられるのではと想像しています。幸い私は別キャリアでしたが、お世話になっている知人が大変な思いをしたとのこと。今の時代、スマートフォンですべてが完結できますので、どこかで不測の事態が生じると様々な影響が出てしまいますよね。 そこで今回は、「やっぱり備えておくが吉」と題して、いざという時のために必要なヒントをご紹介いたし...

保護中: 【第2回】 映像翻訳家インタビュー アンゼたかし【後編】

PART3:インプットと自己鍛錬 -そんなにお忙しいのに、フェローアカデミーでのゼミは続けていますね。ゼミを続ける意義は何でしょうか? アンゼ 自己鍛錬もあるかな(笑)。 ゼミは月1で、他に中級クラスを3週に1回のペースで担当しています。両方オンラインですが、遠方の人たちも受けられるのはメリットですね。だけど、いろいろと大変。教室と違って適当なことを言えないので、言葉を選んでし...

保護中: 【第2回】 映像翻訳家インタビュー アンゼたかし【中編】

PART2:ザ・バットマンとハードボイルド ―「THE BATMAN-ザ・バットマン-」について、おうかがいします。ワーナー・ブラザーズの公式サイトに公開されている冒頭10分間の動画の字幕を、松本陽子さんがまとめてくれました。 (動画、公開は2022年6月時点) https://www.youtube.com/watch?v=RFPcbC_Zms0 字幕のエクセル表 ...

保護中: 【第2回】 映像翻訳家インタビュー アンゼたかし【前編】

本連載では、字幕翻訳家の岩辺いずみさんと松本陽子さんが映像翻訳業界の名人たちをインタビューし、彼らの訳を支える思考や創造性を可視化することを目的としています。シンプルな訳でも、その裏には数多くの苦労がある。字幕翻訳者だけでなく、通訳者も学べることがあるはずです。 インタビュー2人目は、字幕と吹替両方の翻訳を手がけるアンゼたかしさん。『インターステラ-』『TENET テネット』など難...

【JITF2022】セス リームス「職業通訳者が考察すべき業務と報酬の釣り合いについて」

セス リームス 19歳のときに米国での大学教育を中断して来日し、国内の翻訳会社で1年間修業した。復学・大学卒業以後、英日・日英の翻訳者、および同時・逐次通訳者として現在に至る。アメリカ国内で翻訳会社を起業、約10年経営する。その後日本国内では約20年間、ブティックスタイルの翻訳・通訳会社を指揮。民間企業のマーケティングや営業分野を主戦場とするほか、民間企業の法務、技術、財務分野にも...

【第3回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

国民学校の頃 ほどなくわが家は新京の南湖に近い盛京大路の官舎に移り、1941年4月わたしは春光国民学校に入学する。明治以来慣れ親しんだ「小学校」という名称が戦時体制に対応して「国民学校」と呼ばれるようになった年である。 それでも入学式の日、わたしは新京のデパート三(み)中井(なかい)か宝山(ほうざん)で買い求めたピンク地に黒い格子模様のワンピース、靴は皮靴といったヨーロッパ風のハイカ...