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通訳翻訳研究の世界

【第4回】通訳翻訳研究の世界~翻訳研究編~順送り訳と情報構造

順送り訳とは この連載では通訳と翻訳に関する研究を紹介していますが、今回は通訳と翻訳の両方に関係する〈順送り訳〉について考えます。まず、下の英文を訳すことを考えてみましょう。 I came to Paris to escape American provincial. 文脈的要素を排除して訳すと、to escape 以下が不定詞の目的用法となり「アメリカの田舎から逃げるために、パリに...

【第3回】通訳翻訳研究の世界~通訳研究編~「意味の理論」を考える

皆さん、お久しぶりです。「通訳研究編」は半年ぶりですね。連載初回(2017年秋号)は、通訳者が何も足さず、何も引かず、何も変えずに「そのまま訳す」ことができるという世間の思い込みと、その根底にある「導管モデル」というコミュニケーションモデルを紹介しました。今回は、主に通訳者を養成する現場で発展した理論である「意味の理論」を取り上げます。なにやら堅苦しい話になりそうだと感じるかもしれませんが、具体例...

【第2回】通訳翻訳研究の世界~翻訳研究編~翻訳研究とは?スコポス理論とは何か?

はじめに 当連載の「翻訳研究編」を担当する関西大学の山田優です。現在、大学で翻訳の理論と実践を教えながら研究に取り組んでいます。大学に来る前は、実務翻訳者として仕事をしていました。社内翻訳者時代を含めると、15年以上翻訳実務に携わってきました。 研究や理論というと、実務や実践とは関係ないと思われるかもしれませんが、私は実務翻訳者としての経験から疑問に感じたことを研究のテーマにすることが多い...

【第1回】通訳翻訳研究の世界~通訳研究編 「導管モデル」とは何か

はじめに 研究者には実務者も多数 現場で使える理論や概念も 皆さん、はじめまして。通訳翻訳研究者の松下佳世と申します。この連載は、通訳や翻訳に興味がある読者の方に、研究のおもしろさを知っていただきたくてはじめたものです。すでに通訳者、翻訳者として活躍している方にとっても、これからこの業界に足を踏み入れようとしている方にとっても、役に立つ内容を目指しています。 「研究」と聞くと、「所...