【第1回】知っていればこんなに楽しいワイン通訳~葡萄畑から食卓まで~「スパークリングワイン」

みなさん、初めまして。東京在住の通訳者の松岡由季です。今回から「ワインと通訳」の連載を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 おいしい料理とワインを楽しむのは大好きなのに、ワインの通訳は業界特有の用語や表現が多くて楽しめないというのはとても残念!でも実際そうなのです。英語の説明の中に突如として出てくるフランス語、聞いたことのないような香りの表現。膨大な知識が必要...

【第2回】通訳者・翻訳者の子育て「英検面接官として今の中高生に接して―― グローバルな資質とはなにか? 」

(執筆:会議通訳者 大竹純子) 数年前から、日本英語検定協会の実用英語技能検定(英検)の二次試験面接官を務めています。受験に有利であることから、学校ぐるみで英検受験を奨励しているらしく、受験者も年々、増加しています。今回は、“子育て”ではありませんが、英検の面接官として、中高生を中心に多くの子どもたちと接している中で感じたこと、またグローバルな人材や資質ということについて、触れてみたいと思い...

【7/29~7/30】真夏の通訳合宿(英語)

日本会議通訳者協会が学生から現役通訳者まで楽しんで学べる通訳合宿を開催します。逐次通訳の基礎からパナガイドを使用した同時通訳の演習まで、学ぶ意志とやる気があれば誰でも楽しめる内容になっています。2日目の通訳コンテストでは力試しのチャンスも!宿は箱根でもとりわけ静かにゆっくりと時間が流れると言われる温泉旅館 玉の湯。JACI会員に限らず、通訳の腕を磨きたい方であれば誰でも参加可能です。 お...

【6/25】「投資家の頭の中」~ワンランク上のIR通訳を目指して~

IR通訳に関するワーク・ショップやセミナーは数多くありますが、どれも、「この文章をどのように訳したら良いのか」、「このフレーズの意味は何なのか」、「役に立つウェブサイトや参考本は」というような断片的な知識の習得に留まっています。それよりも、「投資家はなぜこういう質問をするのか」「この質問の意図は何なのか」、が分かれば、通訳することがずっと楽になり、また投資家からも信頼される通訳が出来るようになりま...

【第4回】つながっていたんだ!~通信・ネットワーク系の通訳で学んだこと「異色の住人たち」

前回は、通訳をする際にアタマの中の通訳の「お部屋の住人」と仲良くなる工程の説明でした。今回は、その住人たちの異色メンバーについてです。ネットワーク用語で慣れないうちにお会いすると戸惑ってしまう最たる住人、略語さんたちを各グループの個室に「仕分け」して、知らない人たちはずいぶん減りました。しかし、その個室に入っていただくことができない略語、けれども「この人たちって誰なんだろう?」という言葉がまだ資料...

保護中: 【第3回】製薬業界の通訳「非臨床試験の通訳」

【会員限定コンテンツ】 第3回目のテーマは「非臨床試験の通訳」ということでお話させていただきます。第2回では「臨床試験」についてお話ししたので、今回はその前段階となる「非臨床試験」をトピックとして選びました。 非臨床試験(nonclinical study)は、新薬の候補物質(=被験物質[test article ](substance, compound) )の有効性と安全性を科学的...

保護中: 【第1回】バスケットボールの通訳「テクニック編」

【会員限定コンテンツ】 私は小学校高学年でドッジボールにハマって以来、大学卒業までほぼ学業を放置してスポーツ一筋できたわけですが、その中でもバスケットボールは留学先の中学から大学3年で引退するまで、ほぼ毎日プレーしたスポーツです。部活のチーム練習がない日も近所の公園で大人に交じって朝から晩まで練習していました(北米ではいたる所に無料で使用できるコートがある)。特に大学時代はカナダの大学一部リ...

【第23回】日英同時通訳で気を付けること

(執筆・トム・エスキルセン) 表題のテーマで執筆を依頼された時、日本で宣教師をしていた父がよく言っていたことを思い出しました。たまに日本人牧師と欧米人宣教師が会議をする時、牧師が英日、宣教師が日英の通訳をすることが多かったそうですが、話がちぐはぐになったり、逆の意味で訳されたりする場面を父は何度も見てきたそうです。通訳の基本は、話し手の意図を理解し、忠実に伝えることなので、アウトプットが多少...

【第4回】はじめての通訳~通訳と訓練方法に対する誤解「全部訳さなければいけませんか?」

答え はい、原則として全部訳さなければなりません。 本タイトルを思い出してください。「はじめての」通訳。 情報をまとめ、省略などと考えるには早すぎるということです。 なぜこのような質問が? 他の言語ですが、話者が話した内容をかなり省略、あるいは増やして訳出している通訳者を見たことが何回かあります。 「何回もおなじことを繰り返してくどい」 「私の方がこの...

【第4回】建築現場は今日も晴れ!「めくるめく匠の技をどう訳す?」

建築関係の通訳をしていると、テーマパークや外資系ホテル、メーカーの工場など新しい建物の建設プロジェクトに呼ばれることが多いのですが、私の住んでいる京都では、伝統建築の修復や復元プロジェクトでのニーズも少なからずあります。京都だけでなく、近接する奈良や大阪にはさらに歴史の古い木造建造物が現存しており、常にどこかで修復作業が行われています。前回BIM(Building Information Mode...

保護中: 【第2回】モータースポーツの通訳「予備知識編その1 モータースポーツ業界」

【会員限定コンテンツ】 2.予備知識編 その1  モータースポーツ業界 「モータースポーツ」と一口に言っても、自動車、オートバイ、カート、ソーラーカーなど、様々な車両が異なるカテゴリーやクラスに細分化され、競技の形態もレース、ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、など多種多様です。それぞれに「業界」と「業界関係者」が存在します。それらを一括りにすることはおよそ不可能ですが、ここではあえて...

保護中: 【第3回】マインドアスリートのための健康への道「まずは栄養の基礎を知って基盤を作ろう!」

【会員限定コンテンツ】 こんにちは!スポーツ栄養士の佐藤樹里です。 もう気温が30℃近くになる日も多々あり、夏はすぐそこですね。 夏は薄着になるため、特に女性の皆様はこの時期からダイエットをしよう!と決意をする人も多いと思います。 ただ、 “間違ったダイエット” をされる方も非常に多いです。 例えば、〇〇だけダイエットやとにかく全く食べないダイエットですとか… ...

【第1回】通訳者・翻訳者の子育て「幼少期は母語を大事に、高校からNZへ留学 」

(執筆:会議通訳者 岩瀬かずみ) 2020年の英語教育義務化完全実施を見据え、早期英語教育が改めて加熱しています。では、英語のプロと言われる通訳者・翻訳者は、どうやって英語を身につけたのでしょう? また、子供の英語教育をどう捉え、何を期待し、何を実践し、そして何を悩んでいるのでしょうか? この連載では、これまで実践してきた子育てや語学教育の体験談、日本の英語教育へ提言などを、毎回、異なる通...

日本通訳フォーラム2017

早くも3年目を迎えた日本会議通訳者協会主催の日本通訳フォーラム。今年は8月26日(土)にまた豪華な講師陣で開催します。基調講演には自身も同時通訳者であり、日本において通訳研究を語る上で決して無視できない実績を持つ鳥飼玖美子先生。これに加えて午後のセッションでは、原子力から舞台演劇まで幅広い専門分野の通訳者を招いてお話しいただきます。日本通訳フォーラムは現役の通訳者や志望者、関係者に学びの機会を提供...

保護中: 【第1回】モータースポーツの通訳「はじめに」

【会員限定コンテンツ】 モータースポーツの通訳 目次(予定) 1.はじめに 2.予備知識編 その1 モータースポーツ業界 その2  レース関係者(WHO) その3  レースの仕組み(WHAT & WHY) その4 レーシングコースとタイムテーブル(WHERE & WHEN) その5 「文化」としてのレースやクルマに関する知識 3.実践編(HOW) そ...

保護中: 【第3回】つながっていたんだ!~通信・ネットワーク系の通訳で学んだこと「知らない人が『お部屋』にいる!」

【会員限定コンテンツ】 前回は、通訳するための「アタマの中の『お部屋づくり』」作業を説明しました。次は「お部屋の住人」と仲良くなる工程が待っています。「知らない人が『お部屋』にいる!」状況を解決せねばならないのです。「知らない人が『お部屋』にいる」と落ち着かないですよね。通訳の『お部屋』もしかり。そこで快適な生活のために、「『お部屋』の住人」とお知り合いになっていきます。ここで、ようやくイン...

保護中: 【第3回】建築現場は今日も晴れ!「2D図面と3Dモデル」

【会員限定コンテンツ】 建築に携わっている人たちは、2Dの図面を見て即座に3Dのイメージを思い浮かべることができます。平面図を前にしての会議では、通訳も立体のイメージを頭に描けないと話についていくのに四苦八苦します。建築の図面は、工期の段階によってさまざまな種類の図面があり、用途も違っています。 設計の初期段階で出てくるのが基本構想(schematic design)を図面化したスケマ...

【第22回】わたしの通訳修業

(執筆・松本由紀子) 通訳業を仕事にしてから、あっという間に成人式を迎えるほどの年月が経ちました。 その間、思い返せば山あり谷あり、うまくいったこと以上に失敗したことも数々あり、自分なりにいろいろと経験をしてきました。まだまだ未熟者ですが、やりがいのある仕事に出会えて、自分は本当に幸運だったなと思います。今回、このような機会をいただき、通訳者になろうと思っている方、または社内通訳者から...

【第3回】はじめての通訳~通訳と訓練方法に対する誤解「TOEIC 730点を持っていれば通訳できますか?」

答え そうですね……条件つきで可能といったところでしょうか。 例えば、営業担当、技術者など対象分野に詳しい、該当分野について日頃から日英ともによく話しているといった揚合。 あるいは、ごくごく簡単な内容とかゆっくりとした話し方をされる方の話である場合です。 なぜこのような質問が? まず、通訳の能力の判断やフィードバックは、日本人の担当者が通訳者の日本語の訳出を聞いて行わ...

【第9回】 通訳者・平山敦子のガジェット天国「発表!!アプリ大賞☆」

(執筆・平山敦子) 時は4月。時節柄か通訳する内容も昨年度の振り返りが増える今日このごろ。昨日の会議でも「サプライヤー優秀賞2016」なる表彰がありました。そんなわけで、私もちょっぴり真似をして、昨年度お世話になったアプリの中から(勝手に)表彰し、開発者の皆さんの日々のたゆまぬ努力に感謝の意を表したいと思います。…といっても何も出ませんが…(笑)。 今回は「改善」と「効率」の2...

【5/13】鈴木立哉「経済英語の読み方」

経済英語の読み方 経済ニュースでは、「織り込む」、「手仕舞う」、「アクティブ運用/パッシブ運用」、「レバレッジ」など、通訳者・翻訳者であれば誰でもわかっていると思いがちな用語や表現が頻出しますが、はたして私たちは本当にわかっているのでしょうか?実は理解がズレている可能性はないでしょうか?本講演では金融翻訳を専門とする鈴木氏が、『金融英語の基礎と応用』の内容を土台に、自身が実際に訳した文章などの解...

保護中: 【第2回】マインドアスリートのための健康への道「実践!まずは食生活を見直そう Vol.2」

【会員限定コンテンツ】 こんにちは!スポーツ栄養士の佐藤樹里です。 気温も温かくなりすっかり春の陽気ですね。 これから温かくなるにつれて気をつけなければならないことの一つが水分補給になります。前半は前回にひきつづき食生活の見直し実践編、後半は水分補給についてお伝えしたいと思います。 では、前回にひきつづき、今回もご協力いただいた方の実際の食事をベースに見ていこうと思...

保護中: 【第2回】製薬業界の通訳「臨床試験の通訳」

【会員限定コンテンツ】 第2回目の今回は「臨床試験の通訳」ということでお話させていただきます。「製薬業界の通訳」で、最重要トピックの1つが「臨床試験」だからです。「これだけは押さえておきたい!」という単語については英語を併記していきたいと思います。 臨床試験の目的は、臨床試験の前段階である非臨床試験(後々、取り上げたいと思います)において、試験管・培養器内(in-vitro)で組織や細...

【第2回】建築現場は今日も晴れ!「M6 or M8?金物は千差万別」

建築現場での通訳は、やはりガテン系(blue-collar-worker)と言えるのではないでしょうか?もちろん現場にもよりますが、現在私が働いているところでは、毎日オフィスと現場を何回も往復し、歩数が2万歩を超える日も少なくありません。建物の外では、足場(scaffolding)を何度も上り下りしますし、建物内もエレベーターが付くまでは、階段を使うしかありません。一方職人さんたちは、重い腰道具を...

【第2回】つながっていたんだ!~通信・ネットワーク系の通訳で学んだこと「さあ『お部屋づくり』を始めよう」

前回、通訳をする際には「アタマの中に『お部屋づくり』をする」作業が必要、と書きました。では、どうすればいいでしょうか?いろんなやり方があるとは思いますが、オススメは書店に行くことです。「インターネットが普及した時代に、何を言ってるんだ?」「通信が得意な通訳がこんなこと書いていいのか?」と、早速ツッコミが来そうですが、いえいえ落ち着いて下さい(笑)。決して、インターネットで調べものをすることを否定し...

【第2回】はじめての通訳~通訳と訓練方法に対する誤解「英会話ができれば通訳できますよね?」

答え できません。 なぜこのような質問が? まず、通訳に対する無理解が根底にあるように思います。「人間自動翻訳機」あるいは「語学変換パイプ(左から外国語を吹き込むと右から訳語が出てくる)」と勘違いされている方もいらっしゃいます。確かに技術がかなり進歩し、自動翻訳機の精度はかなり向上しました。特に英語の音声認識技術は人間レベルにまで到達したと言われています。ただ、1つの言葉でも...

【第21回】イギリスの通訳業界事情

(執筆・坂井裕美) 皆さん、初めまして。わたしはロンドン在住の英日通訳者で坂井裕美(ひろみ)と申します。働きながら大学院の会議通訳コースにも通っています。小・中・高校生の3人の子どもを持つ年季入りのおばさんではありますが、通訳歴はまだ4年半です。 つまり、わたしも今、流行り(と勝手に決める)の「中年過ぎの通訳者デビュー」だったのです。それ以前は18年間、専業主婦をしていました。専業主婦...

【JIF2017】高牧康「声で差別化!通訳者の発声法」

高牧康 ヴォイスティーチャー、有限会社タカマキ代表取締役。国立音楽大学声楽学科卒業後、信州大学教育学部音楽科に所属し音痴をはじめとする音楽トラブル、吃音をはじめとする発声発語のトラブルについて研究。その後、BCA教育研究所を主宰し、解剖学的アプローチからの発声、歌唱法、音痴矯正法、プレゼンテーション技術について指導にあたっている。 テレビ、ラジオ、新聞など幅広く活動し、著書には『裏声のエロ...

保護中: 【第1回】マインドアスリートのための健康への道「実践!まずは食生活を見直そう」

【会員限定コンテンツ】 ■食事で集中力は変わる!まずは自身の食生活の見直しから 同時通訳者の皆様は超集中力型の仕事をしていらっしゃり、将棋・囲碁につぐマインドアスリートの一種ではないのかと考えます。アスリートといえば試合に臨むため、ご自身のコンディション管理・栄養管理が必須ですね。 同時通訳者の皆様の仕事中の集中力もまさにアスリートです。 つまりは、同時通訳者のみなさまも‶...