日本通訳フォーラム2017

早くも3年目を迎えた日本会議通訳者協会主催の日本通訳フォーラム。今年は8月26日(土)にまた豪華な講師陣で開催します。基調講演には自身も同時通訳者であり、日本において通訳研究を語る上で決して無視できない実績を持つ鳥飼玖美子先生。これに加えて午後のセッションでは、原子力から舞台演劇まで幅広い専門分野の通訳者を招いてお話しいただきます。日本通訳フォーラムは現役の通訳者や志望者、関係者に学びの機会を提供...

【JIF2017】桃原則子&小柳幸美「ブティック型エージェント(小規模エージェント)の経営と求めるパートナー通訳者」

桃原則子 M&Partners International(海外イベント&ビジネス企画、ランゲージコーディネーションおよび人財育成支援会社)代表取締役社長、1児の母。人材育成コンサルタントとして、一般企業、官公庁、ならびに団体などでの人材教育研修、講演、セミナーをてがけ、熱血指導をしてきた受講者の数は25,000人以上。つくば科学万博の通訳コンパニオンとして海外王室・政治家・著名人など外...

【5/13】鈴木立哉「経済英語の読み方」

経済英語の読み方 経済ニュースでは、「織り込む」、「手仕舞う」、「アクティブ運用/パッシブ運用」、「レバレッジ」など、通訳者・翻訳者であれば誰でもわかっていると思いがちな用語や表現が頻出しますが、はたして私たちは本当にわかっているのでしょうか?実は理解がズレている可能性はないでしょうか?本講演では金融翻訳を専門とする鈴木氏が、『金融英語の基礎と応用』の内容を土台に、自身が実際に訳した文章などの解...

保護中: 【第1回】製薬業界の通訳「製薬分野における通訳」

【会員限定コンテンツ】 現在、某製薬会社で社内通訳者として勤務している森田系太郎です。このたび、本連載「製薬業界の通訳」を担当させていただくことになりました。これから何回かに渡って、どうぞよろしくお願いします。 第1回目の今回は「製薬分野における通訳」ということでお話させていただきます。 製薬(=文字通り、「薬を製造する」)のプロセスは、ご存じの方も多いとは思いますが大まかに次の...

【第1回】つながっていたんだ!~通信・ネットワーク系の通訳で学んだこと「衝撃の一言」

その瞬間、アタマの中が真っ白に。「・・・今この人、『のうど』って言ったよね・・・」隣に座る外国人の顔を私はじっと見つめてしまいました。 これは、通信系の企業で社内通訳として働きはじめたころの話です。その会社では、新人の社内通訳は「オブザーバー」として、先輩方が通訳する会議に数カ月同席して勉強させてもらっていました。その後、晴れて社内通訳としてデビューしていたのですが、会議の数が予想以上に立て...

【第1回】建築現場は今日も晴れ「Hardhat and Steel Toes」

通訳者の皆さま、初めまして。京都在住のフリーランスの会議通訳、仲田紀子と申します。フリーランス通訳の皆さまならご承知の通り、私たちの仕事は業務場所もクライアント様も多岐にわたります。ダークスーツに身を包んで、某国の大統領や皇族の方との夕食会の通訳をすることもあれば、同通ブースにこもるシンポジウムなどの国際会議、また食品業界の工場では、頭からつま先まですっぽりと覆う白衣を着て通訳することもありました...

【第20回】大学院で同時通訳を学ぶということ

(執筆・藤井里咲) はじめまして。この春に東京外国語大学大学院 英語通訳翻訳実践プログラムを卒業予定の藤井里咲と申します。私はプロの通訳者ではなく、大学や大学院で通訳訓練を受けてきた一学生ですので、本コラムを執筆する機会をいただいて驚くとともに大変光栄に思います。 一般的には、日本で通訳者を目指すなら大学院よりも民間の通訳学校に通う場合が多いです。しかし、近年は、通訳・翻訳学を学ぶこと...

【第1回】はじめての通訳~通訳と訓練方法に対する誤解「通訳ってハリウッドスター来日会見の通訳をするあの人のことですか?」

はじめに 私は5年近く通訳学校や大学で主に初心者向けの通訳演習授業を行ってきました。私か訓練を始めたころより通訳という職業が身近なものになり、かつインターネットで容易に情報が取得できるようになったにもかかわらず、依然として通訳に対する理解が不十分なまま授業に参加される方がいらっしゃいます。その結果、授業を十分に消化できないまま夕-ムが終わってしますケースが見られました。通訳という職業、その訓...

【JIF2017】堀田秀吾「ことばのチカラ。心とことば。」

堀田秀吾 講師は明治大学教授であり、裁判という特殊な文脈でのことばの働きや現象を、言語学、法学、心理学、脳科学といったさまざまな分野の知見を取り入れながら検討してきた研究者である。近年は、そういった研究を通して得られた知見を援用しながら一般書やビジネス書の執筆も精力的に行なっている。 ことばのチカラ。心とことば。 本講演では、心理学的な知見を取り入れながら、ことばを使うことで、実際に人の...

【第7回】通訳者・平山敦子のガジェット天国「通訳者も破壊的テクノロジーで業務改革!!(中編)」

(執筆・平山敦子) 今回のテーマは「モバイル」。当然スマホを中心とした話題になりますが、いつもの「便利アプリ」のお話とはちょっと違うんです。 というわけで、本題の前に少しだけ前置きを…。 皆さんは、EFO(Entry Form Optimization/入力フォーム最適化)という言葉を聞いたことがありますか? ウェブで問い合わせや申し込み、登録フォームの入力をしてい...

【2/25】第3回 JACIサロン 通訳のチームワークについて語ろう!(パナガイド同通演習付き)

第3回 JACIサロン 通訳のチームワークについて語ろう!(パナガイド同通演習付き) 通訳には1人ではできない仕事がたくさんあります。だからこそ、チームワークが重要となり、互いのサポート次第で通常以上の能力を発揮できることもあります。よいパートナー通訳者とはどんな通訳者か?自分がよいパートナーになるために何ができるのか?また何をしない方がよいのか?通訳者の皆さんの貴重な経験、ご意見をぜひご共有く...

【第19回】わたしの転機。 そして、「ずっと長く道は続くよ」

(執筆・橋本佳奈) このコラム執筆のお話をいただく少し前、実は、通訳の仕事を辞めたいと悩んでいました。 「本当は人前で話すことは得意ではないのに」などと、心の中でいつも苦しんでいました。でも、依頼がくると、反射的に「はい」と言って引き受けてしまう。そして、仕事の当日までもがき苦しむ。そんな繰り返しでした。「楽な仕事は世の中にはない」、「私を必要としている人がいる」「今の私にできる仕事は...

【第6回】平山敦子のガジェット天国「通訳者も破壊的テクノロジーで業務改革!!(前編)」

(執筆・平山敦子) 明けましておめでとうございます! 1年経つのは早いものですね。元旦の朝「サードインパクト、結局起きなかったね」とつぶやいていたのがつい昨日のことのようです。「サードインパクト」はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中で2015年12月31日に起きた地球規模の「大災害」のこと。昔のアニメで「近未来」として描かれていた日付が次々と訪れ、過ぎ去っていくたび、ちょっぴ...

【JIF2017】平山敦子「脱・生耳ウィスパ地獄!!パナガイドで作る楽勝通訳環境」

平山敦子 会議通訳者。得意分野は司法、軍事、IT、自動車など。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。この仕事を目指したきっかけは大学在学中のアルバイト。幼少期の在米経験を活かしスポーツイベントのバイリンガルスタッフとして働いていたが、ある日現役のプロ通訳者と同席、その仕事ぶりを目の当たりにし衝撃を受ける。「私もこんな風になりたい!」とアルバイトに精を出す(?!)うちに、いつしかそ...

【JIF2017】柴原早苗「今こそアナログ志向で~放送通訳に求められること」

柴原早苗 放送通訳者。獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳業に従事。NHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富...

【JIF2017】鳥飼玖美子「通訳者の役割〜同時通訳パイオニアのオーラルヒストリーから考える」

鳥飼玖美子 立教大学名誉教授。大学在学中より同時通訳者として第一線で活躍。NHK「ニュースで英会話」監修およびテレビ/ラジオ講師。著書に『歴史をかえた誤訳』(新潮文庫)、『戦後史中の英語と私』『通訳者と戦後日米外交』『英語教育論争から考える』(以上、みすず書房)、『国際共通語としての英語』『本物の英語力』(以上、講談社現代新書)などがある。専門は通訳翻訳論、言語コミュニケーション論、言語教育。 ...

【JIF2017】マイヤーズ若菜「舞台演劇の通訳」

マイヤーズ若菜 カナダ、スイス、ハンガリー、アメリカで育つバイリンガル会議通訳者。上智大学比較文化学部卒業後、大手外資系企業数社の社内通訳を勤めたのち、米国モントレー国際大学の会議通訳修士号を取得しフリーランス会議通訳者に転身。ビジネス・医薬・技術・放送・司法・エンターテイメントなど幅広い分野で活躍。通訳スクールの講師も務める。 舞台演劇の通訳 演劇やミュージカル、オペラ、バレエはど...

【JIF2017】平井美樹「ノーミス、完璧でパーフェクトな通訳とは?フィギュアスケートから学ぶ通訳者としての伝える力」

平井美樹 学生時代にESPN Sports Centerを翻訳するアルバイトから通訳の道に入る。NHKの大リーグ、NBA, NFL放送の通訳スタッフ、広告代理店の社内通訳を経て現在はニュース、国際関係、安全保障、企業買収からエンタメ、相撲の英語放送までをこなす放送、会議通訳者。日本スケート連盟の通訳者も務める。日本から海外へのPR、スピーチのコーチング、メディアトレーニングなども手掛ける。 ノ...

【JIF2017】土方奈美「原子力通訳の基礎知識~通訳経験ゼロから原子力通訳になるまでに学んだこと」

土方奈美 大学卒業後、日本経済新聞社に入社。13年にわたり記者として企業経営や資産運用など幅広い分野を取材する。2008年に子供の小学校入学を機に独立し、ビジネス書を中心としたノンフィクション翻訳の世界に入る(訳書に『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』日本経済新聞社、『トランプ』文藝春秋など)。2012年、アメリカのモントレー国際大学院(現在ミドルベリー国際大学院モ...

【JIF2017】丸尾一平「一年目からきっちりと稼ぐ!フリーランス通訳者の営業術と経済学」

丸尾一平 1970年生 の蠍座のB型。小4~中2までの四年半をアメリカNYで過ごす。帰国後、日本の私大卒、某洋酒系合弁会社に勤務後、通訳者を志す。現在はフリーランスの英語通訳者としてIT、IR、金融、製造業、ウイスキー、最近では2020東京オリンピック、2019年ラグビーW杯といった分野でもビジネスの世界を主体に節操なく活動中。飛んできた球は全て受ける!をモットーにお薬とお医者様の世界以外は広く...

【第18回】感性を活かした通訳:クリエイティブ業界の場合

(執筆・佐藤由香) クリエイティブ業界で社内通訳を始めた時から意識していたのは、自らの感性を支えに通訳することでした。自分にとって感性とは、英語を習得する前に、音楽を通して培ってきたものであり、語学分野への進路を選ぶより前、バイオリン演奏における訓練を通して身に付いた感性こそが、通訳業務においてパフォーマンスの支えとなってきたのです。通訳キャリア第1章となったクリエイティブ業界での通訳経験と...

保護中: 初めてのデポジション通訳~仕事の流れ編

【会員限定コンテンツ】 ■デポジションとは 法務通訳にはデポジション(証言録取、deposition)、略してデポというサブ分野ご存在する。米国の訴訟は、法廷での裁判が始まる前に当事者同士で証拠を開示する手続きがあるのだが(これはディスカバリー、discoveryと呼ばれる)、大半の案件はディスカバリーの過程で、またはこれの終了後から公判開始前に和解が成立する。一説によると95%以上の案件で和...

【1/29】 第2回 JACIサロン(パナガイド同通演習付き)

 第2回 JACIサロン(パナガイド同通演習付き) 通訳者の本音、通訳者の日常の素顔、そして通訳者の悩み----同業者だから本当に分かり合えるトピックを語りましょう。頑張っている通訳者仲間を褒め合い、キャリアについても情報交換をしましょう。でも結局スキルを上げれば、大抵の悩みは解決しそう……という方のために、今回は希望者にパナガイド同通演習も盛り込みます。社内通訳者もフリー通訳者も、共に歓迎しま...

【2/5】 日英・英日通訳ワークショップ in 札幌

日本会議通訳者協会(JACI)主催の、日英・英日通訳ワークショップを、初めて北海道で開催します! 冬季アジア大会直前ということで、ウィンタースポーツの選手インタビューの通訳演習を中心に、練習を行います。国際大会の経験もあるJACI認定会員が限定10名の少人数制で、和気あいあいと、しっかりじっくり教えます。 参加者の通訳レベル、経験は問いません。みんなで勉強することで、それぞれに学ぶこと...

通訳クリスマスパーティー 2016

日本会議通訳者協会は様々な「真面目」な取り組みを行う一方で、遊ぶことの重要性も忘れていません。今年も12月23日に恒例のクリスマスパーティーを開催します。通訳は苦しくて辛い経験が多いけれど、せめて1日くらいはみんなで集まり、飲み食いしながら大笑いしませんか? 通訳関係者であれば誰でも参加可能です。日本会議通訳者協会の会員である必要はありません。 通訳クリスマスパーティー 201...

【第17回】社内通訳の世界

(執筆・中村いづみ) 私は現在フリーランスの通訳者ですが、過去に数多くの企業で社内通訳をしてきたことから、「社内通訳とは」というテーマでコラムを書いてほしいという依頼をいただきました。多様な通訳業界の中で、私が経験したこと、また他の通訳者から聞いた話などもふまえて、社内通訳とはどのようなものなのか述べたいと思います。社内通訳に特有でない事例もありますし、また、同じ企業でも、通訳体制やニーズが...

【第5回】平山敦子のガジェット天国「海外旅行・出張に役立つアイテム~番外編」

(執筆・平山敦子) 早いもので、今年も残すところ数週間となりました。Facebookのタイムラインには初滑りの報告とともにゲレンデの白い雪景色の写真がちらほら。フリーランスなら予定表にも「白いところ」が目立ち始め…(笑)。とうとう冬の到来です! そんな「白いところ」を利用して海外でリフレッシュする方もいらっしゃるかもしれませんね。今回の「番外編」では、海外旅行や出張で知っている...

【第4回】平山敦子のガジェット天国「特集・ためしてジッケン?!~Apple Watch2を通訳現場で使ってみました!~」

(執筆・平山敦子) 普段はアプリや便利グッズを紹介する本コラムですが、今回は先日入手したばかりのApple Watch2をレポートします!! 「特集・ためしてジッケン?!」(あら、どこかで聞いたような響き…笑)では、読者の皆さんも気になっているかもしれない噂のグッズを、このワタクシめが「人柱」となって試していきます。この特集は不定期ですが今後もお届けしますのでお楽しみに! ...

保護中: 【佐藤秀典インタビュー】ラグビー日本代表通訳の舞台裏(上)

【会員限定コンテンツ】 2016年8月27日に開催された第2回日本通訳フォーラムで講演頂いたあと、元ラグビー日本代表通訳者である佐藤秀典氏に講演内容を補足する形でさらに60分語っていただきました。3回にわけてお届けします。(インタビュアー:関根マイク) 関根:よろしくお願いします。今日の講演は山ほど笑いもあって面白かったですね。時間が足りずにカットした部分があったそうですが、どんな内容...

【第16回】遅れてやってきた通訳者

(執筆・白倉淳一) 通訳者になろうと思い立ったとき、50歳と数カ月になっていました。 学校を出てから日本の企業で28年間転職することもなく働いていましたので、通訳者になることはキャリアの大きな変化になりました。私と同じような経歴の通訳者にはまだ直接会ったことがありません。通訳学校のことや仕事との出会いなどで、少数派として何か参考になることをお伝えできるかもしれないと思い、このリレー・コ...