2月 2022

【第8回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道のツアーあるある」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は冬の北海道でよく起こる交通トラブルについてお話しました。今回もまた、北海道での通訳案内業務中に起こりがちな問題についてお伝えします。 北海道はでっかいどう 北海道の広さについて、色々なところで話題になっているのをよく見かけます。北海道本島のみで日本の国土面積の約2割を占めるのですから、他の都府県に比べて北海道の面積が...

保護中: 【第7回】翻訳家ありのまま「みんなが『自分が1番』と思っている職場」

学歴至上主義の京大卒社長にとって唯一、頭が上がらなかったのがミシガン大学大学院出身の男性だった。なにしろ彼は“世界の頂点”ともいえるマサチューセッツ工科大学卒、かつミシガン大学大学院修了である。京大卒といえどもこの華麗なる学歴の前にはひれ伏すしかなかったのか、神様みたいな扱いをしていた。 ところがミシガン大学大学院出身の男性の“真の実力”が露呈し、「自宅待機」にさせて以来、社長はこんなこと...

「国際会議デビュー!体験記~満元証」

国際会議の同時通訳デビューという、有難くも緊張感たっぷりだった機会を頂いたので、私からこのお仕事を受けるに至った経緯や学んだことをささやかながらお伝えしたいと思います。改めて、このような貴重な機会を下さった関根さん、サポートとして助けてくださった通訳者の熊野里砂さん、そして共にデビュー戦を駆け抜けてくれた上妻さん、ありがとうございました。 今回私がご紹介頂いた案件は、グローバルグリーンズが...

「国際会議デビュー!体験記~上妻つぐみ」

「コロナ世代」の通訳者見習いが国際会議デビューするまで 時は12月30日、2021年も残すところあとわずか。私の通訳の師匠と慕っている関根マイクさんから「2/5 グローバルグリーンズ世界大会(遠隔)」という件名のメールが届きました。「こんなのきてるけど、興味ある?」という同時通訳案件の打診でした。 会議内容を確認すると、何と学生時代にボランティア通訳で撃沈した会議のトピック。もちろん...

【4/9】森田系太郎「基礎から学ぶ逐次通訳(日英)」【遠隔】

一般社団法人 日本会議通訳者協会が『通訳翻訳ジャーナル』でお馴染みのイカロス出版株式会社と組んで共同編集した『通訳の仕事 始め方・続け方』の発売を記念して、11月から6か月連続でイベントを開催します!第6弾は本書のPart 2を共同執筆した森田系太郎さんです。通訳はついつい同時通訳の華やかさに目を奪われがちですが、同時通訳の神様と呼ばれた國広正雄・西山千・金山宣夫氏らも通訳は「逐次から入って逐次...

【3/5】白倉淳一「逐次通訳(日英)ワークショップ」【遠隔】

一般社団法人 日本会議通訳者協会が『通訳翻訳ジャーナル』でお馴染みのイカロス出版株式会社と組んで共同編集した『通訳の仕事 始め方・続け方』の発売を記念して、11月から6か月連続でイベントを開催します!第5弾は本書の通訳者インタビューに登場する当協会副会長の白倉淳一さんです。通訳者を志望する方・通訳の学習をしている方向けのオンラインワ ークショップ。通訳現場での経験と通訳学校で教えた気づきから、初...

【第8回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期と年末年始」

 皆さん、明けましておめでとうございます。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  2022年になりましたね。皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたか。私は先日無事修士論文を執筆し終え、最終審査を受け終わり、後は結果を待つのみとなりました。  第8回は前回お伝えした通り、二年次秋学期と年末年始のお話をしようと思います。 二年次秋学期  秋学期も春学期に引き続き、修士論文ゼミ、...

【第1回】社内通訳者のお仕事

一口に社内通訳といっても現場によって環境は様々だと思います。今回は現在勤めております飲料メーカーIT部門での社内通訳経験について、皆さんにお話しできればと思います。参考にしていただければ幸いです。 【基本情報】 外資系飲料メーカーIT部門の社内通訳 チームの通訳者3名 コーディネーター1名 完全在宅オンライン対応 契約形態: 派遣社員 ...

保護中: 【第6回】翻訳家ありのまま「かくして大型契約が消えてなくなった」

ミシガン大学大学院出身の男性は自信過剰なところがあり、他人を小ばかにする癖があった。それを最初に感じたのは、入社して間もないころ、社長を除いた翻訳スタッフ5名で開いたミーティングのときだった。 彼はまだ我々と一緒に仕事をしたことがなかったのだから、我々がどれくらいの実力の持ち主なのか知らなかったはずである。なのに彼はみんなの前で私のことを評してこう宣ったのだ。 「宮崎は男なんだから本...

保護中: 【第34回】放送通訳の世界「どこまで溜める?」

【会員限定コンテンツ】 通訳者に必要なのは「語学力・知識力・体力」。私はこれを合言葉にしており、ジム通いも大事な業務の一環(?)です。中でもお気に入りはバーベルを使い、音楽に合わせて体を動かすスタジオレッスン。わずか30分でもたっぷり筋トレになります。 レッスンでよくインストラクターさんが使う「溜める」という言葉。たとえばスクワットの場合、しゃがんだ状態で数秒間「溜めて」か...

【第7回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道の冬のトラブル」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。本連載では、通訳案内士の仕事に関して、研修講師や通訳案内業務の内容についてこれまでお伝えしてきました。第7回の今回は少し趣向を変え、これまでの業務で直面した交通トラブルについてお話します。 大雪と交通 「北海道といえば、雪」―北海道を訪れる外国人旅行客、特にアジアからの観光客が最も期待するものが雪です。冬は北海道では観光の...