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保護中: 【第31回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「自省ロク」

【会員限定コンテンツ】 学生時代に初めて著作に触れ、以来、敬愛するようになった神谷美恵子先生。神谷先生は精神科医としてハンセン病患者のために生涯を捧げました。上皇后さまのご愛読書「生きがいについて」(みすず書房)は発売から数十年経っていますが、今でも多くの読者に読み継がれています。近年、海外では「生きがい」ということばがそのまま”ikigai”と訳され、ウェルビーイングの観点から分析されて...

【第23回】通訳なんでも質問箱「移動拘束費の扱い」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q .移動拘束費の扱い エージェントにより移動拘束費の金額がかなり違うような気がするのですが、業界標準的な目安はあるのでしょうか?...

【第20回】チャーリーの金融英語「The Moral Equivalent of War (戦争の道徳的等価物)」(2/2)

今回は特別編として、ウィリアム・ジェームズによる論文『The Moral Equivalent of War』(戦争の道徳的等価物)の日本語訳をお届けします(全2回)。 本エッセイは、1906年にスタンフォード大学で行われた講演をもとに執筆され、1910年に雑誌McClure’s Magazine に発表されました。 なお、このウェブ版(翻訳版)とは別に、以下の日本語訳の他に英語原文...

【第19回】チャーリーの金融英語『戦争に代わるもの――平和の中で勇気と規律を育てる』(1/2)

今回は特別編として、ウィリアム・ジェームズによる論文『The Moral Equivalent of War』(戦争の道徳的等価物)の日本語訳をお届けします(全2回)。 本エッセイは、1906年にスタンフォード大学で行われた講演をもとに執筆され、1910年に雑誌McClure’s Magazine に発表されました。 なお、このウェブ版(翻訳版)とは別に、以下の日本語訳の他に英語原文...

保護中: 【第25回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『サブスタンス』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第25回の作品は、デミ・ムーアの迫真の演技が話題になったR-15...

【第22回】通訳なんでも質問箱「AIの台頭による通訳者への影響について」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q. AIの台頭による通訳者への影響について 私は通訳・翻訳を仕事にしたい大学生なのですが、最近のAIの進化により、そもそもこれを...

保護中: 【第30回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「動詞とセットで」

【会員限定コンテンツ】 8月23日に新宿で開催されたJIF日本通訳フォーラム2025。私も放送通訳についてお話する機会を頂戴しました。 https://www.japan-interpreters.org/news/jif2025-sanae-shibahara/ そこで申し上げたのが、テレビ通訳と会議通訳の違い。具体的には「沈黙」についてです。 会議の同時通訳で多少...

保護中: 【第24回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『コンパニオン』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第24回の作品は、AIロボットを題材にし、今年アメリカで大ヒット...

保護中: 【第29回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「気分は考古学者」

【会員限定コンテンツ】 数週間前のこと。久々に国際会議同時通訳の仕事がありました。私の場合、学期中は大学での指導があるため、放送通訳と授業がメイン。会議通訳は必然的に長期休暇中ということになります。 今回、その現場で初めて目撃したのが「文字書き起こしソフト」。最近、通訳者の間で爆発的に普及しているそうです。ただ、私にとってはその現場が人生初遭遇。衝撃でした。いえ、文字書き起こしソフト...

【第21回】通訳なんでも質問箱「通訳延長について」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q. 通訳延長について業務の時間管理の責任はどの程度通訳者にあるのでしょうか?クライアントとゲストのあいだで話しが弾み、通訳業務が延長と...

【第14回】翻訳・通訳会社のクレーム処理「プロ通訳者のマナーって?」

翻訳・通訳会社は、翻訳者・通訳者には見えない舞台裏で様々なクレーム処理を行っています。本連載は目的は、その一部を紹介することで、翻訳・通訳会社が日々取り組む業務に関して理解を深めてもらうことです。執筆は現役の翻訳・通訳会社コーディネーター。登場人物はすべて仮名です。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。人材不足、通訳不足と言われ久しくなっており、お忙しい日々を送っていると思います。 ...

保護中: 【第23回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第23回の作品は、ティモシー・シャラメがボブ・ディランの若き日を...

【番外編】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「卒業試験不合格から7か月……」

40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院に入学した通訳(の卵)の2年間にわたる「海外留学奮闘記」。最終回では無念にも不合格となった卒業試験についてご紹介しましたが、今回は番外編として〈その後の7か月間〉についてお伝えします。 就業ビザが……下りない!? 実は卒業試験が終わって間もない今年2月頃に、日本ブランドの商品を展開する韓国企業から運良く就職内定をいただきました。 昨今、深刻な就...

【第15回】シリコンバレー徒然通訳テクノロジーだより「Google カレンダーをさらに便利に使う方法 その2」

皆様お元気でお過ごしでしょうか。先日カーラジオを聞いていたら、番組ゲストが車の初期不良でカスタマーサービスに電話した時に AI のようだったため「あなたは AI ですか?」と質問したら、「もちろん違います、生身の人間です」と返事があり「失礼しました」と謝ってさらに1時間ほど問題解決に至らない会話を続けた結果、やはり AI だと確信したという話が流れてきました。私も同じような経験があり、航空会社の...

保護中: 【第28回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「AIに癒される」

【会員限定コンテンツ】 同時通訳というのは常に時間との闘い。しかもCNNやBBCなどの英語ニュースの読みスピードは世界最速とも言われます。報道番組の場合は途中にCMも入りますので、通訳者の声もほぼ同じタイミングで「着地」せねばなりません。何を拾って何を落とすのか、その取捨選択も迫られるのですね。ちなみに私は現在指導している大学の授業でCNNをベースにしたテキストを活用、そこでシャドーイング...

保護中: 【第21回】あの通訳研究って、実際どうなの?「外交と通訳-トランプ大統領・ゼレンスキー大統領会談から見えたこと」

【会員限定コンテンツ】 梅雨入り宣言が出たものの、梅雨前線はどこかに消えたような猛暑があったかと思えば、今度は想像をはるかに超えた豪雨に見舞われ、変化の激しい6月となっています。 そんな中、中東情勢が再び大きく揺れ動く事件が起きました。前回も書きましたが、1月にトランプ大統領が誕生して以来、世界は大きく動いています。しかしその動きは平和や安定には程遠く、むしろ争いの種が拡大しているよ...

【第6回】探査工学から見た地球と宇宙「天然水素 ― 夢の資源になるか 」

日本は「水素社会」を目指している。二酸化炭素(CO₂)を排出しない「クリーンな燃料」として注目される水素は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた重要な柱の一つとされている。しかし、以前のコラムでも述べた通り、現在流通している水素のほぼ全ては石油や天然ガスなどの炭化水素から生成される「グレー水素」である。水素の生成過程で大量のCO₂が排出され、その多くが大気中に放出されているのが現状であり...

保護中: 【第22回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『フレンズ&ネイバーズ』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第22回の作品はコメディー要素のある犯罪ドラマかつ家族ドラマのシ...

保護中: 【第27回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「なんてったって体力」

【会員限定コンテンツ】 数年前にコロナが猛威を振るったころ、世の中はロックダウン状態。外出もままならず、誰もが気分的に打撃を受けましたよね。そのような最中、私が出会ったのが「落語」です。それまで私が抱いていた落語のイメージは「なんとなーく古い!」というもの。着物を着たご高齢の(失礼!)男性陣が首を左右に振りながら話し続ける、といった乏しい知識でした。 ところが、たまたま日曜夕方の「笑...

【第14回】シリコンバレー徒然通訳テクノロジーだより「Google カレンダーをさらに便利に使う方法 その1」

皆様お元気でお過ごしでしょうか。アメリカでは関税のドタバタや公務員のレイオフなどがあり、通訳現場でも「今は価格を決めるのは無理!」とか「少なくなった人数で多くの仕事をカバーしているから最終日は早く帰らせてほしい」とか、ダイレクトな影響を感じることが多くあります。また、出張でよく行く空港でトラブルが発生しているのもハラハラします。カンファレンスのなどは家からリモート通訳するケースも増えて臨場感が無...

保護中: 【第21回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『リアル・ペイン~心の旅~』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第21回の作品は、俳優のキーラン・カルキンが第97回アカデミー賞...

保護中: 【第26回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「はっぱの語源からBTSへ」

【会員限定コンテンツ】 元外交官の佐藤優氏。かつて鈴木宗男事件で連座する形で逮捕され、東京拘置所で512日間を過ごしています。ロシア専門家である佐藤氏は外務省時代からロシア語同時通訳者・米原万里氏と親交があったそうです。佐藤氏が釈放された直後、米原氏は佐藤氏に「あなたは絶対に作家になった方が良い」と強く勧めたとのこと。「外務省は貴重な人材を喪ったけれど、私たちは素晴らしい作家を得た」との趣...

保護中: 【最終回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「令和7年薬機法改正-次の5年に向けて」

【会員限定コンテンツ】  薬機法は施行後5年ごとに改正される法律です。本稿執筆時点(2025年3月末)は国会の会期中で、今国会で改正法案が成立する見込みとなっています。そこで今回は、医療機器薬事の通訳の連載最終回として、成立見込みの改正薬機法の内容について扱い、次の5年の薬事行政動向を考えます。  今回の薬機法改正では、医薬品に関する改正が主な論点ですが、医療機器もそれに付随して規制...

保護中: 【第20回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『モアナと伝説の海2』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第20回の作品はディズニー・アニメーションの新たなヒット作となっ...

保護中: 【第25回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「思い込みってコワイ」

【会員限定コンテンツ】 私が放送通訳者としてデビューしたのは1998年6月のこと。「イギリスで仕事をしたい!」という思い「だけ」でBBC日本語部(当時)の求人をThe Japan Timesで見つけ、応募したことから始まりました。それまで私はテレビ局に一歩も足を踏み入れたことすらなかったのです。日本の小学校に通っていれば、場合によっては「社会科見学でテレビ局へ」ということもあったでしょう。...

保護中: 【第20回】あの通訳研究って、実際どうなの?「トランプ大統領の政策に揺れる世界」

【会員限定コンテンツ】 まもなく2024年度も終わりとなります。桜の便りも来週には聞かれるようで、旅立ちの季節でもあり、4月からの新しい出会いに心ときめく時間でもあります。しかし、世界は落ち着きのない状況が続いています。 この原稿は、本来であれば2月末にお届けしなければならないものでしたが、年度末に加え海外出張が入ったことから、期限を延ばして頂きました。関係者の皆さまには大変ご迷惑を...

保護中: 【第18回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「薬機法以外の関係法規」

【会員限定コンテンツ】  医療機器に関連する規制は、薬機法(医薬品医療機器等法)だけでなく、さまざまな法律や規制が関係しています。今回は、薬機法を除いた周辺の規制について主要な法律を取り上げて説明します。これらの法律は、医療機器の承認取得(対PMDA)の工程というよりは、医療機器の設計、製造、販売、使用において重要な役割を果たします。薬機法以外にも製品の安全性や品質を確保するための多くの法...

【第4回】日英通訳者がソウル大学校語学堂に留学してみたら「大人留学のすすめ」

여러분, 안녕하세요! 皆さん、ソウルからと言いたいところですが、今回は東京からこんにちは。日英通訳者の古賀朋子と申します。11月の末からソウル大学校の語学堂に短期留学をしていました。今回の連載では2ヶ月半の留学を振り返ってみたいと思います。 日本からの友人を迎えてたっぷり遊んだ後に、旧正月の連休に突入したわけですが、連休が明けてしまえば1週間後には期末試験ということで、旧正月当日に寒い中...