6月 2019

保護中: 【第5回】Welcome to the Ballpark!「4th Inning」

【会員限定コンテンツ】 みなさん、こんにちは。本格的な夏の気候になってきましたね!7月の野球シーズンは、ファン待望のオールスターゲームが開催されます。日本では2試合、北米では1試合だけのオールスターゲームに出場するのは、ファンの投票で選ばれた人気選手の他、監督推薦などで選出された実力者たちです。ファン投票で選ばれる選手たちも、好成績を残しているからこそ人気が高いわけで、人気だけが先行している...

【第3回】大手を振って中道を行く−できない私の通訳雑談「通訳になりたい!?ECCのスパルタ教育」

天津は今日も晴れ。空は薄めに溶かしたクリームシチュー。 今週は月曜日から憧れの(本当かよ〜)春秋航空で天津に来ています。成田空港第3ターミナルから直行便で渡航できる天津。東京から約3時間、往復3万円強で渡航できる天津は、陸水運の要衝でもあり、天津飯でも有名です。と・こ・ろ・が、なんとここには天津飯がない!どこに行っても天津飯がありません。薄々想像してはいましたが、どうやら天津飯は日本の素晴らしい...

【第1回】通翻訳者が知るべきBrexit「幕間」

これを書いている2019年6月、ここ半年間のBrexit(※1)狂騒劇は幕間を迎えたように見える。Brexitを巡る国会での攻防や抗議デモ、EUサミットのニュースを息つく暇もなく流していたUK(※2)のニュースメディアも、今はメイ首相の後継者を選ぶ保守党党首選に焦点を移している。 UKは現在もEUのメンバーである。2016年6月24日の朝に「欧州連合離脱是非を問う国民投票」(European...

【第11回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「今後に向けた課題」

今回のテーマは「今後に向けた課題」です。 第3回で、次のように書きました。 ・インドネシア語の通訳サービスは、経済学でいう「市場の失敗」に陥った状態。 ・その最たる原因は、売り手と買い手の間に「情報の非対称性」(情報の偏在)が見られること。 ・買い手側にサービスの質を判断するための情報が乏しいせいで、いわゆるレモンの原理で逆選択が起きて(=安いばかりで粗悪なサービスが「悪貨は良貨を駆逐...

第2回 同時通訳グランプリ 入賞者の声

【学生部門】 グランプリ 春田僚子(国際基督教大学) この度、第二回JACI同時通訳グランプリに参加できたこと、大変嬉しく思います。 大学で通訳の勉強をしてきましたが、本格的なブースで、さらに日英・英日両方向での同時通訳ということで、本選前にはとても緊張しておりました。実際にブースに入ってみると、オーディエンスの皆さまが見えることもあり、心拍数が上がったように記憶しています。直前...

【第2回】翻訳・通訳会社のクレーム処理「 通訳者編 Case 2: プロの自己管理」

翻訳・通訳会社は、翻訳者・通訳者には見えない舞台裏で様々なクレーム処理を行っています。本連載は目的は、その一部を紹介することで、翻訳・通訳会社が日々取り組む業務に関して理解を深めてもらうことです。執筆は現役の翻訳・通訳会社コーディネーター。登場人物はすべて仮名です。 六月も後半に差し掛かり、梅雨の季節になりましたが、皆さまどうお過ごしでしょうか。こう、梅雨の季節になりますと、体調を崩...

第2回 同時通訳グランプリ 結果発表

第2回 JACI同時通訳グランプリの結果を以下の通り発表いたします。 【学生部門】 グランプリ 春田僚子(国際基督教大学) ※プレゼンターは鶴田知佳子教授(東京女子大学) 準グランプリ 福谷昌子(Middlebury Institute of International Studies at Monterey) 【社会人部門】 グランプリ 高木久理守 ※プレゼンターは...

保護中: 【第13回】放送通訳の世界「たかが読み方、されど読み方」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳の場合、一つのテーマだけが出てくるわけではありません。政治、経済、スポーツ、芸術、医学など、ありとあらゆるトピックが登場します。よって、日頃から様々な分野にアンテナを張り、何が出てきても驚かないようにしなければなりません。そうなると「紙新聞を読む」というのも立派な仕事です。何しろ見開きで一度に大量の情報が視界に入るのが紙の利点。ネットよりも素早く情報を手に入れ...

【第8回】通訳留学奮闘記~ロンドンメトロポリタン大学編「とうとう後期の期末試験」

皆さん、こんにちは。 日本ではもう暑い日が続いているというニュースも耳にします。ロンドンでは寒すぎず、暑くもなく、緑も生い茂ってとても気持ちいい季節になりました。街もきれいで比較的天気も良く、外に出かけたい気分ではありますが、早くも試験シーズンがやってきました。後期のモジュール「EU/UN」「会議通訳2」「TIPE」の中には、いわゆる「試験」があるものと、ないもの(試験以外で評価されるもの)...

【JIF2019】高野勢子「フランス語通訳って面白い、でもその将来は?」

高野勢子 フリーランスのフランス語通訳者。上智大学文学部フランス文学科卒、フランス・アンジェカトリック大学留学。フランス大使館勤務、外資系製薬会社勤務を経て独立。通訳者としてはNHKテレビ BS1 ワールドニュース(France2)のレギュラー通訳、政府間交渉会議、日本・フランス間の合弁事業設立などの企業間交渉、国際会議・シンポジウム・コンベンション、記者会見、要人随行など多数。 フランス...

保護中: 【第3回】大原ケイの背後からメッタ斬り!「アメリカで銃の乱射事件がなくならないワケ」

【会員限定コンテンツ】 5月末にもバージニア州のバージニアビーチ市の施設で職員が退職願を出した直後に銃を乱射、12人を殺し、自分も駆けつけた警察との銃撃戦で死亡する事件があったばかり。日本でも刃物による通り魔事件がないではないが、何しろ被害者のケタが違うのが銃の怖いところ。 しかも、こういった乱射事件が起こるたびに、銃の売り上げが急増するというのは日本人に理解しがたいものだろう。だが事...

保護中: 【第5回】東洋と西洋をつなぐヨーガの通訳「ヨーガの用語:アーサナ、ヨギ、姿勢、そして呼吸」

【会員限定コンテンツ】 前回まで「母性のヨーガ」の研修現場についてご紹介してきましたが、今回からは、ヨーガで使われる用語について、ご紹介していきたいと思います。 「母性のヨーガ」の研修は、妊産婦が対象のヨーガのため、安全には特に配慮する必要があり、妊娠、出産に関連する解剖学の知識も扱います。実際、研修受講者には産婦人科医や助産師の参加も多いため、医学的な用語が飛び交うこともあります。 ...

【第10回】インドネシア語通訳の世界へようこそ「どうやって仕事を得るか(その2)~仲介業者経由の場合~後編」

(前編はこちらから) 助かる点と困る点とを考え合わせ、トータルとしてエージェントを介する価値があると確信できるか。それは「どこと組むか」による部分が大きいといえます。 この「どこと組むか」という明確な意思を持つことの大切さは、案外意識されていないようです(私もそうでした)。ここからはその辺りの話をしましょう。 通訳者の中には、登録できるところは手当たり次第に片っ端から全部登録しておこ...

【第19回】通訳者・翻訳者の子育て「『好きになれば勝手にやる』と自主性を尊重」

(執筆・通訳者 寺山なつみ) 我が家には6歳になる娘と4歳の息子がいます。夫はいわゆる純ジャパ。私が仕事の準備でシャドーイングをしたり、タイやフィリピン出身の幼稚園ママ友と英語で話す姿は子どもたちも時おり見ていますが、それ以外は完全に日本語の環境です。幼稚園年長の娘は、園で週に1度ECCのクラスがあるようですが、特に何を習ったなど、聞かない限りは教えてくれません。 仕事柄、ママ友に「子...