【JITF2021】毛利雅子「日本における司法通訳の現状と展望」

毛利雅子

名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授。民間企業、政府機関勤務などを経て通訳の道に。会議通訳者、司法通訳者として活動する傍ら、日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程を修了し博士号取得。関西外国語大学、豊橋技術科学大学を経て現職。通訳研究、異文化コミュニケーション研究を行っている。

日本における司法通訳の現状と展望

通訳・翻訳という業界に長年関わっていても、仕事については全く知らないという方もいらっしゃる、ある種特殊な業界―それが司法通訳の世界だと思います。今回はその司法通訳について、どこでどんなことをしているのかという仕事の中身や基本的事項から日本における司法通訳の現状、そして未来への展望についてお話しいたします。また司法通訳といっても法廷通訳ばかりではありませんので、「司法」という大きな枠組みから、この「ギョーカイ」について俯瞰しつつ、研究者としての視点も含め進めていきます。でも、固いシリアスな話ばかりでは刺激が足りません。というわけで、かなりマニアックな「ギョーカイ」話まで触れていきたいと思います。

日本通訳翻訳フォーラム2021