ニュース

【神奈川県】川崎市立橘高等学校(2025)

10月6日(月)に、日本会議通訳者協会より3名が神奈川県の川崎市立橘高等学校を訪問し、同校国際科2年生を対象に通訳講座を行いました。今回は50分のコマを連続2コマで実施しました。 ♢ ♢ ♢ 川崎市立橘高等学校 通訳講座 - 通訳デモと生徒による通訳の実践 ■前半(50分間) JACIや講師の紹介をした後、早速講師である通訳者が逐次通訳のデモを実施。会場からボランティアを...

保護中: 【第31回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「自省ロク」

【会員限定コンテンツ】 学生時代に初めて著作に触れ、以来、敬愛するようになった神谷美恵子先生。神谷先生は精神科医としてハンセン病患者のために生涯を捧げました。上皇后さまのご愛読書「生きがいについて」(みすず書房)は発売から数十年経っていますが、今でも多くの読者に読み継がれています。近年、海外では「生きがい」ということばがそのまま”ikigai”と訳され、ウェルビーイングの観点から分析されて...

【第23回】通訳なんでも質問箱「移動拘束費の扱い」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q .移動拘束費の扱い エージェントにより移動拘束費の金額がかなり違うような気がするのですが、業界標準的な目安はあるのでしょうか?...

【12/6】鶴田知佳子と考える「通訳をするということ」~第5回「AI通訳の現在と未来」

実務通訳者として、そして研究者としても長きにわたり最前線を走り続けている鶴田知佳子さんが、「通訳をするということ」についてゲストを交えて語るシリーズ企画! 第5回は「AI通訳の現在と未来」です。 今回のゲストは、通訳機材や関連技術を提供するバルビエコーポレーション株式会社代表取締役社長の吉岡余真人さんと、会議通訳者・教育者の梅佳代さんです。国際会議を通訳する立場、技術・設備を提供す...

【第20回】チャーリーの金融英語「The Moral Equivalent of War (戦争の道徳的等価物)」(2/2)

今回は特別編として、ウィリアム・ジェームズによる論文『The Moral Equivalent of War』(戦争の道徳的等価物)の日本語訳をお届けします(全2回)。 本エッセイは、1906年にスタンフォード大学で行われた講演をもとに執筆され、1910年に雑誌McClure’s Magazine に発表されました。 なお、このウェブ版(翻訳版)とは別に、以下の日本語訳の他に英語原文...

【第19回】チャーリーの金融英語『戦争に代わるもの――平和の中で勇気と規律を育てる』(1/2)

今回は特別編として、ウィリアム・ジェームズによる論文『The Moral Equivalent of War』(戦争の道徳的等価物)の日本語訳をお届けします(全2回)。 本エッセイは、1906年にスタンフォード大学で行われた講演をもとに執筆され、1910年に雑誌McClure’s Magazine に発表されました。 なお、このウェブ版(翻訳版)とは別に、以下の日本語訳の他に英語原文...

保護中: 【第25回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『サブスタンス』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第25回の作品は、デミ・ムーアの迫真の演技が話題になったR-15...

【第22回】通訳なんでも質問箱「AIの台頭による通訳者への影響について」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q. AIの台頭による通訳者への影響について 私は通訳・翻訳を仕事にしたい大学生なのですが、最近のAIの進化により、そもそもこれを...

保護中: 【第30回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「動詞とセットで」

【会員限定コンテンツ】 8月23日に新宿で開催されたJIF日本通訳フォーラム2025。私も放送通訳についてお話する機会を頂戴しました。 https://www.japan-interpreters.org/news/jif2025-sanae-shibahara/ そこで申し上げたのが、テレビ通訳と会議通訳の違い。具体的には「沈黙」についてです。 会議の同時通訳で多少...

保護中: 【第24回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『コンパニオン』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第24回の作品は、AIロボットを題材にし、今年アメリカで大ヒット...

保護中: 【第29回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「気分は考古学者」

【会員限定コンテンツ】 数週間前のこと。久々に国際会議同時通訳の仕事がありました。私の場合、学期中は大学での指導があるため、放送通訳と授業がメイン。会議通訳は必然的に長期休暇中ということになります。 今回、その現場で初めて目撃したのが「文字書き起こしソフト」。最近、通訳者の間で爆発的に普及しているそうです。ただ、私にとってはその現場が人生初遭遇。衝撃でした。いえ、文字書き起こしソフト...

【第21回】通訳なんでも質問箱「通訳延長について」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q. 通訳延長について業務の時間管理の責任はどの程度通訳者にあるのでしょうか?クライアントとゲストのあいだで話しが弾み、通訳業務が延長と...

【第14回】翻訳・通訳会社のクレーム処理「プロ通訳者のマナーって?」

翻訳・通訳会社は、翻訳者・通訳者には見えない舞台裏で様々なクレーム処理を行っています。本連載は目的は、その一部を紹介することで、翻訳・通訳会社が日々取り組む業務に関して理解を深めてもらうことです。執筆は現役の翻訳・通訳会社コーディネーター。登場人物はすべて仮名です。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。人材不足、通訳不足と言われ久しくなっており、お忙しい日々を送っていると思います。 ...

保護中: 【第23回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第23回の作品は、ティモシー・シャラメがボブ・ディランの若き日を...

【番外編】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「卒業試験不合格から7か月……」

40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院に入学した通訳(の卵)の2年間にわたる「海外留学奮闘記」。最終回では無念にも不合格となった卒業試験についてご紹介しましたが、今回は番外編として〈その後の7か月間〉についてお伝えします。 就業ビザが……下りない!? 実は卒業試験が終わって間もない今年2月頃に、日本ブランドの商品を展開する韓国企業から運良く就職内定をいただきました。 昨今、深刻な就...

【第15回】シリコンバレー徒然通訳テクノロジーだより「Google カレンダーをさらに便利に使う方法 その2」

皆様お元気でお過ごしでしょうか。先日カーラジオを聞いていたら、番組ゲストが車の初期不良でカスタマーサービスに電話した時に AI のようだったため「あなたは AI ですか?」と質問したら、「もちろん違います、生身の人間です」と返事があり「失礼しました」と謝ってさらに1時間ほど問題解決に至らない会話を続けた結果、やはり AI だと確信したという話が流れてきました。私も同じような経験があり、航空会社の...

保護中: 【第28回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「AIに癒される」

【会員限定コンテンツ】 同時通訳というのは常に時間との闘い。しかもCNNやBBCなどの英語ニュースの読みスピードは世界最速とも言われます。報道番組の場合は途中にCMも入りますので、通訳者の声もほぼ同じタイミングで「着地」せねばなりません。何を拾って何を落とすのか、その取捨選択も迫られるのですね。ちなみに私は現在指導している大学の授業でCNNをベースにしたテキストを活用、そこでシャドーイング...

保護中: 【第21回】あの通訳研究って、実際どうなの?「外交と通訳-トランプ大統領・ゼレンスキー大統領会談から見えたこと」

【会員限定コンテンツ】 梅雨入り宣言が出たものの、梅雨前線はどこかに消えたような猛暑があったかと思えば、今度は想像をはるかに超えた豪雨に見舞われ、変化の激しい6月となっています。 そんな中、中東情勢が再び大きく揺れ動く事件が起きました。前回も書きましたが、1月にトランプ大統領が誕生して以来、世界は大きく動いています。しかしその動きは平和や安定には程遠く、むしろ争いの種が拡大しているよ...

【JIF2025】鈴木小百合「NOW&THEN エンタテインメント通訳の移り変わり」

鈴木小百合 東京生まれ。小学2年から中学2年までをオーストラリア、シドニーで過ごす。 帰国後、聖心インターナショナル・スクール中等部に編入し、72年に同高等部を卒業。国際基督教大学教養学部語学科で異文化間コミュニケーションを専攻。大学卒業後、広告代理店勤務、イベント会社勤務などを経て、フリーの通訳・翻訳家に。演劇の現場での通訳としてスタートを切る。 その後、ジョン・パト...

第7回 JACI同時通訳グランプリ 入賞者の声

【学生部門】 グランプリ 松田佳奈(国際基督教大学) この度は、JACI同時通訳グランプリという名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。 地元であるアメリカ・アリゾナ州で行われた裁判において、日英通訳の現場を目にしたことがきっかけで、「自分の知っている言語を使って誰かの力になりたい」と思うようになり、通訳者を志して国際基督教大学に入学しました。大学では日本語を学...

【JIF2025】矢澤竜太「AIエージェントで実現するゲームローカライゼーションのパラダイムシフト」

矢澤竜太 翻訳キャリア20年超の英日翻訳者。2010年代よりカンファレンス登壇などを通じゲーム翻訳環境の改善に取り組んできた。最高のゲームAI翻訳を目指す姿勢に惹かれてDMM GAME翻訳に参加。日々改善・進化に勤しむ。自称「翻訳AIの牧羊犬」。 AIエージェントで実現するゲームローカライゼーションのパラダイムシフト グローバル展開が標準となった現代のゲーム市場において...

【JIF2025】森万純、山崎美保「大使館通訳のリアル」

森 万純 在日米国大使館 広報文化交流部 通訳小学校高学年から高校1年生の夏までをイタリアで過ごす。上智大学外国語学部英語学科卒業。在学中にイギリス、Durham Universityへ交換留学。大学在学中より通訳のアルバイトを開始。ギャップジャパン株式会社の社内通訳、イタリア大使館勤務、フリーランスの会議通訳を経て、現職。米国大使館が主催する講演会やレセプションパーティー、表敬訪...

【結果発表】第7回 JACI 同時通訳グランプリ

第7回 JACI 同時通訳グランプリの結果を以下の通り発表いたします。 【学生部門】 グランプリ松田 佳奈(まつだ かな)国際基督教大学 準グランプリ小松 あろは(こまつ あろは)Middlebury Institute of International Studies at Monterey 【一般部門】 グランプリ赤染 輝羽音乃(あかぞめ きはねの) 準グ...

【JIF2025】キニマンス塚本ニキ「激動の時代を読み解く新用語をアップデート!」

キニマンス塚本ニキ 英語翻訳者、通訳者、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。東京で生まれ、9歳でニュージーランドに家族と移住。オークランド大学で映像学や社会学を学びながらフェアトレード事業や人権擁護NGOで働く。23歳で日本に帰国後、フリーの英語通訳・翻訳として独立。TBSラジオの帯番組「アシタノカレッジ」パーソナリティを3年間務め、朝日ウイークリーやDIMEなどでコラムを連載。 ...

【JIF2025】大川日登美「自治体付き通訳者としての心得と準備~都市間交流の現場から」

大川 日登美(おおかわ ひとみ) 奈良県出身。関西学院大学文学部英文科卒業。大学卒業後オーストラリアに渡り、現地の専門学校で農業・園芸を学ぶ。2017年3月サイマルアカデミー会議通訳科(旧同時通訳科)修了。現在は某自治体で通訳・翻訳職を務めながら、フリーランスの通訳も継続中。 自治体付き通訳者としての心得と準備~都市間交流の現場から とある政令指定都市付きの通訳を担当し...

【JIF2025】JACI アウトリーチ部「学生との通訳学習を通じたアウトリーチの魅力と喜び」

菊池葉子 裁判官を目指し司法試験に挑戦するも限界を感じ、語学のプロへ転向。通訳学校の過程を修了して「複業」フリーランス日英通翻訳者に。現在は、司法、心理学と建築分野を中心に活動。他にも大学、企業、専門学校や個人向けにもそれぞれの目的に沿った語学レッスンを提供。京都市在住。 神田雅晴 2020年に千葉のテレビショッピング会社で社内通訳として勤務を開始し、現在は宇宙...

第8回 JACI特別功労賞 受賞者コメント 鈴木小百合

JACI特別功労賞受賞に際して この度は名誉あるJACI特別功労賞に選出いただき、大変嬉しく思います。私は子供の頃から演劇と映画が好きで、その分野で仕事が出来ていることだけで十分満足しているので、このような賞は身に余る光栄です。 八歳の時に父の仕事の関係でオーストラリアのシドニーに移り住み、六年間現地の学校で学びました。初めはひとことも話せなかった英語を一年くらいで概ね話せる...

第8回 JACI特別功労賞 鈴木小百合

日本会議通訳者協会(JACI)は2018年に、通訳業および通訳業界に多大な貢献をし、その発展に寄与した個人および/または組織の功労を讃えることを目的に、JACI特別功労賞を制定しました。 厳正な審査を経て、第8回の受賞者は鈴木小百合氏に決定しました。 鈴木小百合(すずき さゆり) 鈴木氏は演劇現場での通訳者として、戯曲の翻訳者として、そして30年以上にわたり東京国際映画...

第7回 JACI同時通訳グランプリ(2025)予選通過者

厳正な審査の結果、以下の方が2025年6月22日(日)に行われる本選に進出することが決定いたしました。当日は体調を整え、実力を遺憾なく発揮されることを期待しております。 (以下、順不同) <学生部門> 井原 菜緒(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)小松 あろは(Middlebury Institu...