8月 2022

保護中: 【第19回】翻訳家ありのまま「イギリスで翻訳の仕事にありつけたものの…」

“一流”と言われる企業を自ら希望退職し、社長がいう“無名の”大学院に留学するというのは、社長に言わせれば「意味がない」ことだし、同僚に言わせれば「もったいない」ことではあった。しかし30歳手前になっていた私にとって、その時期を逃せば一生後悔することになるという切迫感があった。出版翻訳家だけでなく同時通訳者にも憧れがあったので、1年でも早く留学してネイティブに近い発音を身に付けたかったからである。...

【第4回】探査工学から見た地球と宇宙「カーボンニュートラルについて(3) 」

前回のコラムで、CO2フリーの水素社会を実現するには、当面の間はCO2地中貯留が重要な役割を担うことをお伝えしました。残念ながら、このCO2地中貯留は日本ではあまり認知されていませんので、ここで紹介させて頂きます。 CO2地中貯留とは、火力発電所や製鉄所などでCO2を回収し、それを地中に貯留することで、大気中のCO2の排出を減らそうというプロジェクトです。CCSまたはCCUSというキーワー...

保護中: 【第18回】翻訳家ありのまま「私の退職後10ヶ月で翻訳部は消滅した」

振り返ってみれば、翻訳部は創設直後からずっとゴタゴタ続きだった。 しょっぱなから慶大卒スタッフが無断欠勤続きで解雇となったし、ミシガン大学大学院出身の男性も大型契約を潰す原因を作ったために「自宅待機」となり、中央大卒の営業部員は“人間としてやってはならない超ヤバいこと”をやったために即解雇となり、東外大卒スタッフも“ヤバいこと”をしたというきな臭い噂が社長の耳に入ったために1年で契約が打ち...

保護中: 【第38回】放送通訳の世界「全部聞き取れ・・・ません」

【会員限定コンテンツ】 通訳業界では、 「知らない単語は聞き取れない。聞き取れない単語は訳せない」 とよく言われます。未知のフレーズが出てきた場合、そもそもの意味を知らないわけですので、訳しようがないわけです。この「哲学(?)」に出会ったのは、まだ通訳者デビューする遥か前、確か通訳スクールに通っていたころでした。ちなみに私バージョンで追加するならば、 「知らない知...

保護中: 【第32回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材⑦」

【会員限定コンテンツ】 第26回から、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。最終回の第7弾の今回は、第25回が対象です。 第25回は「統計解析の通訳」(https://www.japan-interpreters.org/news/keitaro-morita-pharma25/)に取り組みました。 コラムでは統計的手続きを...

保護中: 【第4回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第二章 敗戦、国共内戦の時代 「満州」崩壊の日々 1945年の夏が近づくと、「新京」も内地と同様、灯りが外に漏れないように電灯を黒い布で覆うなど灯火管制が敷かれ、空襲に備えて家々の庭には防空壕が掘られた。わが家でも、一家が入れるだけの小さな防空壕が庭先に造られた。 わたしは庭の小さな砂場にレンガで囲った防空壕を作った。遊びの中にも戦争が反映され、戦時色が濃くなってきたのである。...

【第3回】手話通訳士への道「私の意識と社会意識ー私の育ち その2」

今回は、私が経験した出来事から、私をはじめとする人々や社会が障害(者)をどう見ていたのか。を、考えていただくためにいくつかの出来事を紹介します。 ●先祖(親)の因果が子に報う  次の出来事は、今の私が子供のころの記憶を呼び起こしているので、私の記憶の一端であることをご理解ください。  小学校の高学年の頃だったと思いますが、二人の大人が家に来ました。  私に話したことを親に...