5月 2021

【JITF2021】デブラ・ラッセル「なぜノートテイキングが必要なのか?」

デブラ・ラッセル カナダ人の認定通訳者・教育者・研究者。アルバータ大学の前デイビッド・ペイコフろう学教授。研究分野は通訳者を介した仲介教育、リーガル・ディスコースを含む法務の現場における通訳、ろう通訳者チーム等を含む。通訳に関する論文を数多く発表。実務者としても30年以上の実績があり、特に医療、法務、メンタルヘルス、雇用関係の通訳現場を中心に活動を続ける。地域・国・国際レベルで活動...

【JITF2021】井村千瑞「日本語版吹替翻訳 字幕と何が違う? 吹替翻訳の楽しさ」

井村 千瑞 大学卒業後、欧州専門の旅行会社に務めたあと、フリーランスとして映像翻訳を始める。英語とフランス語、字幕と吹替、幅広く手がける「よろず屋」です。 ※主な担当作品 「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」(字、吹)「シティコップ 余命30日 のヒーロー」(字、吹)「ディリリとパリの時間旅行」(吹)「シング・ストリート」(吹)「5月の花嫁学校...

【JITF2021】吉川美奈子「ドイツ語字幕翻訳の世界~英語以外の作品を訳すということ~」

吉川 美奈子 ドイツ語・英語字幕翻訳者。大学卒業後、在独の日系金融機関にて現地採用の枠で働く。帰国後、今度は東京のドイツ系金融機関へ。1992年から在宅で実務翻訳に、2000年から字幕翻訳に従事。主な翻訳作品は「東ベルリンから来た女」「ハンナ・アーレント」「帰ってきたヒトラー」「コリーニ事件」「僕たちは希望という名の列車に乗った」「名もなき生涯」「水を抱く女」「ハイゼ家 百年」「復...

【JITF2021】星野靖子「翻訳・通訳の調べ物とコーパス最新事情」

星野 靖子 英日翻訳者。大卒後、会社員として企画、編集、産業調査、海外IT製品の宣伝・PR業務を務め、翻訳・ローカライズ部門を経て2006年よりフリーランスに。マーケティング、エンターテインメント分野を中心とする翻訳や品質管理、企業の業界リサーチ支援、人文科学・ノンフィクション書籍の翻訳、編集協力に従事。リサーチを手がけた編集協力書に中村祐輔監修/柴田裕之訳『ディープメディスン A...

【JITF2021】倉林秀男 「オスカー・ワイルドで学ぶ英文法」

倉林秀男 杏林大学外国語学部教授(英語文体論)。オーストラリアニューカッスル大学修士課程修了、獨協大学大学院博士後期課程単位取得退学。修士(英語文化研究)、Master of Applied Linguistics(The University of Newcastle, Australia)、博士(英語学)。埼玉県や東京都の中学校や高等学校で教鞭をとり、2005年4月に杏林大学外...

【JITF2021】安達眞弓「レッド・ステイツをピンクに染めるお仕事-『クィア・アイ』ファブ5メンバー2名の半自伝を訳して」

安達眞弓 出版・実務翻訳者。幼少期から海外TVドラマに親しむ。海外赴任や留学の経験はないが、英語圏、フランス語圏の小説、TVドラマ、映画の海で溺れながら育つ。30代でフリーランスの実務翻訳者となり、40歳で日暮雅通氏に師事。以降、実務翻訳との2足のわらじを履きながら、海外ミュージシャンやセレブのメモワール(自伝)、ミステリの翻訳を手がける。単独訳書は13年で2桁に達した。自称“遅れ...

【JITF2021】木村由貴子「翻訳者からの起業と地方エージェントの挑戦」

木村由貴子 自動車関連を得意とする通訳エージェント、株式会社ブリジックの代表取締役。2014年に翻訳会社を退社し起業、現在は翻訳・通訳、語学研修、人材派遣を主業務とする。2017年 栃木県経営革新計画承認2017年 第2回とちぎんビジネスプランコンテストでリーシング賞受賞2019年 第18回女性起業家大賞で奨励賞受賞2020年 栃木県中小企業振興審議会委員就任 翻訳者からの起...

【JITF2021】豊田憲子「機械には無理!だからこそ意識したい『論理的・批判的』思考」

豊田憲子 クリティカルライティング研究会HAL主宰。英日日英実務翻訳者。 大学卒業後、外資企業翻訳部に配属。その後フリーランスに。論文翻訳の依頼を受けたことをきっかけに医学とテクニカルライティングを学び、国際学会発表論文や事業報告書などの翻訳を手掛ける。翻訳だけでなく原稿草案企画にも携わる。後進指導として翻訳学校や企業内指導経験は多い。 業界内活動としては「IJET25...

【JITF2021】ヘレンハルメ美穂「修行時代から現在まで~北欧翻訳事情」

ヘレンハルメ美穂 日本の大学でフランス文学を学んだが、その後フランス留学中に北欧の文化と文学に関心を抱き、スウェーデン語と翻訳を学びはじめる。2006年よりスウェーデン在住。2007年、アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『制裁』で初めてスウェーデン語の書籍翻訳を手がけ、以来スティーグ・ラーソン『ミレニアム』三部作(共訳)など訳書多数。 修行時代から現在まで~北欧翻...

【JITF2021】牛窪万里子「理解しやすい日本語通訳の伝え方~音声表現を意識する」

牛窪万里子 元NHK キャスター。「おはよう日本」「首都圏ネットワーク」等の報道番組キャスター、その他テレビ東京、CS朝日ニュースター政治討論番組のキャスター、リポーターとして活躍する傍ら、2002 年にフリーアナウンサー事務所、株式会社メリディアンプロモーションを創立。所属アナウンサーのマネジメントも手掛ける。大手企業等への講演活動やメリディアンアナウンススクールを運営し、話し方...

【JITF2021】蔭山歩美&ジョナサン・M・ホール「ペアで仕上げる英語字幕」

蔭山歩美 映像翻訳者。古書店に就職後、フェロー・アカデミーベーシック3コース(映像、出版、実務翻訳)と日本映像翻訳アカデミー(日英コース、英日コース)での学習を経て、フリーランスの翻訳者に転向。主に日本映画の英語字幕制作と、海外ドキュメンタリーのボイスオーバー日本語版台本制作を手がける。英語字幕は制作会社から依頼される商業映画だけでなく、監督やプロデューサーから直に依頼されて自主映...

【JITF2021】セリーヌ・ブラウニング、巽美穂、ブラッドリー純子「あれから1年半~RSIの過去・現在・未来を語る」

セリーヌ・ブラウニング 米国在住のフリーランス通訳者・翻訳者。2018年からRSIを開始し、IT、セールス、自動車、IR、国際ラリーなどのRSI通訳経験を持つ。2020年9月には日本翻訳者協会(JAT)の国際翻訳セミナーThe PROfessional Japanese-English Conference on Translation (PROJECT)の遠隔同時通訳のセッション...

第3回JACI同時通訳グランプリ(2021) 予選通過者

厳正な審査の結果、以下の方が2021年6月20日(日)に行われる本選に進出することが決定いたしました。応募者数の増加、応募者の実力の拮抗により、例年よりも審査に時間がかかる難しい年となりました。 当日は体調を整え、実力を遺憾なく発揮されることを期待しております。本選のテーマは後日JACIホームページにて発表いたします(本選進出者にはメールで通知します)。 (以下、順不同) <学生部門...

【JITF2021】マシュー・ペレー「通訳に活かせる演技スキル」

マシュー・ペレー 子供の頃から舞台の脚本を書き、19歳でエディンバラ・フェスティバル・フリンジにて独演でデビューしてからはパフォーマーとしても喜劇などの作品に出演して経験を積む。大学で複数の言語を学んだあとは会議通訳者としての訓練を経て、欧州委員会(ブリュッセル)のスタッフ通訳者として6年勤務。 その後はフリーランスに転向し、しばらくは通訳キャリアと舞台キャリアを別に考えてい...

【JITF2021】宮崎伸治「自己PRの方法と出版契約の考え方」

宮崎伸治 作家・翻訳家。著訳書は約60冊にのぼる。著書としての代表作に『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』(三五館シンシャ)がある。出版翻訳家デビューからベストセラー出版、数々のトラブルを経て本人訴訟に至るまでの実体験を赤裸々に告白した同書は発売直後からテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で話題となり、好評発売中。電子書籍でも購入可。訳書としての代表作に『7つの習慣 最優先事項』(キ...

【JITF2021】武田珂代子「通訳の歴史と戦争ーその今日的意義」

武田珂代子 立教大学異文化コミュニケーション学部教授。会議・法務通訳者、翻訳者としての長年の経験にもとづき、通訳翻訳の歴史、教育、社会文化的側面の研究に取り組んでいる。2011年までモントレー国際大学(MIIS、現・ミドルベリー国際大学モントレー校)翻訳通訳大学院日本語科主任。米国時代に外務省、カナダ政府の通訳者養成、通訳資格試験に従事。元カリフォルニア州認定法廷通訳者。MIISで...

【JITF2021】渡邉ユカリ「翻訳者になるため、続けるためのヒント」

渡邉ユカリ 頼まれると断り切れず許容量ギリギリまで引き受けてしまう自称お人よし実務翻訳者。メインジャンルは契約書、財務・会計書類などビジネス一般。と言いながら実際は特許と医療関係以外のあらゆるジャンルの英日・日英翻訳を引き受けて今に至る。フリーになるまでに社内翻訳をしていたのは愛知県下の食品会社、自動車部品製造会社の2社。2011年にフリーランスとして開業、2015年に出版翻訳オー...

【JITF2021】グリーン裕美「実践!通訳トレーニング」

グリーン裕美 会議通訳、外交通訳、グリンズアカデミー運営。在英歴20年あまり。 元バース大学大学院翻訳通訳修士課程非常勤講師。2009年~現在、ロンドン・メトロポリタン大学大学院会議通訳修士課程非常勤講師。英国翻訳通訳協会(ITI)認定会員(会議通訳・翻訳)、2018年ITI通訳認定試験で最優秀賞を受賞。 翻訳書には『ゴールは偶然の産物ではない』、『GMの言い分』、『市...

【JITF2021】丹埜段「通訳者・翻訳者の市場価値」

丹埜段 通訳者・翻訳者。IR通訳会社「アイリス」代表。http://iris-japan.jp昭和49年(1974年)、イギリス人の父と日本人の母との間に生まれ、日・英の教育を受ける。1998年に慶應義塾大学経済学部卒業後、三菱商事、モルガン・スタンレー証券でのサラリーマン生活を経て、2008年に通訳者に転向。野村證券のインハウス通訳者としてIR通訳を始める。2012年、IR通訳に...

保護中: 【第2回】遠田和子の無手勝流英文法「境目を意識せよ」

前回に続けて冠詞の話です。第1回では、日本人に特徴的な冠詞ミス「裸の C」(可算名詞の単数形を a, the, s 等なしの無冠詞で使う)を取り上げ、根本原因は日本語の名詞が不可算であると書きました。日本語ではモノに言及するとき「数える」必要がありません。 お昼におにぎりを食べました。 仕事でクライアントがこんな発言をしたら、皆さんはどのように訳しますか。ate a rice bal...

保護中: 【第1回】バズワード「AI」の取説「AIの歴史と機械学習・深層学習」

【会員限定コンテンツ】 今日、「AI(artificial intelligence、人工知能)」という言葉は、新聞などで目にしない日はないほど重要な技術として社会に浸透し始めています。一方でその技術の特性や意味合いを正確に理解している方はどのくらいいるでしょうか。筆者はコンサルタントとして大企業向けに機械学習と呼ばれる技術の導入を様々な業界で支援してきていますが、まだ世間のイメージとその...

保護中: 【第28回】放送通訳の世界「スクリプト、使う?使わない?」

【会員限定コンテンツ】 4月29日(日本時間)にアメリカ議会ではバイデン大統領の演説が行われました。私はその日、とある放送局で同時通訳を仰せつかり、大統領の今後に向けての方針を訳す機会に恵まれました。そこで今回は私が行った準備および「当日のスクリプト」に焦点を当ててお話いたします。 まず、政府要人の演説の場合、ご本人は原稿が映し出される「テレプロンプター」という機械を見ながら話を進め...

第4回JACI特別功労賞 受賞者コメント

名誉ある特別功労賞の受賞にあたり、まず貴協会関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。 身に余る光栄な出来事に恐縮するとともに、戸惑いがありましたが、貴協会の決定を真摯に受け止めるべきだとの家族や手話言語通訳関係者の声から受賞を決断した次第です。 また、手話通訳士としての「私」があるのは、ろう者の権利保障を目指す「ろう運動」、手話言語の認知を求める「手話運動」、ろう者が自らの...

第4回JACI特別功労賞 川根紀夫

日本会議通訳者協会(JACI)は2018年に、通訳業および通訳業界に多大な貢献をし、その発展に寄与した個人および/または組織の功労を讃えることを目的に、JACI特別功労賞を制定しました。 厳正な審査を経て、第4回の受賞者は手話通訳者の川根紀夫氏に決定しました。 川根氏は手話通訳者として長期にわたり他の範となる実績を重ねてきました。実務に優れるだけではなく、時代の要請に応じた手...

保護中: 【第27回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材②」

【会員限定コンテンツ】 前回から、少し趣向を変えて、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。第2弾の今回は、第4回~第8回が対象です。 第4回は「製薬営業の通訳」に取り組みました。本トピックのおススメ本はこちらです: 前田英二(2010).『医療用医薬品マーケティング 実務者が説く理論と実践』メディカルレビュー社. 目次は以...