12月 2019

【最終回】通訳留学奮闘記~ロンドンメトロポリタン大学編「Dissertation、レポート、卒業! そして…」

皆さん、こんにちは。 前回の記事からだいぶ期間があいてしまいました。あまりにも空いてしまったので、もしかしたら溝田は脱落したのではないかと思われた方もいらっしゃるかもしれません。そして、時間が経ってしまったのですが今回が最終回となりました。 ■Dissertation 前回はDPSIという公共サービスの通訳の試験のことを書きました。6月下旬に通訳の口頭試験、翻訳の筆記試験を終えました。そ...

保護中: 【第17回】放送通訳の世界「テレビ同通」

【会員限定コンテンツ】 日本では現在、複数のテレビチャンネルで海外のニュース番組を観ることができます。通訳者の名前が画面上に出るかはそれぞれの局次第です。私が過去から現在に至るまで携わってきたのが英BBC、米CNNおよび米CBS Evening Newsですが、自分の名前が出るのはCBS Evening Newsのみとなっています。 ところで先日、私はBS日テレの「深層ニュース」という...

【第9回】通翻訳者が知るべきBrexit「Brexit Election」

2019年12月12日(木)、UKで国会下院総選挙(general election)が実施された。英国では木曜日に投票を実施して深夜に開票を始めるのが伝統だが、日が短くて悪天候の冬に選挙を行なう伝統はない。冬の選挙は1974年、12月の選挙は1923年以来だそうだ。投票は午後10時に締め切られ、ほどなく出口調査(exit poll)の結果が発表されて、全国のEU残留支持者は奈落のどん底に突き落と...

【第5回】翻訳・通訳会社のクレーム処理「身勝手な振る舞い」

翻訳・通訳会社は、翻訳者・通訳者には見えない舞台裏で様々なクレーム処理を行っています。本連載は目的は、その一部を紹介することで、翻訳・通訳会社が日々取り組む業務に関して理解を深めてもらうことです。執筆は現役の翻訳・通訳会社コーディネーター。登場人物はすべて仮名です。 ついに今年も残すとこ、わずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ようやく本年の繁忙期も一息ついたころでしょう...

保護中: 【第8回】通翻訳者が知るべきBrexit「What does Brexit mean?」

【会員限定コンテンツ】 現在UKでは総選挙キャンペーンがたけなわだ。"Brexit Election"と呼ばれるこの選挙、現在の予想では保守党が過半数を獲得する勢いで、情勢が変わらなければボリス・ジョンソン首相の続投となり、立候補の際に「ボリス合意案に賛成する」との誓約を義務付けられた保守党議員たちが一致団結して離脱法案可決・離脱協定締結を推進し、1月31日をもってBrexitが成立というこ...

保護中: 【第9回】Welcome to the Ballpark!「8th Inning」

【会員限定コンテンツ】 みなさん、こんにちは。 前回の冒頭で、9月に「東レパンパシフィックオープン」に携わったと書きましたが、今回はそれに関連してテニス関係の仕事で経験したことについて書いてみようと思います。 まず、今回の東レパンパシフィックオープンでは、大坂なおみ選手が悲願の初優勝を果たしました。「悲願」と言うと、大坂選手が相当な悲壮感を持って臨んだように思われてしまうかもしれませ...

保護中: 【第5回】通訳ブースは宝の山「スポーツと通訳~人気の兆し」

【会員限定コンテンツ】 1.スポーツ通訳:人気の兆し 東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、アスリートたちがギアを入れている。テレビもスポーツ番組全盛で、その日に行われた試合の結果以外にも、さまざまなスポーツ番組が放送されている。扱われる競技も多く、幾多の苦難を乗り越えた一流選手の物語、これからが期待される新星の話、海外選手の動向やスポーツの科学的分析など実に盛りだくさんである。いつ、...

保護中: 【第22回】製薬業界の通訳「CROの通訳」

【会員限定コンテンツ】 第2回では臨床試験について取り組みましたが、製薬メーカーの多くは臨床試験の実際の業務をCRO(Clinical Research Organization;医薬品開発業務受託機関)に委託しています。第22回はそのCROの業務を見てみたいと思います。 臨床試験(clinical study[trial])を実施する際、製薬メーカー(=治験依頼者=スポンサー;spo...