6月 2017

保護中: 【第3回】モータースポーツの通訳「予備知識編その2 レースの仕組み(WHAT & WHY)―前編」

【会員限定コンテンツ】 2.予備知識編 その2 レースの仕組み(WHAT & WHY)―前編 本章でも、全く予備知識の無い方に向けて、全レースに共通する「視点(point of view)」を養っていただくことを最優先とし、前回に引き続き「無理やり一般論に落とし込んで」お話していきます。 1)レースの定義 レースとは「決められたルールに従って、競争し、勝者(順位)を決めること...

【第1回】知っていればこんなに楽しいワイン通訳~葡萄畑から食卓まで~「スパークリングワイン」

みなさん、初めまして。東京在住の通訳者の松岡由季です。今回から「ワインと通訳」の連載を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 おいしい料理とワインを楽しむのは大好きなのに、ワインの通訳は業界特有の用語や表現が多くて楽しめないというのはとても残念!でも実際そうなのです。英語の説明の中に突如として出てくるフランス語、聞いたことのないような香りの表現。膨大な知識が必要...

第10回|通訳者も、そうでない人も。ちょっと嬉しい文房具

update:2017/06/12 ここのところアプリ関連の話題が続いていたので、今回は非電脳系グッズのご紹介です。日々の業務にプラスして、来たるべき梅雨も明るく乗り切りましょう! さて、今回のトップバッターは・・・ ステッドラー テキストサーファー・ゲル リップクリームのように繰り出して使う固形タイプの蛍光マーカーです。「キャップを外したまま放置しても乾燥して書...

【7/29~7/30】真夏の通訳合宿(英語)

日本会議通訳者協会が学生から現役通訳者まで楽しんで学べる通訳合宿を開催します。逐次通訳の基礎からパナガイドを使用した同時通訳の演習まで、学ぶ意志とやる気があれば誰でも楽しめる内容になっています。2日目の通訳コンテストでは力試しのチャンスも!宿は箱根でもとりわけ静かにゆっくりと時間が流れると言われる温泉旅館 玉の湯。JACI会員に限らず、通訳の腕を磨きたい方であれば誰でも参加可能です。 お...

【6/25】「投資家の頭の中」~ワンランク上のIR通訳を目指して~

IR通訳に関するワーク・ショップやセミナーは数多くありますが、どれも、「この文章をどのように訳したら良いのか」、「このフレーズの意味は何なのか」、「役に立つウェブサイトや参考本は」というような断片的な知識の習得に留まっています。それよりも、「投資家はなぜこういう質問をするのか」「この質問の意図は何なのか」、が分かれば、通訳することがずっと楽になり、また投資家からも信頼される通訳が出来るようになりま...

保護中: 【第4回】つながっていたんだ!~通信・ネットワーク系の通訳で学んだこと「異色の住人たち」

前回は、通訳をする際にアタマの中の通訳の「お部屋の住人」と仲良くなる工程の説明でした。今回は、その住人たちの異色メンバーについてです。ネットワーク用語で慣れないうちにお会いすると戸惑ってしまう最たる住人、略語さんたちを各グループの個室に「仕分け」して、知らない人たちはずいぶん減りました。しかし、その個室に入っていただくことができない略語、けれども「この人たちって誰なんだろう?」という言葉がまだ資料...

保護中: 【第3回】製薬業界の通訳「非臨床試験の通訳」

【会員限定コンテンツ】 第3回目のテーマは「非臨床試験の通訳」ということでお話させていただきます。第2回では「臨床試験」についてお話ししたので、今回はその前段階となる「非臨床試験」をトピックとして選びました。 非臨床試験(nonclinical study)は、新薬の候補物質(=被験物質[test article ](substance, compound) )の有効性と安全性を科学的...

保護中: 【第1回】バスケットボールの通訳「テクニック編」

【会員限定コンテンツ】 私は小学校高学年でドッジボールにハマって以来、大学卒業までほぼ学業を放置してスポーツ一筋できたわけですが、その中でもバスケットボールは留学先の中学から大学3年で引退するまで、ほぼ毎日プレーしたスポーツです。部活のチーム練習がない日も近所の公園で大人に交じって朝から晩まで練習していました(北米ではいたる所に無料で使用できるコートがある)。特に大学時代はカナダの大学一部リ...

【第23回】現役通訳者のリレー・コラム「日英同時通訳で気を付けること」

(執筆・トム・エスキルセン) 表題のテーマで執筆を依頼された時、日本で宣教師をしていた父がよく言っていたことを思い出しました。たまに日本人牧師と欧米人宣教師が会議をする時、牧師が英日、宣教師が日英の通訳をすることが多かったそうですが、話がちぐはぐになったり、逆の意味で訳されたりする場面を父は何度も見てきたそうです。通訳の基本は、話し手の意図を理解し、忠実に伝えることなので、アウトプットが多少...

【第4回】はじめての通訳~通訳と訓練方法に対する誤解「全部訳さなければいけませんか?」

答え はい、原則として全部訳さなければなりません。 本タイトルを思い出してください。「はじめての」通訳。 情報をまとめ、省略などと考えるには早すぎるということです。 なぜこのような質問が? 他の言語ですが、話者が話した内容をかなり省略、あるいは増やして訳出している通訳者を見たことが何回かあります。 「何回もおなじことを繰り返してくどい」 「私の方がこの...