翻訳書

保護中: 【第4回】こう訳すか、ああ訳すか、それが問題だ「訳文を「等価」の観点から見直す(3)」

今回は文法レベルでの「等価」について考えてみましょう。 日本語は非常にユニークな言語ですから、どの外国語を翻訳するにしても、その外国語と日本語の文法の違いが「等価」を実現する上で障害になりえます。ただ、一口に「文法の違い」といっても多岐にわたり、すべてを網羅することは不可能ですので、ここでは無生物主語の訳し方について考えてみることにしましょう。 英語では無生物を主語にすることはよくあ...

保護中: 【第32回】翻訳家ありのまま「翻訳書が出したいんじゃなかったんかい」

30代の頃の私は次々と著訳書を出しており、執筆と翻訳で多忙を極めていたが、そんな中でもあちこちの出版社に売り込みをかけていた。 血気盛んだった私はアポイントも取らずに、自分の著訳書を持参して出版社に突撃することもあったのだが、そのうちの一つがH出版であり、たまたまそのとき受付に現れたのがT氏だった。 見たところ40代のT氏は嫌そうな顔をしながらこう言った。 「すみません、今ちょ...