エルビーニアユリア

【第28回】駆け出しのころ「同時通訳の思い出は、ビールとともに」

「私はプロになれるのだろうか」「いまやっていることは本当に役に立つのだろうか」―デビュー前に誰もが抱く不安、期待、焦燥。本連載はプロ通訳者の駆け出しのころを本人の素直な言葉で綴ります。 *** エルビーニア ユリアの人生を形成した幼少~学生時代「私は~です」と一人称で訳そうか、それとも「この人は~と言っています」と話し始めるべきか。名古屋の小学校で全校児童を前に、11歳の私は一瞬考え...