みんなの契約書プロジェクト(座談会)

通信やコンピュータ技術の急速な進化によって、私達のクライアントを取り巻くビジネス環境は急速に変化しています。「いつでもどこでも繋がる環境」「航空券やホテルのネット予約」「電話・テレビ会議システム」「ネット回線の高速化や大容量ファイル共有サービス」など、枚挙に暇がありません。ネットに海外の製品やソリューションの情報があふれ、日本企業が国外拠点でのビジネスを数多く展開する昨今、国境を越えたやり取りの敷居も下がっています。

かつて、多くの日本企業にとって「通訳を伴う外国人との会議や海外出張」は周到な準備をして臨むべき「一大事」でしたが、ここ10年ほどで「思い立ったら計画し、そしてキャンセルするもの」へと変わりつつあります。その結果、通訳者の働き方も大きく変化しています。そんな中、私達を何十年間にも渡って守ってきた業界の商習慣やビジネスモデルは、当時は想定外だった変化に残念ながら対応できていません。その結果、多くの場当たり的な対応を生み出し、条件の悪化や間接的な値下げにつながっています。それらは通訳者だけでなく派遣会社も苦しめています。

「みんなの契約書」プロジェクトでは、通訳者が集まって「あるべき姿」と「現状」のギャップを共有し、これからの時代に即した業務契約のあり方を考えます。その際は、理想論だけではなく、現実的な落とし所も考慮します。そして、それらの意見をもとに、法律の専門家の力を借りながら、現状に即した契約書~「みんなの契約書」~を作り上げます。「みんなの契約書」の作成を通じて法的な理解を深めることができれば、新規の業務はもちろん、既存のクライアントや派遣会社とのやり取りにも役に立ちます。

「みんなの契約書」は、明日からでも使える実用的なものを目指します。日々の業務に追われる多忙な通訳者に役立つものとなるばかりでなく、派遣会社の業務など、契約書を交わさないケースで問題が発生した時の対処の参考にもなることでしょう。私達を取り巻く環境は変化していますが、幸いその変化は始まったばかりです。「三方良し」の新たな商習慣を作り定着させていくにはまだまだ手遅れではありません。「みんなの契約書」一緒に作っていきましょう!

※本イベントはざっくばらんな座談会です。皆さんがお勤めの社名や取引先の社名等を公表していただく必要はありません。また、皆さんの個人名もお伝えしたくない場合はそれでも構いません。

お申し込みはこちらから

<イベント概要>


日時:2018年10月20日(土)14:00~17:00

場所:東京都千代田区神田錦町3-11 弦本ビル2F

参加費:無料、ただし要事前登録

参加資格:なし


人数:最大40人

<注意事項>

※ビデオ撮影はありません。

飲食物各自持ち込み可。

<主催>

日本会議通訳者協会

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