【JITF2020】児島修「ノンフィクション出版翻訳の素晴らしき世界 ~その特徴と制作の流れ、翻訳者に求められるもの~」

児島修

ノンフィクション出版翻訳者。1970年生。立命館大学文学部(心理学専攻)卒。ミニシアター運営会社勤務の後、株式会社エイブス、NECソフト株式会社(現NECソリューションイノベータ)、山根ドキュメンテーション(現TransPerfect)での翻訳業務を経て、2008年よりフリーランス。主な訳書に、『シークレット・レース』(小学館文庫)、『バーバリアンデイズ』(A&F)、『やってのける』(大和書房)など。読書と裏山散策が趣味。同業者の妻、娘(0歳)との3人暮らし。神奈川県逗子市在住。

ノンフィクション出版翻訳の素晴らしき世界 ~その特徴と制作の流れ、翻訳者に求められるもの~

みなさんは、「ノンフィクション出版翻訳」という言葉から、どのようなタイプの本を連想するでしょうか?この分野はとても幅が広く、ルポルタージュから自伝、人文書、ビジネス書、科学書、自己啓発書などをはじめとするさまざまなカテゴリーがあります。このセッションでは、まずノンフィクション出版翻訳の世界の全体像を概観し、読者としての視点から楽しみ方を探索してみます。

次に翻訳者としての視点から、1冊の本が企画され、翻訳や校正の作業をして刊行に至るまでの流れを、他の通訳・翻訳のジャンルとの違いにも目を向けながら説明していきます。このジャンルに求められる技法についても具体例を用いながら解説します。また、1冊を訳し終えるまでに数カ月を要する長丁場の仕事を乗り切るために、どのような心がけや工夫が大切かについても考えてみます。

ぜひこの機会に、ノンフィクション翻訳書の素晴らしき世界を覗いてみてください。幅広い分野でご活躍中の通訳者・翻訳者の方々にとって少しでもお役に立てるような内容になることを目指します。「自分も挑戦してみたい!」と思っている方にとってもご参考になれば幸いです。

そのために、このジャンルの面白さ、奥深さ、難しさをできる限りたくさん伝えてみたいと思います。どうぞお気軽にご視聴ください。みなさまのお越しをお待ちしております。

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