【JIF2016】原不二子「通訳市場の過去、現在、未来」

通訳市場の過去、現在、未来

会議通訳者をとりまく環境は、特に過去20年ほどで劇的に変化した。通訳者の数は増え、クライアントの要望は多様化し、様々な技術革新は通訳者の仕事の在り方を根本的に変えてしまったといっても過言ではないだろう。原不二子氏は常にその中心で活動し、環境の変化を注意深く観察してきた通訳者の1人である。本講演では原氏の会議通訳者としてのキャリアを振り返り、通訳市場の環境変化によりもたらされた影響、ならびに東京五輪とそれ以降の市場の展望を検討しながら、「社会に求められる通訳者」になるために必要な心構えについて考える。

 

原不二子

東京生まれ。上智大学大学院外国語学研究科博士課程修了。

フリーの通訳として活躍した後、女性のエンパワーメントを目的に1984年(株)ディプロマットを設立し、代表取締役社長となる。国際会議通訳者協会 AIIC(在スイス)会員、欧州連合公認通訳者、(財)尾崎行雄記念財団理事、学堂会代表。

著書: 『虎、世界を行く』、『通訳という仕事』(ジャパンタイムズ社刊)『通訳ブースから見る世界』(ジャパンタイムズ社刊)。

翻訳書:『尾崎咢堂自伝』(プリンストン大学出版会)『笹川良一』(イーストウィンド社)「日野原重明先生『十代の君たちへー 是非読んで欲しい憲法の話』(冨山房インターナショナル)。

ダボス会議、国際労働総会等数多くの国際会議の通訳者として活躍。 尾崎行雄を祖父に、 父は相馬藩主 相馬惠胤、母は、難民を助ける会、日韓女性親善協会 設立者,日英通訳者の大先輩、相馬雪香。


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