相川知子

【第27回】通訳者・翻訳者の子育て「バイリンガル子育てプラス2言語(後編) /スペイン語通訳者 相川知子さん」

(スペイン語通訳者 相川知子) ブエノスアイレス市立第一学校の中高部は5年制で、英語は週8時限ありました、さらに中学3年生から第二外国語として、フランス語が週4時限ありました。フランス語はスペイン語と同じヨーロッパ語族で似ているからか、子どもたちにとっては比較的簡単に覚えられる言語だったようです。 一方で、英語は難しいと感じているようだったので、生きた英語学習のため、アルゼンチンに留...

【第26回】通訳者・翻訳者の子育て「バイリンガル子育てプラス2言語(前編) /スペイン語通訳者 相川知子さん」

(スペイン語通訳者 相川知子) スペイン語が大好きでアルゼンチンのブエノスアイレスで通訳、翻訳を生業としています。配偶者はアルゼンチン人、二人の娘はアルゼンチン生まれです。ほっておいたら家族はみんなスペイン語のみであったでしょう。 しかし結果的に、現在19歳と18歳の娘たちの母国語はスペイン語で、日本語はあまり複雑なことや読み書きはできませんが、ほぼ母語です。さらに、英語とフランス語...

【第34回】駆け出しのころ「ブエノスアイレスで通訳に~何事も無駄にはならない~」

「私はプロになれるのだろうか」「いまやっていることは本当に役に立つのだろうか」―デビュー前に誰もが抱く不安、期待、焦燥。本連載はプロ通訳者の駆け出しのころを本人の素直な言葉で綴ります。 *** 私は地球の反対側、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス在住で、スペイン語通訳者として活動開始して今年で27年になります。 初めて正式に仕事として通訳をしたのは、1993年2月。当時JICA...