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保護中: 【第10回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『マーベラス・ミセス・メイゼル』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第10回の作品はエミー賞を席巻したコメディードラマの第1話で、字...

【第19回】通訳なんでも質問箱「同時通訳の精度を向上させるには」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q:英→日の同時通訳精度を向上させたいのですが、効果的・効率的な勉強方法があったらご教示下さい。英語を聞くことに集中力を奪われ過ぎて、訳...

【第17回】手話通訳士への道「私を支えた『運動・人・実践』」

私が手話通訳士への道を歩み続けられたのは、ゆがんだ人間観、社会観といった自分自身のゆがみと向き合うことを余儀なくされた通訳実践のおかげです。つまづいたり、自己嫌悪に陥ったりしたとき、いつも私を救ってくれたのは、ろう(障害)運動、手話通訳運動などに係る障害のある人はじめ多くの仲間たちでした。そして、社会のゆがみに対しては、行政施策の見直しや運動側に返す取り組みが用意され、ろう者の人権をめぐる運動と...

保護中: 【第7回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「~a yearbook photo~」

【会員限定コンテンツ】 幼少期に私はオランダとイギリスに暮らしていました。アムステルダムで通っていたのはアメリカン・スクール。よってカリキュラムは米国準拠のものでした。当時はアメリカ人の師弟に次いで日本人の生徒数が多かったですね。日本の高度経済成長期で、海外駐在員が増えていた時期でした。 その後、転入したロンドン郊外の私立女子校は英国国教会を母体にした幼稚園から高校までの一貫校。アム...

保護中: 【最終回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の多層化:インド太平洋における少数国枠組の発展」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 今回は、本連載シリーズの最終回となるが、すでに成熟化している日米同盟と異な...

保護中: 【第2回】こう訳すか、ああ訳すか、それが問題だ「訳文を「等価」の観点から見直す(1)」

前回、翻訳家が目指すべき2つの指針として正確さと読みやすさを挙げました。たいていの場合は、それで理想的な翻訳に近づけるといっていいでしょう。しかし例外があります。それは原文と訳文が「等価」になっていない場合です。「たしかに正確に訳してあるし、読みやすいけれど、原著者が意図することとは違ったニュアンスが読者に伝わってしまう」というケースです。 そこで、どうすれば「等価」の訳ができるのかについ...

【第4回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「留学生活のお金事情(奨学金いただきました!)」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は「留学生活のお金事情」と、いただいた奨学金についてです。 当然ながら、タダでは勉強できない 留学を検討している方からよく受けるのは「何にどれだけ費用がかかるのか」「どのくらい貯金しておけば足りるのか」という、お...

【第18回】通訳なんでも質問箱「強すぎるアクセントについて」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q.・英語が公用語の国(先進国ではない)・しかし大勢が都市ではなく地方出身・日本側の参加はごく少数この条件での通訳の場合、①英語ではない...

保護中: 【第4回】安全保障と防衛の日英通訳「防衛産業強化と防衛装備移転三原則」

【会員限定コンテンツ】 新たな防衛3文書に基づき、今年6月に『防衛生産基盤強化法』が成立しました。防衛産業を支援し、防衛生産・技術基盤を強化して、装備品の安定的な製造等を確保するための法律です。また与党は、防衛装備品の輸出ルールを定める『防衛装備移転三原則』の見直しに向けた検討を進めています。今回は日本の防衛産業再興や防衛装備の海外移転に関する政府の方向性を見ていきます。 防衛産業に...

保護中: 【第9回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『ハイジャック』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第9回の作品はイドリス・エルバが主演するサスペンスドラマの第1話...

保護中: 【第47回】放送通訳の世界「遅まきながらの自動翻訳」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳業がメインの私ですが、スケジュールの調整がつけば会議通訳業務もお受けしています。ただ、私にとっての問題点は「日英通訳への苦手意識」。いかんせん、日ごろ「英日」のニュース同時通訳が主流であるため、なかなか日本語から英語への変換活動をする機会がないのですね。 でも「通訳者」の看板を掲げている以上、「日英はデキマセン」と言うのはご法度。となると、自分で日ごろ...

保護中: 【第6回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「~the last person to…~」

【会員限定コンテンツ】 CNNの同通スタジオには広めのデスクとオフィスチェア、そして目の前には現地から放映されるテレビ画面があり、私たちはマイク付きヘッドホンを着用し、自分でスイッチをオン・オフします。また、調べ物用のパソコンもあります。2名で30分ずつ交代をしながら同時通訳をするのですね。 30分の間には2~3回のCMが入ります。CM時間はおよそ数分。お知らせの前にプレゼンターが”...

保護中: 【第11回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「日米同盟の課題:軍事同盟を超えて平和と繁栄に貢献するために」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 今回は、これまで軍事同盟として分析してきた日米同盟が今後インド太平洋地域の...

【第16回】手話通訳士への道「手話通訳士(者)の仕事を考えてみます Vol.3」

第14回、15回は、聞こえること、音声言語が前提の社会で生きるろう者・手話言語を通じて未熟さについて考えてみました。 全日本ろうあ連盟出版局の「新しい聴覚障害者像を求めて」のP314と、故市川恵美子さんの「手話通訳のあり方・動き方」P38に、このことが的確に表されている箇所があったので補強する意味で紹介します。 先ず「新しい聴覚障害者像を求めて」からです。 12歳の時失聴した、...

保護中: 【第1回】こう訳すか、ああ訳すか、それが問題だ「翻訳家は何を目指すべきか」

今回から「こう訳すか、ああ訳すか、それが問題だ」というタイトルで連載させていただくことになり大喜びしている宮崎伸治です。え? 宮崎伸治? もしかして…と思い当たる方もおられるかもしれませんが、そう、私はつい先日まで「翻訳家ありのまま」を40回にわたり連載をさせていただいておりました。 同連載では“翻訳そのものの苦労”ではなく、“翻訳以外の苦労”について語ってきたわけですが、それもそのはず、...

保護中: 【第46回】放送通訳の世界「自分のチカラでケアしたい」

【会員限定コンテンツ】 どのような仕事であれ、その業務特有の「副作用」があります。たとえばスポーツ選手であればケガは付き物ですし、ピアニストは腱鞘炎に見舞われたりします。カウンセラーの場合、クライアントの話に共感して疲労することもあると聞きます。 では放送通訳者はどうでしょうか?私は20年以上、この仕事を続けており、いつもやりがいと使命感を抱いて臨むようにしてきました。また、ニュース...

【第17回】通訳なんでも質問箱「現場での立ち振る舞いについて」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q.通訳者の派遣コーディネーターをしており、現場にも出ている者です。下記のような場面では、通訳者としてはどう対応すれば良いのでしょうか?...

保護中: 【第14回】あの通訳研究って、実際どうなの?「Lost in Translation ― 本当に意味が失われるの?」

【会員限定コンテンツ】 暑い暑い夏が日本を覆っていますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。近年登場した線状降水帯という言葉もすっかり定着するような気候になり、台風の影響や豪雨で被害が出ている地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。国連のグテーレス事務総長も、「地球沸騰化だ」と危機感を露わにしており、世界全体での対策が求められています。 さて、そんな暑い?熱い?日々...

【第15回】手話通訳士への道「手話通訳士(者)の仕事を考えてみます Vol.2」

前回は、聞こえること、そして音声言語が前提の社会で暮らすろう者の通訳に対する認識、そのことをふまえた手話通訳士(者)の動き方、仕事のあり方・やり方、そして通訳を通じての人間育ちについて触れてみました。 多くのろう者は「通訳はお願いして」用意できるものと考えているようです。 実際のろう者の認識からすると、人権施策とは程遠い状況にあると考えているのは私だけではないと思います。 私が...

保護中: 【第5回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「~debunk~」

【会員限定コンテンツ】 「通訳の仕事をしていて、『業界あるある』ってありますか?」 先日、学生から出た質問です。うーん、色々思いつきますよねえ。たとえば、 「つい何でも調べたくなってしまう。気になるとすぐ検索」 「不明単語が出ると宝物を掘り当てた気分になり、意味調べに勤しむ」 「日ごろ『他者』のことばを通訳しているので、プライベートになると『自分語り』で饒舌にな...

保護中: 【第10回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「バイデン政権時代の日米同盟:パワーポリティクスの復活」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 今回は、ジョー・バイデン大統領と菅・岸田政権との関係とロシア・ウクライナ戦...

保護中: 【第24回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

第六章 銀行の通訳時代 ― 1980~1990 日中経済界の蜜月時代 1980年の春、四年間の北京暮らしを終え一家で帰国して間もなく、ひょんなことから中国の知人を介して東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に紹介され、勤務することになった。 「銀行?勤まるのかしら…」、どうせ腰掛けで、早々に辞めるのではと思ったわたしだったが、なんと十年も居座ってしまったのである。 わたしの...

【第23回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「自分の思いを育む~書くことを通じて~」

通訳の仕事をしていると、さまざまなトピックに触れられますよね。私自身、この業務がなければおそらく出会わなかったであろう分野がたくさんあります。医学、最先端技術、国際政治、ノーベル賞、大統領選挙などなど数知れず。仕事のたびに猛予習をして臨む、そしてその世界の著名な方々のお話を訳させていただく。本当にありがたい職業だと思っています。 こうして多様な考えや価値観に触れられるのは恩恵です。でも、私...

【第14回】手話通訳士への道「手話通訳士(者)の仕事を考えてみます」

前回、「コロナ禍の手話通訳士(者)の仕事について」一般社団法人日本手話通訳士協会副会長の高井洋さんから課題となった点について報告していただきました。 コロナ禍、社会活動の制限により手話通訳依頼が激減し、手話通訳事業の存立さえ危ぶまれる状況が生まれ、手話言語通訳人材、手話通訳士(者)の身分保障などの課題も浮き彫りになったとの報告でした。 社会活動の制限は、手話言語通訳派遣事業所の存立が...

保護中: 【第40回(最終回)】翻訳家ありのまま「テレビ出演で知った“どす黒い闇”」

2022年2月某日、某テレビ局からテレビ出演の依頼が来た。40分番組のメインゲストで出てくれないかという。ウッソー、私がテレビに? でも本当だった。じつは正月明けあたりから、なぜだか知らないが自分がテレビに出る予感がしていたのだが、それがまさか現実のものになるとは。これぞクオンタムリープだ! わっはっはっはっ、これでいいのだ。 まあテレビといっても地上波ではなくネットテレビではある。でもい...

【第3回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「通大1年生、第1学期の1週間」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は、学期中における私個人の「平均的な1週間の過ごしかた」についてです。 課題に始まり、課題で終わる 結論から言いますと、学期中の生活=課題に追われる生活、です。 常に膨大な量の課題に追われています。奇跡的に...

【第16回】通訳なんでも質問箱「通訳現場での緊張」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q. 通訳業務に携わり15年も経つのに、今も現場でとても緊張します。遠隔通訳、特に自分以外にも当該外国語を解する人が複数いる場面では緊張...

保護中: 【第8回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『ザリガニの鳴くところ』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第8回の作品は全世界で累計1500万部を売り上げたミステリー小説...

保護中: 【第4回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「~balance the budget~」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳の仕事を始めてから一番気にかけているのは、「必要以上の無音状態を作らないこと=放送事故」です。放送事故は放送局によって定義が異なるようですが、ラジオの場合、無音状態が「5秒、13秒、20秒」続くと放送事故だそうで、総務省に報告の義務があるのだとか。大ごとになりますので、テレビの同時通訳もやはり気を付けなければいけません。 となると、いかに無音状態を回避...

保護中: 【第23回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

「小休止」のフィナーレ ところで息子はやがて通いなれた西頤小学校を卒業し、近くの名門校人民大学付属中学へ入学。「外国人村」の仲間、アンディーくん(注)やタイホワくんもみんな一緒だった。ただ、これは「推薦入学」によって入れていただいただけで、熾烈な受験戦争に打ち勝って入学したのではない。中学生になってからは宿題も増えたとみえて、夜12時頃まで机に向かう日々だった。 注:いまでは中国語を...