【JIF2025】JACI アウトリーチ部「学生との通訳学習を通じたアウトリーチの魅力と喜び」

菊池葉子
裁判官を目指し司法試験に挑戦するも限界を感じ、語学のプロへ転向。通訳学校の過程を修了して「複業」フリーランス日英通翻訳者に。現在は、司法、心理学と建築分野を中心に活動。他にも大学、企業、専門学校や個人向けにもそれぞれの目的に沿った語学レッスンを提供。京都市在住。

神田雅晴
2020年に千葉のテレビショッピング会社で社内通訳として勤務を開始し、現在は宇宙開発企業で社内通訳を担当。2021年第3回JACI同時通訳グランプリで優勝し、JACI理事を務め、2024年よりアウトリーチプログラムに参加。

齋藤亜生子
上智大学仏文科卒、東京学芸大学大学院国語教育専攻中退。米国公立学校で日本語教育に従事後帰国。通訳養成機関受講後、現在は自動車、半導体、IR、再生エネルギー、ビジネス分野を中心に通訳。東京在住。

松岡由季
フリーランスの日英通訳者。ブランディング会社やコンサルティング会社などでのビジネス通訳を中心に、企業イベントでのバイリンガルMC、ナレーションやボイスオーバーなどの声の仕事にも携わる。農学部出身の知識を活かし、ワイン醸造に関する通訳やイベントMCといった専門性の高い案件にも対応。神奈川県在住。
学生との通訳学習を通じたアウトリーチの魅力と喜び
JACIアウトリーチプログラムは、JACI会員通訳者が、全国の小中高等学校で通訳の『出前授業』を行うプログラムです。2022年に初めて三重県の高校で出前授業を実施してから今年で4年目、着実に活動の輪を広げ、現在はJACI会員と同理事含む計6名で運営しています。
日頃は、各現場で通訳業務に奮闘する私たちですが、ますます拡がる子どもたちのキャリア教育や英語学習に役立つスキルや知識をお伝えしたいとの思いから、社会貢献活動の一環として各学校に赴いています。若く好奇心にあふれる子どもたちを前に、出前授業が終わる頃には彼らのスキルアップのみならず、私たちもここでしか味わえない充足感で満たされるという、なんとも役得な活動です。
本講演では、過去に実施したアウトリーチ活動を写真や映像と共にご紹介しながら、授業内容やアンケート回答から見る子どもたちの反応、そして活動の魅力をお伝えします。