第7回 JACI同時通訳グランプリ 入賞者の声 【学生部門】 グランプリ 松田佳奈(国際基督教大学) この度は、JACI同時通訳グランプリという名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。 地元であるアメリカ・アリゾナ州で行われた裁判において、日英通訳の現場を目にしたことがきっかけで、「自分の知っている言語を使って誰かの力になりたい」と思うようになり、通訳者を志して国際基督教大学に入学しました。大学では日本語を学...
【第6回】探査工学から見た地球と宇宙「天然水素 ― 夢の資源になるか 」 日本は「水素社会」を目指している。二酸化炭素(CO₂)を排出しない「クリーンな燃料」として注目される水素は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた重要な柱の一つとされている。しかし、以前のコラムでも述べた通り、現在流通している水素のほぼ全ては石油や天然ガスなどの炭化水素から生成される「グレー水素」である。水素の生成過程で大量のCO₂が排出され、その多くが大気中に放出されているのが現状であり...
【JIF2025】矢澤竜太「AIエージェントで実現するゲームローカライゼーションのパラダイムシフト」 矢澤竜太 翻訳キャリア20年超の英日翻訳者。2010年代よりカンファレンス登壇などを通じゲーム翻訳環境の改善に取り組んできた。最高のゲームAI翻訳を目指す姿勢に惹かれてDMM GAME翻訳に参加。日々改善・進化に勤しむ。自称「翻訳AIの牧羊犬」。 AIエージェントで実現するゲームローカライゼーションのパラダイムシフト グローバル展開が標準となった現代のゲーム市場において...
【JIF2025】森万純、山崎美保「大使館通訳のリアル」 森 万純 在日米国大使館 広報文化交流部 通訳小学校高学年から高校1年生の夏までをイタリアで過ごす。上智大学外国語学部英語学科卒業。在学中にイギリス、Durham Universityへ交換留学。大学在学中より通訳のアルバイトを開始。ギャップジャパン株式会社の社内通訳、イタリア大使館勤務、フリーランスの会議通訳を経て、現職。米国大使館が主催する講演会やレセプションパーティー、表敬訪...
【結果発表】第7回 JACI 同時通訳グランプリ 第7回 JACI 同時通訳グランプリの結果を以下の通り発表いたします。 【学生部門】 グランプリ松田 佳奈(まつだ かな)国際基督教大学 準グランプリ小松 あろは(こまつ あろは)Middlebury Institute of International Studies at Monterey 【一般部門】 グランプリ赤染 輝羽音乃(あかぞめ きはねの) 準グ...
【JIF2025】キニマンス塚本ニキ「激動の時代を読み解く新用語をアップデート!」 キニマンス塚本ニキ 英語翻訳者、通訳者、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。東京で生まれ、9歳でニュージーランドに家族と移住。オークランド大学で映像学や社会学を学びながらフェアトレード事業や人権擁護NGOで働く。23歳で日本に帰国後、フリーの英語通訳・翻訳として独立。TBSラジオの帯番組「アシタノカレッジ」パーソナリティを3年間務め、朝日ウイークリーやDIMEなどでコラムを連載。 ...
【JIF2025】大川日登美「自治体付き通訳者としての心得と準備~都市間交流の現場から」 大川 日登美(おおかわ ひとみ) 奈良県出身。関西学院大学文学部英文科卒業。大学卒業後オーストラリアに渡り、現地の専門学校で農業・園芸を学ぶ。2017年3月サイマルアカデミー会議通訳科(旧同時通訳科)修了。現在は某自治体で通訳・翻訳職を務めながら、フリーランスの通訳も継続中。 自治体付き通訳者としての心得と準備~都市間交流の現場から とある政令指定都市付きの通訳を担当し...
【JIF2025】JACI アウトリーチ部「学生との通訳学習を通じたアウトリーチの魅力と喜び」 菊池葉子 裁判官を目指し司法試験に挑戦するも限界を感じ、語学のプロへ転向。通訳学校の過程を修了して「複業」フリーランス日英通翻訳者に。現在は、司法、心理学と建築分野を中心に活動。他にも大学、企業、専門学校や個人向けにもそれぞれの目的に沿った語学レッスンを提供。京都市在住。 神田雅晴 2020年に千葉のテレビショッピング会社で社内通訳として勤務を開始し、現在は宇宙...
第8回 JACI特別功労賞 受賞者コメント 鈴木小百合 JACI特別功労賞受賞に際して この度は名誉あるJACI特別功労賞に選出いただき、大変嬉しく思います。私は子供の頃から演劇と映画が好きで、その分野で仕事が出来ていることだけで十分満足しているので、このような賞は身に余る光栄です。 八歳の時に父の仕事の関係でオーストラリアのシドニーに移り住み、六年間現地の学校で学びました。初めはひとことも話せなかった英語を一年くらいで概ね話せる...
第8回 JACI特別功労賞 鈴木小百合 日本会議通訳者協会(JACI)は2018年に、通訳業および通訳業界に多大な貢献をし、その発展に寄与した個人および/または組織の功労を讃えることを目的に、JACI特別功労賞を制定しました。 厳正な審査を経て、第8回の受賞者は鈴木小百合氏に決定しました。 鈴木小百合(すずき さゆり) 鈴木氏は演劇現場での通訳者として、戯曲の翻訳者として、そして30年以上にわたり東京国際映画...
第7回 JACI同時通訳グランプリ(2025)予選通過者 厳正な審査の結果、以下の方が2025年6月22日(日)に行われる本選に進出することが決定いたしました。当日は体調を整え、実力を遺憾なく発揮されることを期待しております。 (以下、順不同) <学生部門> 井原 菜緒(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)小松 あろは(Middlebury Institu...
【JIF2025】通訳相談会【対面&遠隔】 ※相談員は変更になる可能性があります。 齋藤亜生子 上智大学仏文科卒、東京学芸大学大学院国語教育専攻中退。米国公立学校で日本語教育に従事後帰国。通訳養成機関受講後、現在は自動車、半導体、IR、再生エネルギー、ビジネス分野を中心に通訳。東京在住。 相談分野:子育てとの両立/女性のライフイベントとの両立/純国産な人(帰国子女でない人という意味)の英語勉強法/社内通訳とフリー...
保護中: 【第22回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方 『フレンズ&ネイバーズ』 【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2024年は映画館で140本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第22回の作品はコメディー要素のある犯罪ドラマかつ家族ドラマのシ...
【JIF2025】通訳機材展示・お試し会【対面・池袋】 バルビエコーポレーション株式会社 バルビエコーポレーション株式会社は通訳機材の角度から最高の通訳環境を追求するために設立された会社です。様々な通訳環境を常に検証し、学びを業務に反映することで改善を続けています。今回の通訳機材展示・お試し会では様々な展示機材を提供しますので、ぜひ多くの通訳者・通訳関係者の皆様に機材別の比較検討や試聴体験をしていただければ幸いです。 代表取締役 ...
【JIF2025】岩田晶子「分かったつもりを認識しよう――インドネシア語コミュニティ通訳の事例で」 岩田晶子(いわたあきこ) インドネシア語通訳歴20年以上。外務省通訳研修講師、名城大学外国語学部非常勤講師。二国間会議や省庁での会議通訳から医療・司法等のコミュニティ通訳まで幅広く担当し、近年はウェブ会議通訳にも多数対応。インドネシア大学への留学、京都大学大学院での地域研究を通じて培った社会文化的背景への理解を基に、文脈に応じた的確な通訳を心がける。通訳者養成や教材開発では、現場経...