11月 2024

保護中: 【第21回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「今風の言葉も取り入れて」

【会員限定コンテンツ】 先日、指導先の大学生から興味深い質問を受けました。 「日本語も時代と共に変化してきたように、英語でもやはり言い回しなどは変わってきているのでしょうか?」 うーん、素晴らしい質問!私自身、あまり意識したことはなかったのですね。でも、CNNのニュースで過去の映像、それこそ第二次世界大戦のころのナレーションなどが出てくると、明らかに最近とは異なるように思います...

保護中: 【第9回】フランスとレイシズム「エコノミー・コロニアル:フランス海外県とその経済的支配」

【会員限定コンテンツ】  いくつもの植民地をかつて所有していたヨーロッパ諸国のなかでも、フランスが抜きん出て旧植民地に対して強力な支配を維持し続けている国であることは、よく知られている。なかでも中央アフリカから西アフリカにおいて流通している通貨Franc CFAは、フランスが各国に強制する経済的支配の道具としてしばしば批判の対象となってきた。通貨価値の安定性という建前のもとで現地の経済的発...

保護中: 【第14回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「監査」

【会員限定コンテンツ】  今回は、医薬品、医療機器等の規制のうち大切な役割を担う監査(Audit, Inspection)について説明します。会計監査等の薬事規制の枠外の監査は今回は取り上げませんので予めご了承ください。 監査とはなにか、なぜやるか  ある組織等に定められた枠組みが守られているかチェックするための活動です。基本的には、ある業務に対して定められた手順を守って実施さ...

【第11回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「卒業、できないかもしれない……」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回はいよいよ間近に迫った卒業試験の話です。 「卒業試験」とは 大学院に通っていることを伝えると、たいてい返ってくるのが「卒論って書くの?」という質問です。 結論から言うと通訳翻訳大学院の修士課程の場合、卒論が...

保護中: 【第20回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「やっぱり意訳」

【会員限定コンテンツ】 私が通訳養成所に通っていた頃、先生方が呪文のように述べておられたのが、 「通訳という行為は、何も足さず、何も引かず」 でした。つまり、話者の意図を尊重するのが第一であり、通訳者が付け足したり差し引いたりしてはいけない、ということなのですね。これはとても大事なことであると私自身、感じています。 しかし、長年この仕事を続けるにつけ、この考えもTPOによ...