【JIF2018】松下佳世「通訳者のパラレルキャリアを考える」

松下佳世

立教大学 異文化コミュニケーション学部・研究科准教授(PhD)、会議通訳者。朝日新聞記者、サイマル・インターナショナル専属通訳者を経て、教育と研究の道へ。2014年9月から国際基督教大学教養学部准教授。2017年9月から現職。通訳翻訳の理論と実践を中心に、学部・院で講義や実務訓練、論文指導を行っている。著書に『通訳になりたい!ゼロからめざせる10の道』(岩波書店)など。『通訳翻訳ジャーナル』(イカロス出版)で「通訳翻訳研究の世界」を連載中。サイマル・アカデミーのインターネット講座『基礎からはじめる通訳トレーニング」』 の講師も務める。

通訳者のパラレルキャリアを考える

いますでに通訳者として活躍している人も、これから通訳者になりたいと考えている人も、この仕事について一番心配なのは、その「不安定さ」ではないでしょうか。体調を崩しても有給休暇は取れないし、あてにできる退職金もない。年金も自分で積み立てているだけなので、なんとも心細い。そんなとき、「ほかにも収入源があれば…」と心の中でつぶやいたこと、ありませんか? もし答えがイエスなら、ぜひこの講演を聞きに来てください。

本講演では、14年勤めた新聞社を辞め、会議通訳者に転身した講師が、大学という「居場所」をうまく使いながら、通訳者×教育者×研究者×ライターという掛け算キャリアを築いた方法を皆さんに伝授します。学習意欲の高い通訳者にとって、図書館やオンラインデータベースが使い放題の大学を利用しない手はありません。大学と接点を持つことの意外なメリット(!?)も、具体例を交えてご紹介します。「人生100年時代」を生き抜くためのキャリア戦略を、ともに考えましょう!


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