【第7回】フリーランス通訳になる前に 知っておきたい知識

(執筆・マイヤーズ若菜

私は東京出身、大阪在住の駆け出し会議通訳者です。去年まで関東の外資系企業に勤める社内通訳でしたが、夫の仕事の都合で大阪へ引越しフリーランス 通訳になりました。フリーランスになる前は、守られた会社員生活を離れる不安もありました。幸い、フリーランスで働くために必要なビジネス知識をある程度 持っていたため転身する決心がつきました。

この知識は、米国カリフォルニア州にあるモントレー国際大学(現在のミドルベリー国際大学院モントレー校)で会議通訳を専攻していたこ ろ受講したTranslation & Interpretation as a Professionという授業で得ました。日本語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語、韓国語の通訳プログラム生の合同授業で、ヨー ロッパや北米をベースに稼働するフリーランス向けの内容が主でしたが、日本の市場にも充分応用できる内容でした。

今回のコラムでは、フリーランス通訳者になりたい方に向け、この授業で学んだフリーランス通訳のためのビジネス関連ノウハウを一部紹介 させていただきます。一般的には、通訳学校卒業後、現場の経験を積む中で自ら徐々に学んで行く内容だと思いますが、フリーランスデビューする前に知ってお いた方が落ち着いて現場に挑めるのではないかと思います。ただ、この内容は、あくまで私が学生時代に学んだ内容と個人の経験に基づいたものです。状況に よっては適切でない場合もございますが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。

ここからは、スケジュールの問い合わせから会議を終えて報酬を受け取るまでの流れを時系列に沿って紹介します。

続きは「翻訳・通訳のトビラ」から