【第25回】英語以外の通訳市場 ~インドネシア語編~

(執筆・土部隆行)

「へえ、それは珍しいですね」
「いったいどうしてまた……」
初対面で「インドネシア語の通訳・翻訳を生業にしている」と言うと、こんな反応が返ってきます。

ナシゴレン(焼き飯)が広辞苑に載るようになっても、日本人にとってインドネシア語はいまだに縁遠く、それ一本で食べている人間はずいぶんと風変わりに映るようです。インドネシア語には、マイナー言語というレッテルが付いて回ります。希少言語だとか特殊言語などと呼ばれることもあれば、諸言語・その他の言語として十把ひとからげにされてしまう場合も少なくありません。

今回「インドネシア語の通訳市場」というお題を頂きましたので、そんな「マイナー言語」が日本国内でどのような現状にあるかを一現役通訳者の視点からお伝えしたいと思います。

なお、私自身は通訳と並行して翻訳の仕事もしており、ここで書いたことのほとんどは両方に共通した話です。翻訳にも関心のある方は、「通訳」を「通訳・翻訳」に置き換えて読んでみてください。

続きは「翻訳・通訳のトビラ」から