【第16回】遅れてやってきた通訳者

(執筆・白倉淳一)

通訳者になろうと思い立ったとき、50歳と数カ月になっていました。

学校を出てから日本の企業で28年間転職することもなく働いていましたので、通訳者になることはキャリアの大きな変化になりました。私と同じような経歴の通訳者にはまだ直接会ったことがありません。通訳学校のことや仕事との出会いなどで、少数派として何か参考になることをお伝えできるかもしれないと思い、このリレー・コラムを書かせていただきます。

まず少数派通訳者の経歴を少し。空調設備の設計・施工をする企業に入社し、会計、その後給与計算や人事を担当しました。会計担当の時に英領香港(当時)に3年滞在し、インターネットもない時代でしたのでほぼ英語だけの生活となり、これがきっかけで帰国してからも英語の学習を続けました。

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