【第15回】北欧ノルウェーに住んで

(執筆・木村博子)

皆さん、はじめまして。北欧ノルウェーのオスロ市に住んでいる木村博子です。日本国内や英語圏内にお住まいの方々は、通訳や翻訳といえば、主に日英、英日だと思われているかもしれませんが、英語圏外に住み、多様な言語社会に生きている私達の状況はかなり違っています。

ノルウェーでの私の最初の通訳体験は、まだオスロに来て間もない頃でした。

ある会議での通訳を依頼されていた通訳者の方が、直前になって都合が悪くなったということで、当時オスロにあったJETRO Officeの方から私宛てに声がかかりました。ご相談を受けて「やってみましょうか」などと気軽に引き受けてしまったのですが、すぐあとに両国の経営者連盟間の交流のための会議という重要な会議だと知ってびっくりしたことを覚えています。

幸い、楽しい体験になり、その後もいろいろなお手伝いをさせていただくようになりました。乳母車持参で大学での講義をしたり、子どもを背中におんぶして講演を聞きに行ったり、ビジネスの打ち合わせに幼児を連れて絵本を読ませながら仕事をこなせたのは、やはり女性にやさしいノルウェーだからこそできたのだろうと思います。

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